学校いろいろ(中国)

注意点

この記事は2012年に執筆いただたい内容のため、状況等が大きく変わっている可能性があります。ご留意の上お読みください。

どんな学校で仕事ができるの?

日本語の需要はあります!

中国では、2011年の震災後、日本語を学びたいという人たちが若干減ってしまったものの、まだまだ需要はあります。以前は母国語+外国語1つが就職に有利な条件でしたが、今では母国語+英語+外国語になりました。特に、日本企業は中国全土にわたって進出していますから、やはり日本語を選ぶ人は多いです。また、日本のアニメや漫画は人気が高いので、その影響を受けてという生徒さんたちもかなり多いです。

学校の種類は?

さて、学校と言っても、どんな学校があるのでしょう?そして、どんな学校であなたは働いてみたいですか?ここでちょっと、一覧にしてみましょう。

就職難易度順(上から難→易) 日本語教師の働く現場

  • 大学(有名大学から小さい大学まで)
  • インターナショナル校(大都市に多いです)
  • 大専(短大と専門学校を合わせたような学校)
  • 私立学校(下は幼稚園から上は高校まで)
  • 語学学校(学校とはいえ会社です)

このほかに、個人で教えることもできます。その場合、教える場所は自宅・生徒宅・喫茶店など、いくつかあります。生徒さんとの話し合いによって決めることがほとんどです。

自分に合う学校は?

いくつかの選択肢が出揃いました。あとは、それぞれの学校の出す条件と、あなたの経歴や興味のある場所によって、選べるのではないかと思います。ちなみに、先ほどの一覧は、難易度の高い順に並べてあります。

私は日本語教師歴10年ですが、なかなか一番上の大学までは行けないですね、残念ながら・・・。それにはいろいろと理由があるのです。教師歴では負けないものを持っていても、他の部分がちょっとさみしいからです。派手ではないのです。  

では、どのように違いがあるのか、どのような難しさがあるのか、次のページで順番に見ていきましょう。

ビザが出るまで、辛抱一番!

専業と兼業の違いは何?

中国では、募集要項で「専業」「兼業」という言葉をよく見かけます。専業とは、いわゆる「正社員」として働くことです。しかし、外国人の場合、専業とは言っても基本的に1年契約です。

ですから、正社員や契約社員と考えたほうがよいでしょう。学校側は、ビザに関してきちんと手続をする義務があります。

それに対し兼業とは、いわゆる「パート・アルバイト」として働くことです。この場合、学校側ではビザに関して何もしてくれません。ですから、あなたが自前で用意しなければなりません。

専業でビザを出してもらおう!

専業で教師をする場合、まずは最低下記の条件が必要となります。

専業で教師をする場合の最低条件

  • 4年制大学卒業
  • 2年以上の日本語教師経験
  • 年齢60歳未満

これ以外に、日本語教師関係の資格があれば言うことなしですが、資格が絶対条件の英語教師と違って、日本語教師ならまあ、なくても通ることは多いようです。私は資格を持っていませんが、ばっちり通りました!さあ、これからビザ発給まで、長い道のりが始まります。

書類のやりとりと忍耐

さて、条件がクリア、学校側に書類送付をします。まず、上記条件を書面で証明しなければなりません。1は卒業証書、2は前雇用者からの雇用終了の証明です。

これらとパスポートの個人情報ページをスキャンして、学校側に送ります。家族帯同の場合は、婚姻証明や子供の出生証明、家族のパスポートも必要になります。

次に、学校側からOKの返事をもらったら、送付される契約書にサインをします。通常、中国語と日本語(英語の場合あり)の契約書2通です。内容は同じですが、どちらもしっかりと内容を確認し、納得できたらサインします。できない場合は、交渉・確認が必要です。

無事に契約書にサインをして送ったら、待ちます。とにかく待ちます。待つのはつらいですが、学校側もがんばってます。困ったお役所相手に、「招聘状」「ビザ通知表」「専家証」などを作っているのです。これがなければ、ビザもとれません。このあたりまで、約1ヶ月はかかります。

ようやく招聘状などの必要書類が出て、あなたの手元に送られてきたら、必要書類を持って在日中国領事館へ行き、ビザを出してもらいます。しかしこのビザ、就労ビザとはいえ1回のみの入国、3ヶ月の期限付きです。そう、中国に来てから、改めて手続をしなければならないのです。

専家証って?

ところで、先ほど「専家証」とありましたが、これは通常の「就労証」ではなく、専門家に出される就労証のことです。教師も専門家ですからね。きちんとスポンサーがついているという証でもあります。これがなくては、中国で(合法的に)仕事はできません。

あと一歩!居留許可

ビザも出て、ようやく中国に来ることができました。中国にきたら、入国日から3ヶ月以内にビザセンターへ行き「外国人居留許可」をとります。上海では割と簡単でしたが、広州は面倒でした。同じ国でも違いがあるなんて・・・。

まあ、どちらにしても、学校の担当者さんが同行してくれますから、必要書類をしっかりと確認して出向きましょう!書類提出後約1週間で出ます。

お疲れさまでした!これで、無事に中国で仕事ができます。合法的で安心です。え?じゃあ、合法じゃないのってあるの・・・?これについては、またあとでのお楽しみということで・・・。

高いハードル、大学講師

大学講師になれるの?

日本で大学講師になるためには、大学院へ行って、博士号をとって、論文をたくさん書いて・・・などと、かなりの難問がありますよね。普通、大学講師になるなんて、なかなか考えないことだと思います。しかし!中国では日本語教師として、講師になれるチャンスがあります!ハードルは高いけれども・・・。

大学講師になるために

中国の大学は9月から始まります。新年度の募集は、大体3月頃から始まります。もし、大学で働きたいのなら、早めに動き始めることをお勧めします。

では、あなたにどのくらいのチャンスがあるのか、チェックしてみましょう。

チェックリスト

  • 日本の(有名)大学を卒業している → はい or いいえ
  • 仕事をしたい大学に知り合いがいる → はい or いいえ
  • 仕事をしたい場所の大学をたくさん知っている → はい or いいえ
  • 日本語教師歴2年以上 → はい or いいえ

お約束通り、「はい」が多ければ、チャンスはあるはずです。「いいえ」が多ければ、かなり難しいと思ったほうが良いかも知れません。では、なぜそうなのでしょう?

日本の大学

書類選考の際、人事担当だけではなく、日本語科の方ももちろん関与します。中国の大学講師・教授たちは、留学経験がある人がとても多く、自分の知っている(聞いたことのある)大学卒業なら「ああ、あそこか!」となるんですね。これは有利です。

有名大学なら、中国の大事な?「面子」社会にももってこいです。華々しい経歴は、大学ホームページにも華を添えるのです。

大学に知り合いは?

ここで言う「知り合い」とは、掃除のおばさんや生徒さんではありません。少なくとも日本語科に関係している人、さらに上層部であれば望ましい「知り合い」です。中国はコネ社会でもあります。強力なコネは、時に経歴をもすっ飛ばしてしまいます。

どこの大学卒業でも問題ありません。急には無理でも、将来の夢のために、人脈はこつこつと作っていきましょう。袖振り合うも多生の縁です。また、自分が住みたい場所にある大学はしっかり調べて、ウェブサイトをまめにチェックすることも忘れずに!

何が高い?インターナショナル校

なんだか敷居が高いような・・・

インターナショナル校と聞くと、帰国子女?国際的?などと思ってしまいます。普通に日本で生まれて育った人には、敷居が高い感じも否めません。

このインター校、中国では主な大都市に存在しています。生徒のほとんどは仕事で赴任してきている帯同家族の子供たち。それ以外にお金持ちの現地の子もいます。学校は主に、日本人の子供に対して日本語の授業を組みます。また、外国語の一部としてカリキュラムに入れていることもあります。

厳しい条件が待ちうけている!

さて、このインター校で仕事をするには、なかなか厳しい条件がいくつもあります。あるインター校の条件は、こんな感じです。

インター校の条件

  • 母国語が日本語
  • 教師(種別問わず)として2年以上の経験
  • 日本の教師免許
  • IB(インターナショナル・バカロレア)プログラムに沿った教育経験者

条件1、2はまず大体の人がクリアできますが、問題は3、4です。3の場合、日本語教師の資格ではなく、教師免許です。私はいつか!と思い、勉強中です。そして、困り者の4。

これは、IBプログラムに関するウェブページなどで調べると、一応とっかかりになるような仕事も紹介されています。しかし、狭き門、なかなか難しいですね。

条件に合った待遇は素晴らしい

上記はあくまでも参考ですが、狭き門を無事に通過できると、それは素晴らしい待遇があなたを待っています。やはり例ですが、こんな感じです。

条件一例

  • お給料は日本語教師の相場よりかなり高い
  • 無料でアパート(家具・インターネット有)提供(光熱費自己負担)
  • ビザ費・渡航費・引越費用(家族分も含め)は学校が負担
  • 家族帯同OK、子供は無料でその学校に通える

どうですか?特に家族のビザで苦労している私にとって、夢のような条件です。さすがインター校、学費が高い分、雇用される人にもお金をかけてるのが分かりますね。みなさんも、いつかは!とがんばってみてはいかがですか?

日本の短大+専門学校=職業技術学校

大専って何?

ここ中国では、大学とは少し違う「大専」と呼ばれる学校があります。大学はアカデミックなイメージですが、大専は将来の仕事のために必要な知識などを実践的に学ぶ学校です。

大学が4年制というのに対し、大専は2~3年制です。日本の「高専」にあたりますが、大専はこう見てみると、タイトルの通り、「短大+専門学校」と言ったほうが分かりやすいですね。

職業技術学校では・・・

私が現在、仕事しているのがこの大専のひとつ、職業技術学校です。ここにはいろいろな学部・学科があり、生徒さんはその中で日々、いや、日夜勉強をしています。

学部の例を挙げてみると、応用外語・管理・貿易・応用デザイン・文化芸術・経済・旅行・公共事業・ITなどなど、それは多岐にわたっています。

この中で主に日本語を勉強するのは、応用外語系(ビジネス日本語学科)と旅行系(旅行日本語学科)です。その他の学部・学科でも選択授業として初級日本語が用意されています。

全日制とはいっても?

生徒さんたちは省内、また近隣の省からも集まるので、ほとんどの生徒は学校内の寮に住んでいます。そうすると、通う手間がなくなる分、授業時間が増やせます。ということは、昼間だけではなく、夜も授業がある、ということになります。では、一日の流れの例を見てみましょう。

午前

  • 6:30~7:30 起床・国旗掲揚・体操
  • 7:30~8:30 朝ごはん・読書
  • 8:30~11:35 授業(4コマ)
  • 11:35~14:00 昼ごはん・昼休み

午後

  • 14:00~17:05 授業(4コマ)
  • 17:05~18:00 夜ごはん
  • 18:00~21:00 授業(4コマ)
  • 22:45 消灯

授業1コマ40分、2コマ単位で行われます。ここで気になるのは夜の授業。一応、仕事時間のリクエストはできますが、同僚との調整などで場合によっては夜も仕事することになります。

独身ならもちろんのこと、子供がいても両親同居なら、ばっちり入ってきます。ですから、仕事の時間帯に関しては少し覚悟が必要ですね。  

では、この職業技術学校について、専業と兼業に分けてもう少し詳しく見ていきましょう。

職技で専業教師

契約内容って、どんなもの?

さて、職業技術学校(以下「職技」)で専業教師として働きます。専業ですから、月給制です。その他、福利厚生などもありますが、以下の例を見てみましょう。

契約内容

  • ①基本給月5,000人民元+授業代1コマ(45分)60人民元×コマ数
  • ②アパート無料提供(家具・インターネット付き、光熱費自己負担)
  • ③契約終了後に往復航空券代6,000人民元+終了ボーナス3,000人民元支給
  • ④その他中国人教師と同様の福利厚生あり

①の授業代ですが、授業数が少ないと、もちろん収入も減ってしまいます。契約上では週12~20コマなどある程度決まっていますが、その差はひと月で2,000人民元。中国でこの金額はとても大きいです。

②の無料アパートは嬉しいですが、日本のアパートを考えないようにしましょう。学校内にある場合はなおさらです。また、光熱費の中でも電気代は以外と高いです。エアコン点けっぱなしなんて、とんでもない!

③の航空券ですが、中国に来るときの飛行機代はここに含まれています。来てすぐに清算はしてくれません。ただし、領収書はしっかり取っておき、何気なく担当者に話を振ってみるのはいいことです。場合によっては、半年後に半分出してくれることもあります。

④の福利厚生ですが、私の場合、中国の大きな休みの前に何度かお金をもらいました。ちっちゃいボーナスのようなものですね。また、端午の節句には粽、十五夜(中秋節)には月餅が配られました。

仕事の内容・スケジュール

職技では、主に旅行、ビジネス日本語を教えます。旅行日本語は、ガイドになるための日本語です。ビジネスは、そのままですね、会社で使う日本語です。どちらもレベル0、ひらがなから始まり、2~3年後には立派に敬語が使えるレベルに持っていきます。日本人教師は会話、聞き取りの授業を任されることが多いです。

さて、勤務時間ですが、基本的に、朝から夕方までの事務室における拘束時間がないところが多いです。出されたスケジュールによって、授業のある時間にきちんと授業をすればOKです。

時々、授業以外のイベントがあれば、その指導や参加はしなければなりません。これに対する報酬は、なしかあっても微々たるもの。期待せずにボランティア精神でいきましょう!

また、学期末にはテストをします。テストの時間は二通りで、一つは授業時間内、もう一つは学期末最終週の決められた時間です。後記について、報酬はありますが、やはり微々たるものです。

テスト後は採点や成績表提出もありますから、書類関係についてどんどん主任や同僚に聞いて、早め早めに済ませてしまいましょう。

その他、土日は通常お休みですが、中国の祝日前後は連休を作るために(!)土日と平日の入れ替えがあります。また、実習や研修などで通常の授業がキャンセルになることもあるので、きちんと情報を得るためにも、普段から同僚・生徒さんたちとの交流は大事です!

職技で兼業(アルバイト)教師

契約内容は、どんなもの?

さて、職業技術学校(以下「職技」)で兼業(アルバイト)教師として働きます。あくまでもアルバイトですから、時給制です。専業にあったいろいろな条件は、一気になくなります。以下の例を見てみましょう。

1.授業代1コマ(40分)150人民元×コマ数(週12~20)

これだけです。しかし、仕事内容やスケジュールに関しては、専業と同じです。同じことをします。契約期間は半年か1年ですが、待遇だけは大きく違います。住む所も飛行機代も、全て自分で負担しなければなりません。全て?じゃあ、ビザも・・・?

あくまでもアルバイト

「兼業」の字を見て分かるように、仕事を「兼ねて」います。つまり、その解釈から見ると、本業がある、ということになります。ビザのところでも書きましたが、外国人が中国で働く場合、きちんとスポンサーがいて、就労ビザを持っていなければなりません。

ですから、他の会社(実際は不可能に近い、忙しすぎて・・・)や学校に所属している人が仕事を掛持ちする時の雇用形態です。

本業は「主婦」?

ところが、時々本業を持たずに仕事をしている人もいます。よくよく聞いてみると、「本業は主婦なの」「いや、この仕事(兼業)が本業です」。じゃあ、どうやって専家証なしで仕事ができるの?と不思議に思えますが、これこそが、中国の醍醐味!使えるものは何でも使え!です。 

仲良きことは良きこと哉

これももちろん学校によりますが、専家証がなくても、ある条件をクリアすれば採用してくれることがあります。

条件

  • 配偶者がその学校で専業教師として働いている
  • 配偶者がその学校以外で働いている

どちらかに合えば、採用率は高いです。一応、職技は公立学校ですから、ある程度身元が分かっている、つまり、専家証あるいは就業証を持っている人の家族ならいいだろうとなるんですね。

学校の担当者さんが関係のある政府部署の人たちと仲良しだと、いっそう採用枠も広がり、採用率も上がるようです。また、大学を卒業していなかったり、年齢が60歳を越えていると就労ビザはまず厳しいですが、この方法で教師をされている人もいます。  

学校その他関係者もそうですが、夫婦も仲良きことが一番だなあ、と、改めて感じられますね!

完全寄宿制、私立学校

年齢の幅が広い!

中国には、インター校とは違うけれど、現地のお金持ちの子供がよく行く、私立学校も多数存在しています。主に、大都市近郊の都市に多いようです。  

さて、この私立学校のほとんどは寄宿制です。寄宿制というからには、校舎の他に、生徒・教師の寮も必要ですから、キャンパスは広いです。さらに生徒を見てみると、下は幼稚園生から、上は高校生までと、幅が広いです。いわゆる一貫教育ですね。

契約の内容は?

この私立学校、契約の内容としてはほぼ職技の専業と同じです。学校によってもちろん条件は違いますが、若干の違いの例として、以下の通り。

契約内容

  • お給料は月給制(約6,000人民元~資格・経験による)
  • アパート無料提供(キャンパス内外国人教師専用・光熱費学校負担)
  • 帯同家族の子供は無料でその学校に通える

私立学校では、どちらかといえば専業教師がほとんどです。やはり立地条件によるところが大きいと思います。大都市近郊、交通の便は通勤にはちょっと・・・です。

変則カレンダーと送迎バス

私立学校の生徒のほとんどは、大都市から来ています。休みの日には家に帰る子供も多いですが、毎週毎週では移動が大変。そこで、2週間1セットの変則カレンダーが使われます。10日授業+4日休みのパターンです。

といっても、2週目の水曜日午後は、もうお迎えの車がいっぱい!にぎやかです。次の日の朝早くには、大型観光バスが何十台と待機、各方面に向かって生徒を送ります。時々、大都市の空気を!と外国人教師もこれに乗って遊びに行きます。

アパートはどこの国?

外国人教師は専用アパートに住みます。家具・電化製品もほぼ揃っており、他の教師寮に比べて、ほんの少しだけ欧米仕様になっています。寮の大半は英語教師なので、共通語は英語です。アメリカ・ヨーロッパ・アフリカなどなど、いろいろな国から来ているので、それぞれの国の文化を味わえるのがいいですね。校内でもここは異色のアパートです。

私が初めて日本語教師として仕事をしたのがここ、私立学校。初めは英語で交流するのが恥ずかしく(間違えたらどうしよう!!)部屋にこもりがちでしたが、慣れてくると、間違いなんて気にしなくなっちゃいます。おかげで英語も上達したし、彼らを見て(みんな心が逞しい)私も日本語教師としてやっていこうという気持ちも強くなりました。

生徒の多様さにびっくり!語学学校

会話かな?文法かな?どっちにしよう?

みなさんの中で、駅前に留学したり、スーパーに似ている名前の学校に通った経験がある人はいませんか?日本でもこのような学校はたくさんありますが、ここ中国でも、英語に限らず日本語、韓国語と、会話学校はあちこちに存在します。

また、会話よりも語学系の試験に合格したい!と文法中心の勉強をするための学校もいくつもあります。では、大きく3つに分けて紹介しましょう。

語学学校の種類

  • 全日制の、主に試験対策のための学校
  • 全日制の、文法、会話、試験対策のための学校
  • コマ単位の、文法、会話がメインの学校

①は中国人教師がほとんど中国語で教えるので、日本人教師の需要はあまりありません。  

②は総合的に日本語を教える学校です。全日制で、生徒さんは毎日学校で勉強をします。中国人・日本人教師がそれぞれの特性を生かして日本語を教えます。ただし、数としては少なめです。

③は1コマ一時間で、主に会話を中心に日本語を教えます。仮名や簡単な挨拶などは中国人教師が教えますが、ほとんどは日本語教師の直説法(日本語)による授業です。日本人教師の需要が一番高く、募集も多いのがこの会話学校です。

生徒さんはどんな人たち?

これらの学校の中で、やはり就職のチャンスが多い、会話学校に焦点を当てて、話を進めていきましょう。会話学校の営業(?)時間はだいたい朝10時ごろから、夜9時ごろまでです。土日は夜7時ごろまでになります。  

平日の昼間の生徒は、主婦や自由業の人が多いです。それから、無職の人・・・。特に大都市生まれの20代の人に多いですね。夕方になると、学生が増えてきます。中には小学生もいますが、通常は中高・大学生です。そして、夜になると仕事帰りの人がほとんどになります。

こうやって見ると、年齢層・職業どちらをみても、その幅の広さにはびっくりします。そして、いろいろな人たちがいるクラスで、いかに上手にまとめていくかが、日本語教師としての腕の見せどころともいえます。

語学学校で専業教師

契約内容は、どんなもの?

さて、語学学校(以下会話学校)で専業として働きます。専業ですから、月給制です。例のごとく学校によって条件は違いますが、以下の例を見てみましょう。

契約内容 一例

  • ①基本給月7,000人民元(基本授業数100コマ)+基本以上は1コマ70人民元
  • ③住居手当月1,200人民元
  • ③契約終了後に往復航空券代5,000人民元(中国の公的領収書必要)

1のお給料ですが、月に1コマ1時間の授業を100コマこなして、基本給がもらえます。週に換算して25コマ、一日5コマですね。では、授業数が100に満たなかった場合は?・・・足りないコマ数分、減らされます・・・。働く学校(分校)が人気のある、生徒を多数抱えるところなら心配はありません。むしろ、それ以上の授業数をこなさなければなりません。かなり忙しいです。

3の往復航空券代ですが、学校によっては日本の領収書は受け付けてもらえません。私の場合、中国の領収書を集めなければなりませんでした。タクシー・バス・レストラン、とにかく集めまくり、面倒でした・・・。

勤務時間は・・・

会話学校の場合、あくまでも「会社」ですから、拘束時間があります。営業時間が長いですから、2シフト制をとっているところが多いです。例として、平日は10:00~19:00、12:00~21:00、土日は10:00~19:00の1シフトといった感じですね。  

また、お休みに関してですが、私が仕事をしていた頃は週休2日でしたが、最近は週休1日、週4日通常勤務、2日半日勤務(16:00~21:00)など、条件は厳しくなっているそうです(元同僚談)。しかも、夜・週末は生徒が一番多い時間帯ですから、この時間に勤務できない人は採用してもらえません。ああ、なんて厳しい条件でしょう!!

教材はどんなもの?

会話学校のよい点として、これは挙げておかなければなりません。教科書はもちろんのこと、授業の進め方(教案)はすべて揃っているところがほとんどです。。初心者でも、教案があれば何をすればよいのか分かりますし、ポイントもしっかり書いてあります。

これに、自分らしさをプラスしていけば良いのです。同じ課が回ってくれば、以前した時と同じようにすればよいのですから、慣れてくると予習の必要もなくなってきます。  

また、通常の授業以外に、文化授業などもあります。これは、各自でトピックを決めて用意をすればOKです。ある程度自由にできるので、あなたの腕の見せどころです。

こう見てくると、日本語教師を始めるには会話学校はいろんな意味でよい勉強になると思います。条件は厳しいですが、日本で会社勤めの経験があれば、やっていけるものです。

語学学校で兼業(アルバイト)教師

契約内容は、どんなもの?

さて、語学学校(以下会話学校)で兼業(アルバイト)として働きます。職技アルバイトと同様に、時給制です。専業にあったいろいろな条件は、もちろんなくなります。以下の例を見てみましょう。

1.時給1コマ60人民元

やっぱりこれだけです。そして、仕事内容やスケジュールに関してもやっぱり専業と同じです。契約期間は1年が基本、やっぱり待遇は大きく違い、全て自分で負担しなければなりません。では、アルバイトのみなさんはどうやっているのでしょうか?

ゆるさは抜群?

職技アルバイトでも少し紹介しましたが、例の「使えるものは何でも使え!」精神はここでも発揮されています。先の家族帯同のビザを持っている人はもちろん、それ以外にも、かなりのツワモノがお仕事をしていました。

1.留学生。普段は中国の大学に通いながら、夜は会話学校で仕事をして、生活費及びおこづかいを稼いでいました。

2.長期観光ビザ所持者。北京オリンピックや上海万博の頃は長期観光ビザの期間が短くなったりもしましたが、これでお仕事をしている人もいます。定期的に日本へ帰って、ビザをとるのが面倒ですが、主に大学卒業をしていない人が使う手でもあります。

アルバイト、とはいっても、特に2の場合、実質専業状態の人がほとんどです。学校側も、この「半専業」は安定している+経費が安く上がるという点で、採用してくれたりします。しかし・・・。

でも、それって・・・

そう、この採用の仕方、合法ではありません。当局に見つかった場合、雇用した人もされた人も、どちらも罰金を払わなければなりません。雇用された人は不法労働ですから、やはり即刻国外退去の道が待ち受けています。  

しかし、学校側もそれを承知で雇用しています。見つからないようにしているからです。仲良きことは~ですね。情報はしっかりとある筋から入るのです。

公安チェックの日

チェックの情報を仕入れた学校は、該当する教師を臨時で他の分校に移します。代わりに、そこから問題のない教師を移し、問題のない状態にします。

該当教師は、今日はA校明日はB校と、チェックが終わるまで放浪させられます。それぞれの学校で「新しい先生?」と生徒さんは口にしますが、学校は「研修です」と押し切ります。まあ、いろんな意味で「研修」になります。  

と、なかなか経験できないこともできるこの仕事。ちょっと笑えませんが、実際にあることです。安定はしていませんが、これで2年の教師経験を作る人もたくさんいるのがここ中国での現状です。

個人レッスンも有り

生徒はどこに?

中国に住んでいると、大都市であればその地域に関するフリーペーパーを多数目にすることができます。日本語や英語のフリーペーパーは、その地での観光・生活をより楽しむためのいわゆる情報雑誌、外国人の行く場所によく置いてあります。  

さて、この雑誌、何かと便利なもので、お店や就職情報だけでなく、個人掲示板のページもあります。ここに「言語交換求む!」がたくさんあります。ただし、日本語フリーペーパーには少ないのが難点。英語のフリーペーパーをお勧めします。

大丈夫かなあ・・・

英語で書いてあるからといっても、心配はありません。文章は短く「Japanese English Exchange」のような見出しですから、全てに目を通す必要はありません。その中から探せば良いのです。知らない人、しかも外国人・・・と不安に思うなら、まずは同性の人にコンタクトしてみましょう。異性の場合、これをきっかけに恋人探しということもありますからね。

やっぱり知ってるほうが・・・

全く知らない人では不安、ということであれば、友人・知人から紹介してもらうのもいいですね。雑誌に載せる気はなくても、日本語を勉強したい、覚えた日本語をキープしたいという人はたくさんいます。私は以前、日本在住歴のあるアメリカ人男性と個人授業をしましたが、在住していた当時の流行り言葉をたくさん使われて、びっくりしたことがあります。「ヤマンバ」「コギャル」って、いつの時代だー!!(でもなつかしい・・・)

授業料の相場は?

これは、なかなか難しいです・・・。相手によりけりというのが本音です。会話学校などの教師のお給料から換算すると、2012年現在では60~80元といったところですが、一対一だから、と100元近くでも大丈夫だと思います。また、相手の日本語レベル・内容にもよります。やはり全く知らない人を教えるのと、日本語キープでは、労力に大きな差があります。内容も、ビジネス日本語なのか、それともカジュアルな日本語なのかによっても違います。その点もしっかり考慮し、相手に伝えましょう。値段は相手との交渉次第ですから、お互い気持ちよくやりとりできる値段を決めるのが一番ですね。

映画の「個人授業」とはまーったく違いますが、ここからまた、新しいつながりが生まれます。時間がとれるなら、一度経験してみるのも良いと思います。

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