東京中央日本語学院 口コミ 公式サイト 幅広い分野の学習と実践的な活動

私は大学４年生の時に日本語養成講座を受講しました。きっかけは、大学１年生の時にオーストラリアへ留学した時からどことなく海外へ興味を持っており、海外で働くためのスキルとして持っておくと便利だと思い申し込みました。教育系の大学でしたので、小学校の教員採用試験に合格できなかったら海外で働きたいと思っておりました。

４年生だったので卒業論文や実習などと重なり、両立できるかは正直心配でした。しかし通ってみると、大学と違って様々な年齢の生徒さんがいる教室は新鮮で楽しく、お互い励ましあいながら学べる憩いの場でした。

この講座の一番の魅力は、実践的な授業がたくさん組み込まれていることだと思います。

最初は音声や文法など、先生になる為に必要な知識を座学でたくさん詰め込みます。

後半になってくると実技になり、それぞれが授業案・教材を作成してお互い、生徒役、先生役とロールプレイを行いました。模擬授業ではあらかじめクラスのみんなで日程を組み、全員が４、５回授業を行ったと思います。その時は教科書のユニットごとにやりたい単元を選び、教材研究をしたり、教具を作ったりとそれぞれ工夫しながら授業を作っていました。

日本人相手でもすごく緊張することが多く、とても良い経験でした。授業が終わってからもクラス全員でフィードバックを行って、改善点や良かった点をみんなで共有しました。クラスメイトの授業を見て、話し方や発問のいいところを真似することも大切です。

先生はほぼ全員現役で海外の生徒さんに教えている方々だったので、せっかくだったら先生方の授業も日本語を学ぶ生徒の目線で体験してみたかったです。
とはいえ、週１回、１年間という短期間で全てのカリキュラムを履修し、資格を取ることを求められているということで先生方もそんな余裕はなかったとは思いますが、、、

私は日本語教師になりませんでしたが、講座受講後に大学のベトナム人留学生に日本語を教えるボランティア活動に参加させて頂き、講座で学んだスキルを最大限活かすことができました！

当時大学４年生だった私は、「卒業までの1年間で資格を取りたい！」「しかも平日は講義とバイトがある！」ということで、なるべく短期間で修了でき、且つ土曜日に開校していたことが決め手となりました。
（ちなみに私は１月に入学して、１２月に資格が取れました。）

ユーキャン、ヒューマンアカデミー、アークと迷いました。

通信講座を申し込んで１人で黙々と勉強するというスタイルが苦手な私は、クラスメイトと共に頑張りたい！と思いユーキャンは無しになりました。他二つは平日に授業を行なっており、大学があって通えないので、土曜日開校のTCJを選びました。

カリキュラムについては、まず理論や音声などの授業で基礎知識をつけてから、実践的な授業がたくさん組み込まれていることが魅力です。

理論では人に教える上での心理学的な部分や、日本語を教える上で必要な音声の仕組み、日本語の文法についてなど、広範囲に渡って学びました。

実技では、クラスメイトとロールプレイをして実践的な技術を身につけました。メインの模擬授業では前々から授業準備をして分析をし、「導入・練習・活動」の大まかな型を元に授業を作っていきます。
指導案と、実際の授業をクラスメイトと先生に評価してもらうのは緊張しますが、自分では気づかないところを指摘してくれたり、逆に自分の長所を見つけてくれたりするので、すごく良い経験でした！

先生方にはよく現場の話しを聞かせてもらいましたが、例えば初級のクラスでは、知っている言葉が少ないので、話すときに語彙コントロールと呼ばれる、全て優しい言葉に直して会話をするというスキルを教えてもらいました。
あとは私たちが当たり前に使う文法を違った方向から質問されたりして困ってしまった経験だったり、家にいる時や電車の待ち時間には例文のことばかり考えてしまうというエピソードもありました。

先生方は私たちの質問に対して丁寧に対応してくださいました。先生によると思いますが、私が理論でどうしても理解できないところがあった時には、授業の合間の休み時間にわかるまで教えてくださる先生もいらっしゃいました。

当時大学生だった私は受講料の相場も分かりませんでした。内容もはっきりとわかっていなかった私は５０万円は正直高いと感じました。

他社の価格をみてみると、他のところもこのくらいの値段でしたので、高いなという不満が多少あったものの仕方ないと思いました。

実際通学してみると、授業料、教材費、Eラーニング（ネット上で授業動画をみることができる）、授業の振替などのサービスを考えるとそのくらいかかってしまうことがわかりました。

試験とは別に、コースを修了すると「日本語教師養成講座４２０時間修了」の資格が絶対もらえると考えたら、このくらいの価格が妥当なのではないでしょうか。この資格は、日本語教師になるために必要なものです。現場によりますが、この修了証を持っていれば、試験に受かっていなくても働くことができるところがあります。

テキストがすごく分厚くて持ってくるのが大変でした。短期のコースだったからなのか、教科によっては全然教科書を使わない分野もありました。テキストの中身は充実しており、勉強になりました。

先生によっては全てプリントでまとめて来てくださって、大事なところを、授業を進めながらみんなで埋めていくというスタイルの先生もいらっしゃって、そちらはすごくやりやすかったです。

例文や説明が多くなってしまうのは重々承知ですが、欲をいえば、もう少し薄い教科書でも良かったのではないかと思います。。。

教室運営に関してはとても良いと思います。
コロナが流行り始めたと同時に入学した私たちは、途中からオンラインの授業にシフトする時期がありました。先生やスタッフのみなさんが迅速に対応してくださり、すぐにオンラインの資料作成やプログラムを構成してくださいました。

また普段から積極的にコミュニケーションを取っていたので、先生だけでなく、事務の方ともお話ししたりしました。欠席時のわからないことも丁寧に教えてくださって助かりました。

私自身が日本語教師への就職活動をしていなかったので詳しいことはわかりません。申し訳ありません。

求人募集の紙は常に１０種類ほど廊下に貼ってありました。

試験に向けた対策や質問受付などをされている先生もいらっしゃいました。

私はとにかく実践の授業がためになったので、模擬授業をたくさんさせてくれる教室かどうかを基準に選ぶことをお勧めします！教材研究や教具の作成はしんどい時もありますが、絶対身になります。自分で実際に授業をやってみて後からビデオを見返すと、ちょっと恥ずかしいですが、すごーく勉強になります。座学も大事ですが、せっかく対面で授業できるのであれば、実技に重きを置いている教室がおすすめです。

私は元々公立小学校の教員採用試験に合格できなかったら海外で働きたいと思っておりました。
そこで海外で仕事に就くには、日本語教師が良いのではないかと思い、この講座を受けました。
しかし採用試験に合格しましたので、現在は日本語教師として就職はしていませんが、大学時代に日本語教師のボランティアに参加して、日本で働いているベトナム人を対象に、ビジネス会話を中心に教えていました。

実際に模擬授業で行なった活動を活かすことができましたが、唯一苦戦したのは発音の問題でした。
養成講座では対日本人で授業をしていましたので、文法や理論をわざと間違えてくれる生徒役の人がいても、発音まで外国人になりきってくれる人はいませんでした。

発音の部分は、実際に現場で学ぶべき分野だと感じました。
ボランティアは、スカイプのビデオ通話での授業だったので、身振り手振りで音の高低を説明したり、図にしたりして工夫しました。

そういった現場をいくつも乗り越えながら日本語教師の先生方は成長していかれるんだなと感じました。また機会があればやってみたいと思います。