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日本語教師養成講座 420時間

ヒューマンアカデミー文化庁届出受理講座 420時間 口コミ 公式サイト 知的好奇心が刺激され、日本語理解が深まる

  • 同好の士と日本語を学ぶ時間を共有できた
  • 教師が科目ごとに独立していて質問しづらい

🧑 KATSUさん・ 59歳・2022年修了

総合評価 4.0 ★★★★☆

十数年前、クライアントの専門学校で日本語教師という仕事を知り、興味を持ちました。昔から読書が好きで、仕事でしばらく編集職をしていた頃は、漢字検定を取得したりしていました。当時は子供も幼く、すぐに転職するにはリスクが高いと思いました。しかし定年を迎えた後に、第二の仕事として挑戦したいと思いました。3年前に赴任した支社と同じビルに養成講座が入っていることを知り、これも運命と思い、受講を決めました。自分は性格上、ひとりでコツコツ勉強するよりも、仲間と学ぶ方が性に合っていると思います。

養成講座では日本語の基礎知識だけでなく、日本語教師としての心構えや教え方を学ぶことができました。敬語を使わないティーチャートークや、学習者は自分以上に日本語が使えるようにしたいという心構えが印象に残っています。

割のいい仕事ではありませんし、このカリキュラムを修了し、検定試験に合格しても一人前とはいえません。教え方の講義は受けましたが、実際に教えるには一つ一つの日本語文法を自分で租借しながら整理して、もう一度学び直さないといけません。それでも当たり前に使っていた日本語の理解が高まりました。

自分より高齢の方や、子供のような年齢の同期たちに囲まれ、同じ時に同じ場所で日本語教育を学べることに知的好奇心が大いに刺激され、喜びを感じました。安くない授業料で、短くない受講時間でしたが、十分もとは取れたと感じています。

科目ごとの講義は充実していましたが、履修が終わると各教師との関係は切れてしまいました。検定試験に向けた質問を誰にすればよいか曖昧だったことと、教育訓練給付金に間に合わせるためのアドバイスが十分でなかったことが不満でした。それも今思えば、もっと自分から積極的に問い合わせるべきだったのかもしれません。

コロナで隔離中のホテルから、Zoom授業に参加したのが懐かしい思い出です。退職後は、日本語を学ぶ留学生やビジネスマン、技能実習生、生活者らに対して、心の架け橋となれるような日本語教師になりたいです。これからの自分にワクワクできるだけでも、受講した価値はあったと思っています。

この養成講座を選んだ決め手は?

仕事先の専門学校でこの資格の存在を知り、いつか養成講座を受講したいと考えていました。

教室に行くと、丁寧に説明をしていただいたのは当然ですが、あまり押しつけがましくなかったのも好印象でした。高額な講座でもあり、じっくり考えてから決めました。正直、見学した授業は地味でしたが、逆に堅実で真面目な印象を受けました。

もちろんヒューマンアカデミーという名前を知っていたのも、理由の一つではありますが、一番の決め手ではありません。赴任した勤め先と同じビルに養成講座があるのを知り、今しかないと思い、受講を決めました。

他のスクールと比較・検討しましたか?

インターネットで、420時間のカリキュラムが受講できる養成講座を比較検討しました。その時比較した講座名は、記憶が定かでありません。結局、私の場合、立地が一番の選択理由でした。

講師・カリキュラム 4.0 ★★★★☆

おそらく日本語教師の現場も同様だと想像しますが、通学時、教壇に立たれる講師はみなさん個性豊かでした。そして日本語に魅せられたマニアックな講師であるほど、講義内容は興味深く、魅力的でした。例えば音声学でご自身の子供の声を使った説明などは、とても面白く感じました。これまでの教師経験にもよるのでしょうが、未履修文法を初級の模擬授業で使うと厳格にダメを出される講師もいれば、絵に描いた餅のような授業に疑問を呈される講師もおられました。

実践講座でのリモート授業は、使い勝手の良い部分、悪い部分を知ることができ、とても良い経験になりました。いつどこにいても機材さえ整えば成立するのが、リモート授業の良いところです。実際、私はコロナで隔離ホテルの部屋から実践授業を受けました。半面、発言の機会と内容がどうしても不自由で、自然に会話がしにくいことが課題に感じました。慣れもあるとは思いますが、将来自分がリモート授業をする際の参考にします。

当初は膨大な理論に面喰いましたが、実践とのバランスは良かったと思います。資格試験勉強をする際、質問の担当窓口がわかり難かったことは、少し残念でした。

  • 受講した曜日と時間帯: 平日の夜・土日の昼
  • 1クラスの人数:約20人
  • 重視されていたカリキュラム: 全体的にバランスよく

授業料 5.0 ★★★★★

合計:61万5,808円(税込)

    • 入学金:3万3,000円
    • 授業料:54万4,940円
    • テキスト代:3万7,868円

授業料を知って、一度は諦めました。日本語教師に興味はありましたが、趣味程度で関わるには、時間も金額も見合わないと感じました。

絶対この投資を無駄にするまい、という覚悟を決めて受講にのぞんだおかげで、支払った金額に足る時間が過ごせた気がします。コロナの影響で、一部の通学授業はリモートに振り替えられました。しかし外国人相手の教育実習を含め、対面でリアルな模擬授業ができた経験は貴重でした。安く学べるに越したことはありませんが、自分にとって授業料は選択の第一条件ではありませんでした。ここでの学びの対価として、十分に満足をしています。

教材 4.0 ★★★★☆

想像していた数倍のテキスト・教材DVDが自宅に届けられ、驚くと同時に辟易しました。日本語教師になるには、単に文法だけではなく、音声や歴史、文化など様々な知識が必要だと知りました。

膨大に思われた資料はどれも大切で、今になってみると、それらもほんの一部に過ぎないと理解しました。例えば、猪塚恵美子・元著の「日本語の音声入門」などは、こんな機会でもないと一生触れることのなかった面白い専門テキストでした。実際はまだほとんど使えていないものもありますが、養成講座で使った教材を思うと余分なものとは思えません。

スクールの運営スタッフ・サービス 4.0 ★★★★☆

始めた当初、どのようなペースで勉強を進めて行けばよいかわからず不安でした。個別面談の機会を設けていただき、こちらの疑問にすべて答えていただけたのが有難かったです。

小テストで隣の教室があまりに騒々しかったことをアンケートで伝えると、以後そのようなことはなくなりました。

履修期間が長かったために、教育訓練給付金をもらうことはできませんでした。仕事をしながらの勉強だったため、あまり授業を詰め込まなかったことが理由です。しかし同時並行で進められる授業があったことを後で知り、少し不親切だと感じました。

新しい出席システム機器が導入されましたが、あまりうまく稼働しなかったのはご愛敬でした。

  • 欠席補講:他の日程、別校舎に振替えられるシステムでした。(選択肢は少ない)
  • 自習室:ありませんでした。(特に必要もありませんでした)
  • 交流会:残念ながら、ありませんでした。(平常時は、わかりません)
  • 質問システム(通信):追加費用なし、回数制限なし、該当ページを書いて同社のサイトから

就職サポート 3.0 ★★★☆☆

今は仕事をしているので、すぐ日本語教師として働く気はありませんでした。それでも全カリキュラムを修了した後、就職相談をしていただきました。ボランティアやオンライン教室では職歴にはならないという、かなり現実的な話を伺いました。

その後、履歴書および職務経歴書の添削もしていただきました。求人案内は、各校舎の壁に貼り出してあります。また就職セミナーなども定期的に行っておられるようです。退職して再び就職活動を始めたときに、また一度相談に伺おうと考えています。

日本語教師にまつわる質問

「養成講座の選び方」はどのようにアドバイスをしますか?

420時間のカリキュラムを受講しただけで、すぐ日本語教師になれるわけではありません。日本語を読んで書いて話せることと、教えることは別物です。無意識だったことを一つずつ意識する必要があります。しかし日本語に対する理解は想像以上に深まり、知的好奇心が刺激されることは間違いありません。

時間もお金もかかるので、直接説明を聞いて、できれば授業を見学し、覚悟を持って選ばれたら良いと思います。もしかすると授業によっては、驚くほど地味でつまらなく見えるかもしれません。おそらく講義内容は理解できないでしょうから、講師が熱意を持って講義をしているか、それを熱心に聞いている生徒がいるかもひとつの判断材料になると思います。

日本語教育能力検定試験 合格者への質問

どのくらい勉強しましたか?どのように時間を捻出しましたか?

試験の3ヶ月前から1日1〜2時間、直前の1ヶ月の週末は5時間以上しました。晩酌をすると勉強ができないので、平日はなるべく吞まないように我慢しました。DVDの動画を何度も見る時間はなかったので、音声ディスクを通勤時に毎日聴きました。

モチベーションが下がったときの対処法は?

何十回やっても習得できない音声アクセントは、かなりの無力感を感じました。高額の授業料と費やした420時間を形に残したいという思いが、どこかにありました。あまり気負わず、日々の勉強をローテーションにして淡々とこなすように心がけました。

おすすめの勉強方法は?

検定試験につながると信じて、正解6割でクリアの科目別の確認テストでは、毎回全問正解を目指してのぞみました。(11回中、満点は2回のみでした)

過去問題集(7年分)を購入して、それぞれ3回ずつ廻しました(2回目以降は、間違った箇所のみ)
間違った問題は、インターネットの詳しい解答解説サイトを参考にしました。

「日本語教育能力検定試験まとめ」

「毎日のんびり日本語教師」

「日本語教師のはま」

音声問題が苦手だったので、パソコンアプリのピアノ鍵盤で毎日練習しました。
日本語の高低アクセントは、鍵盤の低い音「ド」と高い音「ミ」を使って練習しました。
簡易なアプリでもいいと思います。
ピアノfor iphone

重要語はテーマごとにキーワードをノートにまとめて、意味と合わせて覚えるようにしました。
重要項目のまとめや練習問題などを取り上げたyouTubeなども、とても役立ちました。

【日本語教師になる】ももこ

こせんだ式日本語教室

研究 日本語教育能力検定試験

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