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海外日本語教師経験談

台湾 台北 日本語学校(2022年) 勉強熱心で日本文化が大好きな台湾人

👩 makkoriさん・ 31歳

総評

  • 台湾 台北 日本語学校
  • 雇用形態:専任講師 *正規雇用
  • 期間:2年 (2020~2022年) *現在も勤務中
  • 月収:15万2,000円 (3万8,000元) *現地で生活をするのに十分
  • 勤務時間:1日8時間/週5日勤務   *残業:1ヶ月 計40時間 ※家での教案作成
  • 日本語教師養成講座420時間修了  KEC日本語学院

私が日本語教師を目指したきっかけは、大学時代に韓国に留学したことです。留学終了後も、韓国に住みたいと思ったことで、海外で働ける日本語教師という職業に興味を持つようになりました。大学の専攻は日本語に関するものではなかったため、大学卒業前に、アルバイトをしながら日本語教師養成講座に通うことにしました。

その後、念願の韓国の語学学校に就職し、3年間日本語教師として働きました。韓国で仕事を続ける予定でしたが、家族が体調を崩した為、やむなく帰国することとなりました。その後、日本で就職しましたが、私にはやはり海外生活が合っていると感じたため、台湾で働いてみることにしました。

台湾は旅行で数回訪れた程度でしたが、親日国であること、食事が口に合うこと、また応募した学校は中国語が分からなくても応募でき、直接法での授業だということが決め手となり、台湾で働くことになりました。

台湾の就労ビザですが、コロナ前は台湾で取得できましたが私の場合コロナ禍の渡航だったため、日本で取得しました。ビザ申請の際、雇用者が準備する書類は、「大学の卒業証書」「無犯罪証明書」「英語表記の健康診断書」でした。少し面倒だったのが「英語表記の健康診断書」です。実家近くの診療所で健康診断を受けたのですが、健康診断書の発行だけでも1週間程度、英語表記の書類に翻訳してもらうために取得までさらに数日かかりました。また、英語表記の書類に必要なスタンプが押されていなかったため、再度診療所に行って押してもらいました。採用からビザ発行まで最短でも1ヶ月はかかります。

私が勤務する学校は、台北にあり、直接法で50音から上級まで日本人の教師が台湾人の学生達に日本語を教えています。3ヶ月の研修期間が設けられており、未経験者や日本語教師養成講座に通ったことのない人もこの研修期間で基礎から日本語の教え方を学ぶので、教案の書き方や、授業の流れなどに少しずつ慣れていくことができました。

勤務体系は、早番と遅番があり、私は遅番担当となったため、平日は13:00~22:00、土日は9:30~18:30が勤務時間となっています。週休2日制で、毎週連続した2日間休みがもらえます。但し、教員不足の場合は、中抜けとなり、9:00~13:30及び17:30~22:00が出勤時間になります。昼間の空き時間は自由に外出ができます。

私は全く中国語ができないので、初めはとても不安でしたが、台湾の学生達は皆勉強熱心で、初級のレベルでも授業終わりに「先生、昨日何を食べましたか。」「(学生が持参したタピオカミルクティーを指して)これ、美味しい!先生も飲みます!」などと、自分から話しかけてくれて嬉しかったです。

日本の美術館で働きたいという学生と面談を行った際、「最近日本語が伸び悩んでいる。なかなか上手になっている気がしない。」という相談を受けました。私は「文法ばかりじゃなく、興味があることから学ぶのも一つの方法だよ。」と教え、美術館の仕事を題材にした原田マハさんの小説『ゲルニカ』を薦めたところ、後日その学生から「小説を読みました!感動しました!先生のお陰でまた日本語の勉強が楽しくなりました!ありがとう。」と手紙をもらいました。その時は、日本語教師をやっていて本当に良かったなと思いました。

しかし、やはり楽しいことばかりではありません。一番大変なことは「教案づくり」です。授業のPPTと教案は、各教師が一から作らなければならず、慣れるまでは3コマ(2時間半)の授業の教案を作るのに、8〜10時間以上かかっていました。入社後3か月間は、勤務中の空き時間に教案を作っても良いとされていますが、その後は勤務時間に教案が作れないため、帰宅後や休みの日に教案を作っています。入社から2年経った今も、様々なレベルのクラスに入ったり新教材に変わったりしているため、休日返上で教案を作り続けています。

また、勤務時間で中抜けがある場合、前日は22:00まで勤務した後、翌朝9:00に出勤しなければならない為、体力的にきついところがあります。

台湾で日本語教師をやってみて、大変なことがたくさんあり、何度か辞めたい思ったことはありますが、学生達から「先生と日本語を勉強して良かった!」という声を聞くと、これからも続けようという気持ちになります。

日本語教師として苦労したこと、戸惑ったことはありますか?

台湾は、親日国で日本のアニメや漫画が人気です。その為、アニメや漫画で学んだ普段使わない日本語で話す学生がいたり、会話の際に助詞を飛ばした話し方を真似する学生がいます。

話し言葉と書き言葉の使い分けや、似ている語彙の意味の違い、助詞の使い分けなどは何度も質問されました。教科書外での質問もされるため、その場で正しく答えなければならないというプレッシャーは常にありました。

給与

月収:15万2,000円 (3万8,000元)
現地で生活をするのに十分

未経験者の場合、月給30,000元(約12万円)からとなります。私は経験者だったため、35,000元(約14万円)からとなりました。一年に2回ほど昇給があり、1,000元(約4,000円)ずつ上がったので、現在は38,000元(約15万2,000元)支給されています。

現在私は勤務先の台北市の隣の新北市の家賃8,000元(約32,000円)のアパートに住んでいます。台北市は最近物価が上がっており、家賃が高く、最低でも10,000元(約4万円)払わなければ普通のアパートには住めないため、郊外の新北市に住んでいます。新北市と言っても広いのですが、私の家から会社まではMRT(電車)で片道30分ほどなので不便はしていません。

肝心のアパートですが、日本のアパートを想像していると少し戸惑うかもしれません。台湾のアパートは古く、エレベーターなしの階段が多いです。私のアパートは6階建てで、私は6階に住んでいます。屋根はトタン屋根のような材質のため、雨の日は音がうるさいのが難点です。

台湾のワンルームは基本、キッチンがついていないため、毎食外食になります。外食文化が根付いており、一食100元(約400円)以内で食べられるので困ることはありません。私のような給与で、きれいなエレベーター・キッチン付きのワンルームマンションに住みたければ、淡水(台北駅から約1時間)の方や桃園(新幹線で約1時間)であれば、家賃12,000元(約48,000元)ほどで住めると思います。

貯金に関しては、月給38,000元で、家賃8,000元の部屋に住んでおり、毎月の生活費は家賃込みで25,000元(約10万円)程度なので、10,000元(約4万円)ほどは貯金に回せています。

台湾の学校は、日本とは違い、ほとんど「交通費補助」がないため、電車やバスで通勤する場合、交通費は自己負担となります。淡水などに住む場合は、定期券(一か月1,280元)を買うのをお勧めします。私は職場からMRTで30分圏内なので、定期券は買っておらず、毎月の交通費は900元ほどかかっています。

給与の詳細を読む...

給与

  • 月収:15万2,000円

月収の内訳

  • 基本給:14万8,000円
  • 中抜け手当て:4,000円

待遇

  • 有給
  • 健康保険
  • 医療保険
  • 健康診断

雇用形態

  • 専任講師 *正規雇用

勤務時間

  • 1日8時間/週5日勤務   *残業 1ヶ月 計40時間 ※家での教案作成

長期休暇中の給与保証

  • 長期休暇がない

仕事のかけもち状況

  • かけもちしていない

授業形態・勤務スケジュール

スケジュール管理で大変だったことは?

毎月20日前後に翌月のシフトが出るのですが、シフトが出た時から怒涛の教案づくりが始まります。余裕を持って教案づくりができればベストですが、私は計画性があまりなく怠け癖があるので、いつも翌週の教案を前の週に作るという、自転車操業をしてしまっています。

この癖を少しでも改善するために、シフトが出たらすぐ自分だけの授業スケジュールを作っています。どの教案がどの程度できていないのかが一目でわかるようにしていて、少しの手直しで終わりそうなものは、先に済ませてしまうようになりました。

授業形態やスケジュールの詳細を読む...

主なクラスの授業形態

  • クラス授業  1クラス5~16人

学習者層

  • 高校生
  • 大学生
  • 社会人

台湾で日本語を教える前に準備すべきだったことは?

「百人一首」「かるた」「鬼のお面」「福笑い」など、教室の活動で使える日本の文化を体験できるグッズです。授業の空き時間などに使用したら盛り上がりますし、同時に日本文化も紹介できます。

また、「文型辞典」もあれば便利だと思います。特に、似ている文法を比較して説明しているものや、文法の意味・要点を分かりやすくまとめた本が1〜2冊あれば、困った時に役に立つと思います。

教案作りで参考にしているサイトは?

  • いらすとや
    授業内で使うPPTの絵は全て「いらすとや」さんから使わせて使わせていただいています。転載可能で、可愛くてマニアックなイラストもたくさんあるので、使いやすく大変便利です。 語彙・文法導入の際に、こちらの絵を見せながら導入しています。 絵カードを用意したいけど、自分で絵を描くのが苦手な方や、PPTを使用して授業される方にお勧めです。
  • 絵でわかる日本語
    様々な文型の意味・要点・導入方法・例文などがイラスト付きで紹介されているサイトです。 文型だけでなく語彙や慣用句などの表現も紹介されてされています。 導入時の説明が非常に分かりやすい為、教案作成の際に、参考にしています。 文型を易しい日本語で説明したいけど、どうやって説明すればいいのか分からない、また色々な例文を調べたいという方にお勧めです。

教案作りで参考にしている書籍は?

  • くらべてわかる日本語表現文型辞典 対象: 中級・上級
    似ている文法を比較し、どう違うのかを分かりやすく説明してくれています。 中級やJLPT対策クラスに入った時、学生から質問されることを想定して、下調べによく使いました。 中級以上のクラスに入る方は、一冊持っておいて損はないと思います。
  • 絵で導入・絵で練習 対象: 初級
    初級文法のイラストが、文型ごとに整理されていて、附属のCD-ROMからイラストがすぐ取り込めます。 私は、絵を見せて文作をさせる練習によく使っています。 初級の基本文法はほとんど載っているので、初級クラスに入る方や、「いらすとや」にあまり合う絵がないといった時に使用するのをお勧めします。

就職活動

どのように就職活動を行いましたか?

日本語教師専門求人サイト「日本村」や「日本語教師の集い」を利用しました。現在の勤務先は、「日本語教師の集い」というサイトで求人を見つけました。

現在の勤務先が台湾の他の教育機関と比べ、給与条件が良かった為、まずはこの1社だけ受けてみて、駄目だったら他も考えようという気持ちで受けました。

就職活動をする上で気をつけたことは、経験者枠で応募したので今までの経験がどのようにその学校で活かせるのかをアピールすること、模擬授業の準備は手を抜かないこと、メールの返信はなるべく早くすることです。

働きやすい職場を見極めるためのポイントは、週休2日と書かれているか(週休1日の求人も多いため)、どのような教材を使うのかを事前に担当者に聞いておくこと(みんなの日本語なのか、自社教材なのか)、教案提出の義務があるのか、です。

まず、使用教材が「みんなの日本語」の場合は「教え方の手引き」という本も販売されているため授業準備は比較的楽になると思います。しかし、自社教材の場合、自分で教案を一から作らなければならない場合が多く、休日も教案づくりに追われるかもしれません。

また、教案提出の義務がある学校では、毎回きっちり教案を作る必要がある為、自分のやり方(教科書に流れを書き込む等)で授業が進められない可能性があります。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

<質問内容>
・志望理由
・どうして台湾で働きたいのか
・中国語のレベル
・台湾に知り合い(恋人など)がいるのか
・年齢的に結婚は考えているか
・結婚になった場合、仕事は続けられるか
・海外生活に適応できそうか
・2年契約となり、万が一途中で辞めることとなれば違約金が発生するが可能か
・文法「~ものだ」と「~ことだ」の違いの説明

<面接を行う上で注意した点>
オンライン面接だったため、スーツを着て挑むか迷ったが、無難にスーツで挑みました。
印象を良くするために、笑顔でハキハキと答えるように心がけました。
中国語はできないが学ぶ姿勢があることや、授業以外の運営の業務などにも幅広く携わりたいということを伝えました。
海外生活を経験したことがあるので、適応力や体力には自信があることもアピールしました。

模擬授業ではどのような課題が与えられましたか?

<模擬授業の課題>
・文型「~たい」の導入及び練習

<模擬授業で工夫した点>
語彙コントロールに注意し、やさしい日本語で説明するように心がけました。また、面接官が学生役となったのですが、呼び方をあらかじめ聞いておき、実際の授業のように名前を呼び、発話や会話の機会をたくさん持つように心がけました。
絵カードや練習などの事前準備、個人指名(発話機会)の多さ、声の大きさなどが評価ポイントになったと思います。

現地で日本語教師の需要はどのくらいありますか?

台湾は親日国であり、街は日本製品にあふれています。スシローやコメダ珈琲店、すき屋や吉野家など、日本の飲食チェーンも多く進出しており、台湾人は普段から日本食や日本文化に触れて生活をしています。

また、台湾企業の平均月収の平均月収は日本と比べて低いこともあり、日本語を勉強して、日本企業での就職を目指す学生が多いのが特徴です。

また、世界最大の半導体製造企業「台湾積体電路製造(TSMC)」が熊本県に工場を建設しており、2024年から出荷開始を計画していることもあり、台湾の半導体企業やIT企業に就職し、日本駐在を狙う学生も多くいます。

就職活動で参考にしたウェブサイトは?

  • 日本語教師の集い
    日本の日本語教師専門で有名な求人サイトです。海外求人も日本求人もどちらも多いです。 更新率が高く、求人一覧に国名が書かれているので分かりやすいです。特に民間の日本語学校の求人が多いのが特徴です。
  • 日本村
    日本の日本語教師専門で有名な求人サイトです。台湾の求人の更新率は「日本語教師の集い」ほど高くありませんが、サイト内検索で『台湾』のページを調べると台湾の求人がまとめて見られます。
  • 日本語オンライン
    日本の日本語教師専門で有名な求人サイトです。日本の国内求人と海外求人に分かれており、たまに台湾の求人が掲載されています。 求人情報が見やすく、分かりやすいです。

就職活動で有効な手段は?

  • 『日本語教師養成講座の直接求人』
    養成講座の卒業生などが紹介したり、直接求人を出したりするため、求人サイトに載っていないような求人が多い。 学校のメールマガジンや張り紙などで情報が得られる。

国選びで重視した点

  • 治安
  • 親日国
  • 渡航経験があった

現地における日本語教師の需要・将来性

  • 人気があり、一定数の学校で求められている

就職 教育機関選びで特に重視した点

  • 学校の規模
  • 学習者が学生
  • 給与・待遇

応募時に必要とされた資格

  • 大学卒業

就職 選考方法

  • 書類
  • 面接
  • 模擬授業

面接方法

  • skypeやzoomなどのインターネットツールを使用して面談

日本語教師全般に関する質問

「日本語教師をやってよかった!」どのような時に実感しますか?

日本語教師をやっていて、担当の授業の最終日に学生から日本語で書かれた手紙をもらいました。
その手紙に、「先生の授業は楽しいです。先生の教え方は分かりやすくて、先生に教えてもらえて良かったです。次の授業もぜひ先生に教えてもらいたいです。」と書かれていた時、本当に嬉しくて泣きそうになりました。

学生からもらった手紙はずっと自分の部屋に飾っていて、授業準備に疲れた時や諦めそうな時に、また読み返して元気をもらっています。

日本語教師を辞めたいと思ったことはありますか?それはどうしてですか?

日本語教師の給料は、一般的に見て低いです。その割に、授業準備は基本的に労働時間外にしなければならないので、割に合わなくて辞めたいと思ったことが何度もありました。
特に、入社当初は教案作りが間に合わず、一日の睡眠時間が3〜4時間となることが度々あり、精神的にも辛く辞めたいと思いました。

少しずつ慣れてきたら睡眠時間は普通に確保できるようになりましたが、それでも毎週二日休みのうちの一日は教案づくりをしているので、普通に休める会社員が羨ましいと思うことはよくあります。
しかし、一度授業に入るととても楽しくて、その苦労を忘れ、学生達の顔を見るとまた頑張ろうという気持ちにさせられるので、今まで続けてこられているのだと思います。

台湾で日本語教師を目指す方へ心構え・アドバイス。

海外で日本語を教えてみたいけど、言葉や生活の面で躊躇しているという方がいるなら、台湾はとてもお勧めです。台湾は、日本と似ていて非常に住みやすい国です。中国語ができなくても生活できます。

それは台湾が親日国で、日本人に対して優しいから、言葉ができなくてもジェスチャーや指さしで通じるので、ストレスが少ないのだと思います。

日本語教師の資格があるに越したことはないですが、未経験でも雇ってもらえるのも台湾の学校のいい点だと思います。以前私が働いていた韓国では、四大卒でなければ日本語教師のビザがおりませんでしたが、台湾は短大卒以上で無資格でもビザがおりるそうです。

また、台湾は外食文化で、外食が安いので、自炊する必要はなく食費も日本より抑えられます。ただ、脂っこいものが多いのと生野菜を食べる習慣があまりないため、野菜を食べたいと思ったらやや高くつくかもしれません。

台湾は夜市が有名で、夜市は毎日営業しています。仕事帰りに小腹がすいたなと思ったら、ふらっと気軽に夜市に行けるのも台湾の魅力の一つです。夜市はあちこちにあり、様々な種類のB級グルメがあります。近所に夜市がある場所に住めば、毎日お祭り気分を味わえます。

台湾は、初めて海外で働く方や、言葉ができないけど海外で日本語教師をしたい、という方に特にお勧めです。

今後どのような日本語教師になりたいですか?

今後は、民間の日本語学校だけでなく、高校・大学などで日本語を教えたいと思っています。民間の日本語学校だと、やはり勤務時間が不規則であり、給与も低いからです。そのために、大学院で日本語教育を勉強しようと思っています。

高校や大学で働くためには、基本的に「修士号(日本語学または日本語教育専攻)」が必要なので、台湾か日本の大学院に通うことを計画しています。しかし、今の貯金だけでは学費は賄えないので、政府の給付型の奨学金に応募しようと思い、書類を準備しています。

また、海外の日本語学校で働く際に現地語ができると応募できる幅も広がります。せっかく台湾に住んでいるので、空き時間に中国語教室に通い、中国語の習得もしようと考えています。

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