日本語教師になる前に考えてみたいこと

注意点

この記事は2012年に執筆いただたい内容のため、状況等が大きく変わっている可能性があります。ご留意の上お読みください。

写真の真ん中で眼鏡をかけてにっこり素敵な笑顔の女性が現在中国で日本語教師をしているHさんです。

今回、Hさんが書いてくださった文章からHさんの日本語教師への情熱そして、とても前向きでエネルギッシュ、200%日本語教師を楽しむ姿に感銘を受けました。国内で教えたい方も、Hさんの文章からパワーをもらえると思います!必見です!

自己紹介

初めまして。私は現在、中国で日本語教師をしています。2002年に、結婚と、主人の仕事(英語教師)を機に、中国に来ました。そのとき、主人の勤務先の学校から、初めての日本人ということで、日本語教師をしてもらえないかとお願いされました。

それまで、普通に日本で会社員をしていましたから、急に教師の仕事なんて!と躊躇もしましたが、これもまた何かの縁、やるだけはやってみるか、と、教師としての知識ゼロから始めました。

当時の教材はすべて手作りで、ひらがな・カタカナカードをヘタウマな絵を付けて作ったり、練習問題なども、ない知恵を振り絞って、パズルや漫画も取り入れて、楽しくできるようなものを作ったものです。

途中、出産・マレーシアへ引越し・また中国へと、いくつかの変化はありましたが、日本語教師の魅力にはまり、現在までこの仕事を続けています。そして、これからも余程のことがない限り、この仕事は止めないつもりです。

日本語教師の魅力とは何か?この仕事を始めた頃は、そんなことを考える余裕すらなく、できることをどんどんしていこう!という気持ちだけでした。その後、マレーシアで就職ができず、専業主婦をしていた時に、時間的余裕ができたこともあって考えてみました。

何よりもまず、日本人として、改めて日本語を見つめ直すことができる、というのが一つです。今まで何も気にせず、無意識に母国語として使ってきたことを考えると、新しい発見や疑問の連続です。

それをいかに自分なりに解明して人に教えていくかが、自分への挑戦となり、止められなくなってしまいました。

次に、いろいろな生徒さんや先生、同僚たちとの出会いです。文化やバックグラウンドが違っていても、その違いを、良い意味で味わえたときの喜びはもう、やみつきです。

時には悪い意味でのこともありますが、それもまた、自分にとっては良い(納得するまでに多少時間はかかっても)経験になります。

自分が英語学習で苦労したということもありますが、語学の勉強は理論だけではまず無理だと思います。実感してこその語学です。そして、苦しい思いだけではなかなか上達できないと思います。

日本語教師とは、生徒さんをそのような点から、助ける仕事なのではないでしょうか。みなさんも、これから日本語教師を目指されることでしょう。私は、みなさんにぜひ、楽しく、実感できる、生きた日本語を教えられるような先生になっていただきたいなあ、と心から願っています。

このコラムがほんの少しでも、みなさんのお役に立てたなら、それほど嬉しいことはありません。みなさんも、素敵な、魅力的な先生を目指して、ぜひともがんばってください!!そして、これからも、お互いがんばっていきましょう!加油!!

そもそも教師って?

教師のイメージ

教師、というと、どんな人をイメージしますか?やさしい小学校の先生、厳しい中学校の先生、友達みたいな高校の先生・・・いろいろなイメージが浮かぶと思います。また、お話の多い先生、黒板に黙々と書く先生、タイプもいろいろです。

さて、今度はみなさんが、その「先生」になろうと考えていると思いますが、自分が教壇に立っている姿をイメージできますか?なんだか、とっても偉い人のようにも見えませんか?そんな仕事ができるのかなと、思いませんか?

教師の定義

辞書で「教師」「先生」を調べてみると、「学問を教える人、その敬称」などと書いてあります。確かに、教師とはそういう仕事ですが、その「教える」形をみなさんはどう考えますか?先のイメージからも「先生→生徒」の流れで、どちらかといえば一方通行に考えられると思います。しかし、本当にそれでいいのでしょうか。

教えるのではなくて・・・

私も最初は、「教える」ことを強く考えて教壇に立ちました。ところが、何回も授業をしているうちに「これは何か違うんじゃないか?」と感じるようになりました。そこまで私は偉くないぞ、知らないことがたくさんあるぞ、と。また、初めて出会った生徒たちは、生の日本人!ということで、授業中、授業後も質問攻めです。こうしているうちに、一方通行ではだめだ、と考えるようになりました。

今思えば苦笑いですが、人間関係の基本は「対話」ですよね。生徒たちの知りたいこと、それを受けて自分の知っていることを返す。知らなかったことも、お互い勉強をするようになる。こうしていくうちに、日本語教師は「教える」ではなく、「生徒の助けになる」という立場なのではないかなと考えるようになりました。

日本語教師種類さまざま

日本語教師の種類

一口に日本語教師といっても、一体どれだけの種類があるのでしょうか。どこで、どんな教師として仕事をするのか。また、生徒さんたちはどこで、どんな日本語を勉強したいのでしょうか。

そのような生徒さんたちに応えるべく、ただただ日本語教師になりたい!ではなく、自分に合った場所・内容など、考えなくてはならないことがたくさんあるんです。

何を考える? -1.場所-

まずは、場所で大きく分けてみると、国内と海外の2箇所があります。日本に留学してきている生徒さんたちは、国内の大学・語学学校で勉強をしています。また海外では、大学・職業技術学校・会話学校など、さまざまな学校で日本語を勉強している生徒さんたちがいます。

何を考える? -2.方法-

次に、教える方法にもよります。国内・海外問わず、日本語で教える直接法と、教える相手の国の言葉で教える間接法があります。どちらかといえば、日本人教師には直説法を求む学校が多いようです。

ただし、コミュニケーションや授業の流れによっては、当地の言葉ができると便利ですね。私は普段、生徒さんや同僚教師とは日本語ですが、事務系の方々とは英語・中国語のちゃんぽんで交流しています。現地の言葉を使うと「よくできた!」なんて褒められています。

何を考える? -3.内容-

また、教える内容としては、基本となる仮名から始まって、普段良く使う文章の形、試験対策用の文法、日常からビジネスまでの幅広い会話・作文など、教える内容は多岐に渡ります。

さらに、日本語だけではなく、日本文化の授業もありますから、経験・知識はあればあるほど使えます。仕事に限らず、趣味や特技だって十分使えるんです。

どちらにしても、実際にしてみないと分からないこともたくさんありますが、こう考えてみると、ある程度は自分にできること、難しそうなことは見えてくるのではないでしょうか。

どの国で日本語教師をする?

国内・海外、どっちにしよう?

どの国で働くにしても、良い面・悪い面はつきものです。自分に向いているのは便利な日本国内?それとも、未知の経験、海外?

良し悪しいろいろ-日本国内-

いいね(*^_^*)
  • やはり自分の生まれ育った国。生活環境の変化はなく、便利さは言うことなし!
  • 同僚もほとんど日本人、コミュニケーションの問題は一切なし!
うーん(´△`)
  • 勤務時間の長さ(拘束時間)に関しては厳しいです。
  • 仕事内容も、次から次へとすること盛りだくさん。それに対するお給料、人によっては割に合わないと感じることも。

良し悪しいろいろ-海外-

いいね(*^_^*)
  • 各国の異文化に触れることができる。私も普段から、日本にはない行事、習慣を生徒さんたちと一緒に楽しんでます!
  • 語学の勉強が生でできる。普段の生活には、教科書にはない言葉ががんがん出てきます。否応なしに、プラクティカルに語学力がアップします!
  • 勤務時間の長さ(拘束時間)がいろいろ。例えば、週3日出勤、1日の実労時間(授業のみ)は約5時間。プラス昼休みが2時間半という場合もあります。もちろん、これ以外に授業の準備の時間は必要ですが、それでも自分の時間がたくさん!ただし、これは職場によりけりです。ご注意を。
  • 改めて日本文化を考えることができる。自作教材を作っていると、伝統文化から現代文化まで、幅広い材料があることに気づきます。去年は裏山(!)から切ってきた笹で七夕をしました。短冊書いたのは子供のころ以来。生徒さんの反応もかなり良かったです。

うーん(´△`)
  • 日本の便利さに比べると、特にアジア圏ではそ、そんな・・・なことにも遭遇します。和式便器じゃ足が痛いなあ、シャワーはお湯がない!ガスはプロパン?なんてしょっちゅうです。
  • 同僚に日本人がいるかどうか。これは職場によりますが、日本人は自分だけ、なんてことはよくあります。時には(日本)人恋しいと思うことも。

安定性・便利性・冒険心・好奇心・・・あなたに合う場所はどこでしょう?ただ、実際はフタを開けてみないと分からないことばかり、良くも悪くも経験です!

大卒に関して

大卒が最低ライン?

幸か不幸か、せっかく日本語教師の仕事を見つけた!と思ったら、募集要項には「大学を卒業していること」の文字がここにも、あそこにも。この仕事は学歴主義なのか?と、つい考えてしまいますが、これには理由があるのです。
海外で働く=ビザの申請が必要

海外で教師をする時、日本語に限らず「教師=専門家」と扱っている国が多いです。専門家は最低でも大学は出ていないとなれないでしょう、という考え方ですね。だから、いくら経験があっても、どんなに知識が豊富でも、紙で証明されていなければなりません。
ですから、教師としていわゆる労働ビザを取得する際の必要書類に、この大学の卒業証書は含まれているのです。

泣きに泣いたマレーシア

主人が英語教師としてマレーシアに赴任した時、私も仕事がしたい!という気持ちで就職活動を始めました。隣には某公立大学もあり、まずはここから!と訪ねた時のこと。大学には日本語学科もあり、タイミングよく空きもあったのですが・・・。

当時の私の最終学歴は「高卒」。日本語教師の経験は2年以上(これも募集要項でよく見る条件)あったにもかかわらず、大学に行っていないという理由一つで採用してもらえませんでした。

「大学の卒業証書さえあればねえ」の一言はとても痛かった・・・。それでも、隣の大学の日本人教師と仲良くなり、授業に強制参加?ボランティアとして楽しい時間を過ごすことはできました。

意外と道は開けてる?中国

さて、それから以前にも住んだことのある中国へ。初めて日本語教師になったのもここでした。やはり仕事探しをしていた時、ある会話学校の募集要項に「未経験者、主婦の方も歓迎!」とありました。うーん?さっそく担当者さんとお話ししてみると・・・。

自分でビザを取得していれば雇えるとのこと。当時私は、就労ビザ所持人(主人)の帯同扱いでしたが、学校はすんなり雇ってくれました。しかも「高卒」。ただし、これはあくまでも合法ではないので、注意は必要です。しなくてもいい苦労もあります。それでもいい!なら道は開けてます、一応。

どちらにしても、やはり大学卒業はあるほうが安心です。せっかく海外で暮らすなら、きちんとした状態で滞在したほうがいいでしょう?余計な心配はないに越したことはありませんからね。

求人は一体どこに?

日本語教師募集!

さあ、日本語教師として仕事をするぞ!という気持ちでいっぱい。まずは職探しから・・・って、一体どこで募集をしているのだろう?と思ったことはありませんか?やはり情報社会の現代、インターネットは強い味方です。

1.日本のサイトをチェック

日本語教師に関するサイトはたくさんあります。その中の掲示板や募集情報、リンクなどから探すことができます。ここには国内・海外の情報が載っています。

2.当地の日本語サイトをチェック

あなたの行きたい国・都市について、日本語のポータルサイトが数多く存在します。海外旅行する時に、よくチェックしたりしませんか?そのようなサイトには、旅行関係に限らず、求人情報も載っています。そこから、日本語教師の募集を探してみるのもいいですね。

中国の場合「ウェネバー」「エクスプロア中国」「ALA!中国」や、転職サイト「かもめ中国転職」などに求人案内が載っています。また、現在は中国にも日系派遣登録会社が多いので、海外でも意外と仕事は探しやすいものです。

3.英語のサイトをチェック

もしあなたが英語に自信があれば、ここから探してみるのも一つの手。ESL系、つまり、英語教師向けの仕事探しサイトには意外にも!日本語教師募集も出ていたりします。「Japanese Teacher, in ○○(英語で国名)」で検索してみては?  

ちなみに私は主人共々就職活動をしていた時に、これを発見しました。実際に採用され、夫婦で同じ学校で仕事をしていました。なかなか楽しい経験でしたよ。

ほかにも、養成講座受講校で探す、知人から紹介してもらう、また、すでに海外に住んでいるのなら、直接学校を訪ねるなど、まだまだ方法はあります。まずは当たって砕けろ!精神で、どんどん探してみましょう。

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