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日本語教師養成講座 420時間

KEC日本語学院文化庁届出受理講座 420時間 口コミ 公式サイト 授業準備と実習の中で見つけた成長の鍵

  • 実習科目では毎回、模擬授業があった
  • 実習時の講師のフィードバックにやや差があった

👩 Mariaさん・ 28歳・2024年修了

総合評価 5.0 ★★★★★

将来海外に移住したいという夢があり、現地でも役立つスキルを身につけたいと思ったことが、日本語教師養成講座を受講したきっかけでした。アプリや教材を使えば自己流で日本語を教えることもできるかもしれませんが、日本語そのものについてもっと深く理解し、しっかりとした指導法を身につけたいという思いから、講座の受講を決意しました。

講座に通い始めた頃は会社員として働いており、果たして一年間の講座を最後までやり切れるのか、不安もありました。通学のスケジュールを確保できるかどうかに加え、自分の気持ちを一年間持ち続けられるのかという点でも心配でした。しかし、終わってみると本当にあっという間の一年間で、内容の濃さと充実感に満ちた期間となりました。

この学校の養成講座は、通いやすさに配慮されており、万が一欠席してしまった場合でも、他の曜日や時間帯のクラス(自校・他校問わず)に振替することが可能でした。どうしても振替できないときは、次のタームでの受講も認められていたため、仕事をしながらでも学び続けられる環境が整っていたことは、大きな支えでした。

また、一緒に学んだクラスメートの存在も、講座を続けるうえで大きな支えとなりました。特に実習クラスのメンバーとは、分からないことがあればお互いに確認し合ったり、励まし合ったりして、自然と強い絆が生まれました。年代も背景もさまざまでしたが、それぞれが真剣に取り組んでいて、とても良い刺激を受けました。今でも定期的に集まって食事をしたり、連絡を取り合ったりと、学びを超えた仲間ができたことも、この講座で得た大きな宝物の一つです。

実習については他講座に比べ、回数が多く中身も濃いものでした。毎回の授業で必ず自分が教師役となって7〜15分ほどの模擬授業を行い、教師役でない時はクラスメートの授業を生徒役として受けます。教師役のときに気をつけなければいけないこと、文法はもちろん、話す言葉、スピード、字の大きさ、目線など、そうしたことは数回の実習だけでは絶対に身につきません。授業回数をこなすことで、自然と少しずつ身についていきました。

授業準備は、仕事との両立の中で時間的に厳しいこともありましたが、うまくいったときの達成感は格別でした。思うように進められなかったときも、講師の先生が親身になって改善点を一緒に考えてくださったので、前向きに次へ進むことができました。また、生徒役として授業を受けることで、「この説明は分かりにくいかも」「こういう進め方なら理解しやすい」といった気づきも得られ、教える立場に立ったときにその経験が大いに役立ちました。授業をする中で“伝わる喜び”と“伝わらない悔しさ”の両方を実感できたことが、今後教えていく上での貴重な財産になると感じています。

全体として非常に満足度の高い講座でしたが、あえて不満点を一点挙げるとすれば、講師の方によってフィードバックの質にやや差があると感じたことです。普段担当していただいたA先生は細かい点までしっかりと指摘してくださったのに対し、振替で参加したB先生の授業では、同じ内容でも指摘が少なく、少し物足りなく感じたこともありました。もちろん講師それぞれに指導スタイルがあるのは理解していますが、実習を通じて成長を目指す受講生にとっては、もう少し統一された評価基準があるとさらに良かったと思います。

卒業してから三ヶ月が経ちましたが、まだ日本語教師としての仕事は始めていません。現在は海外移住に向け、貯金のために引き続き会社員として働いています。今住んでいる地域には日本語学校がなく、求人はオンラインが中心です。しかし、オンラインの仕事は収入が不安定な面もあるため、安定した生活を保つために会社員を続けています。とはいえ、この講座で得た知識と経験は確実に私の中に蓄積されており、将来スペインで日本語を学びたい人の力になれるよう、今後も準備を続けていきたいと思っています。

この養成講座を選んだ決め手は?

日本語教師養成講座を選ぶ際に特に重視したのは、「価格」と「スケジュールの柔軟さ」でした。会社員として働きながら通う必要があったため、仕事との両立が可能な時間帯に授業が行われているかどうかは、最も重要なポイントの一つでした。私の場合、休日が不規則な勤務形態だったため、休日に合わせて通うのではなく、平日の仕事終わりに通えるかどうかを重視しました。

価格については、他に検討していた2社と比べて大きな差はありませんでしたが、この学校だけが「リスキリング講座」の対象となっていた点が大きな決め手となりました。申請手続きなどは必要でしたが、最終的には受講費用の半額が戻ってきたため、経済的な負担を大きく軽減することができました。

実際に受講を決める前に、ヒューマンアカデミーさんと京進ラングエージアカデミーさんの説明会にも参加しました。どちらも実績があり、わかりやすいご説明ではありましたが、決め手に欠け、「本当にここでスキルが身につくだろうか?」という不安が残りました。その後、三社目としてこの学校の説明を受けた際、上記のポイントや実習の回数が多い点に惹かれ、「ここなら学べる」と感じて、最終的に受講を決めました。

講師・カリキュラム 4.0 ★★★★☆

このカリキュラム全体としては、実習がメインという印象でした。毎回の授業で必ず教師役として模擬授業を行い、その都度講師からフィードバックをいただくという形式が基本でした。この繰り返しのおかげで、実践を通じて自分の課題や改善点に気づきやすく、成長につながったと感じています。

一方で、理論の授業は、基本的には講義を聞いてメモを取るスタイルで進みました。各単元の終わりには小テストがあり、理解度を確認しながら進めることができました。授業内では「日本語学習者がよく間違えるポイント」なども紹介していただき、現場を意識した内容になっていたのが印象的でした。

ただし、講師によって説明の詳しさや具体例の多さには差があり、「ここはもっと掘り下げてほしかったな」と感じる場面もありました。よく話してくださる先生の授業は、知識をより深めることができた一方で、そうでない先生の授業では物足りなさを感じることもありました。とはいえ、実習を重ねながら学べる環境は非常に貴重で、理論と実践のバランスも全体的には良かったと思います。

  • 受講した曜日と時間帯: 平日の夜・土日の昼・土日の夜
  • 1クラスの人数:4〜12人
  • 重視されていたカリキュラム: 実践

授業料 5.0 ★★★★★

合計:約50万円

講座を検討する中で、この学校だけがリスキリングの教育訓練給付金の対象だったことが、受講を決める大きなポイントになりました。最初に全額を支払う必要はありましたが、修了後に半額ほどが戻ってくる仕組みだったため、金額面での不安は少なく、結果的に25万円程度で受講できたのは大きな魅力でした。

他社とも比較しましたが、受講料自体は大きな差がなかったので、実質的にお得に学べたこと、そして実習の内容や講師の質も含めて考えると、コストに対して十分すぎるほどの価値があったと感じています。価格・内容ともにとても満足しています。

教材 3.0 ★★★☆☆

理論では、この学校独自に作成されたテキストがメインで使用され、内容も分かりやすく満足しています。副教材として7冊ほど配布されましたが、授業内で使用する機会はほとんどなく、「より深く学びたい方は自主的に活用してください」という位置づけでした。入学特典として無料で配布されたため不満はありませんが、もし自費で購入していたとしたら、授業内でもう少し活用してほしいと感じたかもしれません。

実習では、初級では「みんなの日本語」、中上級では「テーマ別 中級から学ぶ日本語」を使用しました。「みんなの日本語」は現場でもよく使われる定番教材で、実践的な力がついたと感じます。一方で「テーマ別〜」は、文章内容がやや古く、講師からもその点を踏まえて使うようにという説明がありました。内容自体はしっかりしていますが、今後はより現代に即した教材が使えるとさらに良いと思います。

スクールの運営スタッフ・サービス 4.0 ★★★★☆

理論・実習ともに同校・他校間で振替が可能だったのは、仕事の休みが不定期な私にとって非常に助かりました。また、理論の授業は録画された動画が共有されており、復習や欠席時の学習に役立ちました。

一方で、この学校の大きな課題として設備面の不十分さがあります。教室はやや手狭で、机も小さく、満席の場合はかなり詰めて座る必要があり、少しストレスを感じました。また、スライドなどを映すプロジェクターが備わっていなかった点はとても不便でした。実習では、黒板を使ったノートテイク方式とスライドを用いた授業の両方を練習しますが、プロジェクターがないため教師役のパソコン画面のみでの共有となり、後方の席からは見えづらく、不便に感じる場面がありました。

  • 欠席補講:同校または他校で違う日に振替(無料)
  • 自習室:なし
  • 交流会:なし

就職サポート 5.0 ★★★★★

就職サポートに関しては、全体的に満足しています。求人情報は随時メールで届き、国内外問わず幅広い募集を見ることができました。卒業生が実際に就職している学校の情報もあり、面接で聞かれた内容など、実践的なアドバイスを得られる点も心強いです。

私は個別サポートは利用しませんでしたが、同じ講座に通っていた仲間は、担当の方から面接練習や履歴書の添削、応募書類の書き方についても丁寧なアドバイスを受けており、安心して就職活動に臨めたと話していました。自分のタイミングに合わせて、必要なサポートを柔軟に受けられる点も、この学校の強みだと感じました。

日本語教師にまつわる質問

「養成講座の選び方」はどのようにアドバイスをしますか?

私が友人にアドバイスするなら、「スケジュールや立地などの通いやすさと、実習の量や内容をしっかり比較してみて。楽な方に流されず、420時間修了後にどんな自分でいたいかを想像して選ぶといいよ」と伝えたいです。

私自身、会社員として働きながら一年間、週二回・各三時間(最後の三ヶ月は週三回)通いました。仕事の休みが不定期だったため、他の曜日や他校で振替ができたことは大きな支えになりましたし、忙しくても学び続けられる環境が整っていたのは本当にありがたかったです。特に後半、半年の実習期間は大変で、準備に追われる日々でしたが、実際に教える立場に立って得た気づきや、クラスメートとの支え合いが今の自信につながっています。

実習が多い=大変という印象を持つかもしれませんが、力をしっかりつけたいなら、そこは避けて通れない道だと思います。何かを始めるとき、まずは“量をこなすこと”がとても大切だと実感しました。

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