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日本国内 日本語教師経験談

国内 日本語学校 自分の日本語を日々、振り返る仕事です!

メイリンさん・ 37歳・ 女性 👩 ・ 日本語教師歴 6年

総評

  • 国内の日本語学校
  • 雇用形態:非常勤講師
  • 期間: 2年(2010~2012年) 退職
  • 月収:5万円

養成講座を受講した後、すぐに近所の日本語専門学校で非常勤講師として働き始めました。

学校の規模は比較的大きな学校で、生徒数は100人前後いました。専任の先生3人に対して、非常勤講師は15人前後だったと思います。

非常勤といっても教師歴が長い先生が多く、自分が新米教師の時に色々と親切に教えてもらったことが、今考えると本当にラッキーな職場だったなと思います。

初回の授業は、なんといきなり初級後半の代講で「授受表現」。「あげる」「もらう」の導入イラストを黒板に貼るところから、模擬会話、導入文の提示、文型説明までを、何度も自宅で練習したのは今でも忘れられません。

授業案の最後までたどりついた時(最後は、「あげる」が親しい人の間でのみ使用され、ビジネスや目上の人に対しては使用されないことを補足)、本当にホッとしたのを覚えています。

学生との思い出もたくさんありますが、最も印象深いのは現在調理師学校に通う中国人留学生。中級会話授業の後に私のところに来て「先生、『ヨイショ』ってどういう意味ですか?」と質問されました。

「えっ?『ヨイショ』ってどこで聞いたんですか?」と聞いてみると、笑いながら「先生がいつも、授業が終わって(教室を出る際に)テキストを持ち上げる時『ヨイショ』と言いますから・・・」と。

これには私もびっくり仰天でした。自分が無意識のうちに『ヨイショ』なんて言っていたとは・・・。普段、留学生の発話には本当に注意しているのに、自分が話す日本語には全く無頓着だったなと感じました。

日本語教師という仕事は、新しい発見の連続です。留学生とのたくさんの交流は勿論、自分自身の日本語そのものを振り返り、見つめ直す機会にも恵まれます。

現在は別の日本語専門学校で非常勤講師として勤務しています。

大変歴史があり、生徒数も多く、学校のシステムだけでなく先生の職場環境も整っている(そのために、先生個人の負担が少ない)のですが、その代わり、生徒の個人情報、学校の教育内容等の扱いには非常に厳しいという現状があります。

他の教育機関と比較・検討しましたか?

420時間教師養成講座を受講していた際、(養成講座の)教師から「養成講座を修了したら、まずは日本語学校に就職し教師経験を積むのがいい」とアドバイスを受けました。

通常、大学等の高等教育機関では「修士」の学位が求められるため応募できませんでしたし、全く教員経験がないまま日本語学校以外の企業等で働くのには漠然とした不安がありました。

ある程度の規模のある日本語学校であれば、新人教師が先輩教師から指導してもらえる機会があると聞いていましたので、日本語学校への就職を第一に考えました。

日本語教師として苦労したこと、戸惑ったことはありますか?

東日本大震災の後は、留学生たちが「地震」はじめ「自然災害」について非常に敏感になっている様子が分かりました。クラスの中には、「放射能が怖いからマスクを外さない」と言ってマスクをつけたままの学生もいました。

色々な状況の中で、そういった考えが出てくるのは理解できますが、教師は学生に発話してもらいたいのに、マスクで口が見えなかったり、声が聞きとりにくいのは大変でした。

なぜこの日本語学校を退職しましたか?

家族の転勤で、大阪から関東に引越ました。大阪の元同僚の先生とは、今も大変仲が良く、メールや電話でのやりとりが続いています。

現在は違う学校で働いているので、授業情報の交換や卒業した生徒たちのその後のことなどを話すこともあります。

給与

給与:5万円/月 ・非常勤講師

この学校で2年間働きましたが、給与は変わりませんでした。

ただし、1学期目、2学期目・・・と期を重ねて、授業に慣れていったり、専任の先生や他の同僚の先生方とも親しくなっていくうちに、多く授業を任されるようになりました。

また、自分の希望している授業(例えば「読解」の授業を担当したい、「上級」の試験対策に関わりたい等)を受け持たせてもらえるようになり、非常にやりがいを感じました。

授業外の業務としては、学期の始めに先生方が全員集合し、チームティーチングの割振、生徒の情報共有等をする機会が半日あり、2,000円の手当てがつきました。

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月収 5万円

  • 1コマ45分:1,800円
  • 担任手当:10,000円/月

待遇

  • 交通費

長期休暇中の給与保証

  • 長期休暇がない

仕事のかけもち

  • かけもちしていない

授業形態・勤務スケジュール

クラス運営で大変だったことは?

「上級クラス」には中国人留学生がほとんどで、他の学生(ベトナム人、タイ人、モンゴル人等)は、ほんの数名でした。

中国人留学生は「漢字」を知っているので、読解の差は同じ上級レベルとはいっても歴然としており、他の国からの学生のフォローには気を付けていました。

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主なクラスの授業形態

  • クラス授業  1クラス10~15人

学習者層

  • 大学生
  • 日本の大学入学前の留学生

スケジュール管理で大変だったことは?

クラス授業なのでキャンセルされることは無く、特に「スケジュール管理」が難しいと感じたことはありませんでした。

ただし、稀に他の先生がお休みされたりすると代講を頼まれることはあり、前日にバタバタと準備をしたことがありました。

1週間のスケジュールを読む...

スケジュール

1日の時間割
  • 9:00~12:30 初級クラス4コマ 休憩各10分
  • 13:10~16:00 上級クラス4コマ 休憩各10分

教案作りで参考にしているサイトは?

  • NHK News Web Easy
    時事的な内容が、やさしい日本語で書かれている。読解練習にも、スピーチの導入ネタとしても使いやすい。

教案作りで参考にしている書籍は?

  • おたすけタスク 対象:初級・中級
    絵やカードなど、分かりやすいものが1冊の本にそろっている。拡大コピーして、応用練習やゲームにも使用した。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

どうして日本語教育に興味を持ったか、実際に働き始めた場合どれくらいのコマ数で働くことができるかを聞かれました。

それから家族の転勤で大阪に住んでいたので、家族の職業や、どれくらいの期間大阪に住む予定であるか(次の転勤の予定)についても詳しく聞かれました。

模擬授業ではどのような課題が与えられましたか?

助数詞を導入する模擬授業をやってくださいと採用面接前に連絡がありました。絵カードや配布プリント等を準備していきました。

初めてでしたので緊張しましたが、大きな声でゆっくり授業をすること、それから自分自身がしゃべりすぎないことを心がけたと記憶しています。

実際の模擬授業はほんの数分で、面接官の先生(教務主任の先生だと後から分かりました)から、本番の授業ではこのような補助プリントを使ってもいいですよ等の建設的なアドバイスをいただきました。

この日本語学校で求められる資質や資格、経歴や語学レベルは?

養成講座の受講経験、検定試験合格は必須でした。

このほかに、中国人留学生が多い学校だったので、(私自身は中国に留学経験があり、日常会話程度の中国語が話せますが)中国語を話せる候補者は有利です。他の語学力(英語やスペイン語)のある先生もとても重宝されている印象は受けました。

就職活動で参考にしたウェブサイトは?

就職 教育機関選びで特に重視した点

  • 必須資格
  • 学校の規模

応募時に必要とされた資格

  • 日本語教師養成講座420時間修了
  • 日本語教育能力検定試験合格

就職 選考方法

  • 書類
  • 面接
  • 模擬授業

日本語教師全般に関する質問

どうして日本語教師を目指しましたか?

私自身、外国語を勉強するのが大好きで、留学したり会話サークル等に入りながら英語や中国語を勉強していました。

こんなに「言葉」が好きならば、自分の母国語である「日本語」を教えることにも挑戦してみたいと思うようになり、養成講座の門をたたいたのがきっかけです。

養成講座で初めて、日本語の教授法から文法までゼロから学び、自分自身がすっかり虜になってしまいました。

日本語教師をやってよかった!どんな時に実感?

実際に、自分が担当した学生から「先生の授業が楽しかったよ」とか「日本に来て良かった」「(希望の進学先に)合格できました」等と言われると、本当にやりがいのある仕事だなと感じます。

日本国内で教師を続けることのメリットはやはり情報量の差だと思います。常に新しいテキストがどんどん出てきます。

最近はビジネス日本語のクラスも担当していますが、この分野でもここ数年、新しいテキストが立て続けに出版されており、教師自身も日々勉強する必要性を痛感しています。

学生のみなさんへ 進路のアドバイスはありますか?

学部で日本語教育を専攻するのが、教職につく最も早い道だと思います。

社会人のみなさんへ 進路のアドバイスはありますか?

まずは養成講座を受講してみるのがいいのではないかと思います。もっと深めていきたいと感じたら、社会人大学院に進学するのもおすすめです。

実際に私自身も、現在は大学院に入り研究もしています。教師の現場を経験すると理論が欲しくなり、理論を学べば、再び実践経験が欲しくなります。理論と実践の間を行き来しながら、理想の教師像を追い求めています。

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