元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

日本語教師経験談 : 日本国内の民間日本語学校

情報公開日:2014/03/11

プロフィール

チョコアさん(33歳・女性)  *現時点
日本語教師歴 3年 (2009年4月~2013年1月)
※現在は日本語教師ではありません。
資格・課程 日本語教師養成講座420時間(KEC日本語学院)
日本語教育能力検定試験合格
日本語教師へ転職前の職 会社員

民間日本語学校での経験詳細

期間 3年 (2009年4月~2013年1月)
教育機関 民間日本語学校
求人の見つけ方

以下、求人がよく掲載されているHPのURLです。

日本語オンライン http://nihongo-online.jp/net/
日本村 http://job.nihonmura.jp/
にほんご書店そうがく社
http://www.sogakusha.co.jp/kyoshi.htm

あとは、ミクシーの日本語教師のコミュニティーにも求人が出ています。

と、色々ありますが、養成講座に通っているならば、その学校の掲示板や、卒業生の紹介などがあると思います。紹介は事前に条件や良い点悪い点が聞けるので、お勧めです。もちろん紹介の場合、基本的に学期の途中で退職等はできませんが、個人的には一番安心して行けるのではないか、と思います。

月収 月 7万円
月収 内訳 ・機関名:民間日本語学校
・勤務時間:48時間・時給1500円
・月収:7万円
日々のスケジュール 週3日 曜日は学期により異なる。 9時~13時/13時~17時

日本語教師に関する全般の質問

Q: もともとはどのような経緯で日本語教師を目指しましたか?

以前は、会社勤めをしていましたが、家庭の事情で引っ越すことになり退職しました。同じ職種で転職を考えましたが、また、引っ越しや海外に行く機会もあるということだったので、国内外問わず出来る仕事があれば、と考えて、日本語教師を目指しました。何歳からでも、未経験でもスタートできるというところにも魅力を感じました。

日本語教師は以前から興味があったので、良い機会だと思い、現役の日本語教師の方にいろいろと話を聞き、養成講座に通うことにしました。

Q:日本語教師をやってよかった!と、どんな時に実感しますか?

学生の成長を感じた時です。「あいうえお」も知らずに日本に来た学生が、数か月で日常会話ができるようになり、ある日学習歴を日本人に問われたそうです。そのときのことを、「日本人はびっくりしました。」と報告してくれたとき、とても嬉しかったです。

授業外で、色んな国籍の学生が教えた文型を一生懸命使いながら、日本語でコミュニケーションを取っているのを見ると、教えたことが生きているな、と感じて本当に嬉しく思います。

あと、日本語学校は毎日が異文化とのふれあいです。外国人から見た新しい日本を発見したり、学生とのやりとりはとても楽しいです。

Q:日本語教師で辛いこと、苦労することはありますか?

中級以降、特に卒業間近の学生のモチベーションを保つのに苦労しました。日本語学校では、毎日4コマ(45~50分)日本語を勉強します。日本に来て、最初は新鮮でも、毎日同じようなメンバーで同じ科目(日本語)を勉強していれば、どうしてもマンネリ化して、飽きてしまいます。

そうなると、学生のやる気も落ち、授業中に寝たり、携帯をいじったり、母語で話したりします。このような学生が増えると、クラスがコントロールできなくなります。学生をいかに引きつけ、やる気を引き出すか、これは一番の課題でした。

Q:なぜ、日本語教師を辞めましたか?

妊娠を機に退職しました。非常勤講師でしたので、私の地域では、認可の保育園は利用できません。また、民間の託児所に子供を預けて行くにも、4コマの授業に対して、移動時間や授業前の待機、授業後の残務を考えると、丸一日仕事になり、それでは保育料が軽く上回ってしまいます。

また、準備時間や持ち帰り仕事の時間もあまりとれなさそうなので、現在日本語教師はしていません。育児がひと段落したら、復帰しようと思っていますので、辞めたというよりも、休職中、という感じです。

Q:仕事の探し方としてどのような方法をおすすめしますか?

以下、求人がよく掲載されているHPのURLです。

日本語オンライン http://nihongo-online.jp/net/
日本村 http://job.nihonmura.jp/
にほんご書店そうがく社
http://www.sogakusha.co.jp/kyoshi.htm

あとは、ミクシーの日本語教師のコミュニティーにも求人が出ています。

と、色々ありますが、養成講座に通っているならば、その学校の掲示板や、卒業生の紹介などがあると思います。紹介は事前に条件や良い点悪い点が聞けるので、お勧めです。もちろん紹介の場合、基本的に学期の途中で退職等はできませんが、個人的には一番安心して行けるのではないか、と思います。

Q:これから日本語教師を目指したい方たちに、アドバイスをお願いします。

日本語教師としての勉強はもちろん、日本の文化(サブカルチャー含)、歴史に対して幅広く興味を持たれると良いかと思います。学生は日本語の質問だけでなく、そういったこともたくさん聞いてきます。

知らないことはもちろん「知らない」、と答えたらいいのですが、一般常識レベルの知識は必要だと思います。あと、クラスで、教師が学生に「どう思いますか?」と問いかけることが多くありますが、逆に学生に意見を求められることもあります。普段から色んなテーマについて、自身の意見を持っているといいと思います。

Q:今後どのような日本語教師を目指したいですか?

信頼される教師になりたいです。そのためには、まず「分かりやすい授業をする」「質問に的確に答えられる」ことが基本だと思います。

どのような語彙を使って説明すれば分かりやすいか、どのような練習をすれば定着しやすいか、常に考えて準備をします。

そして教えることよりもずっと難しいことですが、クラス運営が上手にできるようになりたいです。中級、上級でいつも思うのが、クラス全体がもっと前向きな良い雰囲気の中勉強できたら、もっと伸びるだろうに、ということです。クラス運営方法については、まだまだ、思考錯誤しているところです。

Q:教案作りで参考にしている、重宝しているサイトや書籍はありますか?

書籍

・「おたすけタスク」 くろしお出版 : 初級のアクティビティのために

・「クラス活動集 101」 スリーエーネットワーク : 初級アクティビティのために

・「クラス活動集 131」 スリーエーネットワーク : 初級アクティビティのために

・「日本語の教え方ABC」 アルク: 一番最初に初級授業を持った時に大活躍しました

・「中上級を教える人のための日本語文法ハンドブック」 スリーエーネットワーク :
中級以降の教案作成時

・「教師と学習者のための日本語文型辞典」 くろしお出版 : 中級以降の教案作成時

・「基礎表現50とその教え方」 凡人社 : 初級の教案作成時

・「初級日本語文法と教え方のポイント」 スリーエーネットワーク : 初級の教案作成時

・「中級日本語文法と教え方のポイント」 スリーエーネットワーク : 中級文法の教案作成時

・「クラスルーム運営」 くろしお出版 : クラス運営に悩んだ時に

Q:通った日本語教師養成講座420時間コースの感想を教えてください。

演習の多い学校を選んで受講したので、その点において非常に満足しています。養成講座を選ぶに際して、卒業後すぐに教壇に立てるように、演習重視の学校を選ぶことをお勧めします。

また、3ヶ月や4ヶ月と、短期間の資格取得を謳う学校もありますが、短期間で受講していた人を見ているとかなりキツそうで、みなさん、課題に追われるだけで振り返る時間が全くない、とおっしゃっていました。

1年ほどじっくり時間をかけて通学する方がしっかり身に付くのではないか、と思います。

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