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日本語教師養成講座 420時間

ヒューマンアカデミー文化庁届出受理講座 420時間 口コミ 公式サイト 少人数教育で多く経験を積めることが魅力

  • 少人数グループによる全員参加型の授業
  • 多数の講師により厳しさに差がある

👩 名取 羊さん・ 35歳・2022年修了

総合評価 4.0 ★★★★☆

日本語教師養成講座を受講しようと思ったきっかけは、日本語教師の国家資格化についての記事を見かけた事でした。

少し特殊な状況ですが、当時、配偶者の海外赴任に同行するために自身の仕事を休職し、国外で暮らしていたところ、コロナ禍で日本へ一時帰国することになりました。再渡航の目途が立たない中で一時帰国の期間を有効活用しようと思い、資格取得の情報を探していたところ、見かけたのが先ほどの記事でした。

日本語教師養成講座(420時間)を選んだのは、国家資格化を見据えた日本語教師の資格を目指したからです。日本語教師として働く事が目標であれば、日本語教育能力検定試験の合格だけで良かったのですが、国家資格化の情報があったため、先を見据えて養成講座受講を決めました。

当時の情報では、養成講座であれば教育実習も含まれており、国家資格化の要件に該当しやすいとの事でした。受講料が高額なためなかなか踏ん切りがつきませんでしたが、国家資格への期待もあり、受講を決めました。通い始めると、充実した理論講座、実践授業の多さ、就職サポートなど、妥当な金額だったと納得しています。

特に実践授業では、3、4人の少人数でグループ分けされ、アウトプットの機会も多かったです。少人数なので、人前で話す事が苦手な私でも乗り切る事ができましたし、分からない事はメンバーと相談しながら受講できたため、授業準備は大変でしたが孤独を感じず最後まで受講できました。

実践科目も、まず模擬授業例を参考に教案の作り方や進め方を学び、翌週に模擬授業をしてアウトプットするという構成だったため、やり方が分からないという事はありません。習得した知識をすぐに実践できるのでスキルとして身についている事が実感できます。

実践科目の模擬授業については、講師も学習者役として評価に加わります。私の場合、3つの実践科目がすべて違う講師で、それぞれの厳しさに差がありました。時には厳しい指摘もあり、心が折れそうになる事もありましたが、基本的には民間の養成講座のため、卒業まで十分にサポートしてくれます。

私の場合、一時帰国中に最短で修了できるようにスケジュールを組んでいましたが、コロナ禍1年目だったため、行動制限・活動自粛によってスクールも休校、再開未定が続き、思うように進みませんでした。そこでスクールの事務局担当者に相談し、休校の制度や修了期限など細かく教えてもらいました。これまでも出産や家庭の事情で休学される方もいたようで、みなさん復学して問題なく卒業できているという事も知ることができて安心しました。

実際に、渡航制限が明けてから戻り、1年間休学したのち、本帰国して復学、無事卒業することができました。しかも帰国先が受講していた学校とは別県だったため、再度相談し、転校の措置をとってもらいました。事務局担当者は女性の方でしたが、配偶者の転勤や出産・育児によるライフプランの変更に理解があり、その方のおかげで最後まで受講できたと思っています。

養成講座修了後は、そもそも資格取得が目標だったため日本語教師として働いていません。ですが、せっかく学んだ事が役に立つかもしれないと思い、日本語ボランティアに登録しています。まだ見学のみで実際に参加していませんが、ボランティア団体での日本語学習者には、国際結婚で日本に来た家族の方や、小中学校のALTなど生活者としての学習者が多いようです。養成講座では、留学生向け、ビジネスパーソン向け、生活者向けなど、相手に合わせた実践の授業が組まれていました。学習者のニーズに合わせた授業を提供するためにも養成講座を受けて良かったと思います。

この養成講座を選んだ決め手は?

講座を選ぶに当たって、「近場で通えるところ」、「文化庁認定420時間講座を受けられるところ」の2点でした。特に地方では、後者を満たすところが限られていたため必然的にこの養成講座を選びました。また、圧倒的な知名度により安心感がありました。

講師・カリキュラム 4.0 ★★★★☆

理論の講座は座学中心で、毎回授業終わりに小テストをするなど知識の定着をサポートしてくれる内容でした。実践の講座は、講義と実践ワークが交互にあり、学んだ内容を宿題として持ち帰って、次回の実践で模擬授業をするなど、すぐに生かせる内容が組まれていたため、スムーズに進めることができました。

講師には現役の日本語学校の先生もおり、実際の現場の話を盛り込んだりと、受講者が興味を引くような話題が多く、時間もあっという間に感じました。特に印象的だったのは、出稼ぎ目的の留学生を「逃がさない」ために空港まで迎えに行くことが多かったというエピソードです。まだまだ日本語教育の歴史は浅く、法整備も追いついていないため苦労が多いとの話が印象的でした。

そのほか、テスト対策も講義中に重要な点を強調してくれるため、至れり尽くせりといった印象です。講師に質問する際も、授業中はもちろんのこと、授業外でも質問を受け付けてくれます。ただし講師によって教え方にばらつきがあります。養成講座の科目テストで合格するだけのための内容を教える講師もいれば、日本語教育能力検定合格に向けた幅広い内容をまんべんなく教える講師もいました。卒業だけでなく、検定合格を目指す受講者には、テキストでの内容の再確認も必要だと感じました。

  • 受講した曜日と時間帯: 平日の昼・平日の夜
  • 1クラスの人数:5~6人
  • 重視されていたカリキュラム: 実践

授業料 4.0 ★★★★☆

合計:64万4,408円

    • 入学金:1万6,500円
    • 授業料:59万0,040円
    • テキスト代:3万7,868円

金額を知った時は、正直かなり高い印象だったため、最後まで継続して受講できるのかよく考え、慎重に契約しました。金額が大きいため、割引などの特典有無についても積極的に問い合わせました。その結果、2万円ほど割引してもらえました。

実際に講座を受講したあとでは、理論講座も充実しており、実践授業も多く、就職サポートなど含めると、妥当な金額だったと納得しています。

ただテキスト代については、冊数が多く、その代金だけでも4万円弱ですが、その中にはあまり使用しないものもあり、少し無駄に感じました。

教材 3.0 ★★★☆☆

テキストは、契約時点での最新のものを購入するので内容が古いという事はありませんでした。大きく分けて二種類あり、理論講義用のテキストと、実践や模擬授業で使用する学習者用のテキストです。

学習者にも使えるテキストについては、卒業後も使用できるので無駄ではないと思っていますが、理論講義用のテキストに関しては、テキストの他に講師が準備したレジュメもあり、内容が重複しているように感じました。

レジュメは養成講座の科目テスト用に要点を見返せる内容のもの、購入したテキストは日本語教育能力検定用の幅広い内容のもの、といった印象です。購入したテキストは、宿題や課題が出された時に自身で調べる程度で使用しましたが、購入の必要があったのか少し不満です。

スクールの運営スタッフ・サービス 5.0 ★★★★★

運営スタッフの方々は、みなさん卒業まで手厚くサポートしてくれました。質問や問い合わせについては、まずネット上で受付をしてから運営スタッフによる返信、または電話による連絡が来ます。タイムリーに連絡をもらえるのでストレスなく進める事ができました。

ライフプランの変更による休学、受講スケジュール変更の相談にも対応してくれ、いくつか選択肢も提示してくれるなど、受講者の立場に立って親身に相談に乗ってくれました。

特に対応してくれた事務局の方は、こちらが聞いた事に回答するという感じではなく、「一旦、状況をお聞かせください」とこちらの状況を把握した上で、可能な対応や選択肢を提示してくれました。一旦休学する際も、「休学自体は1年間ですが、受講期限も考慮すると○月までに受講再開すれば卒業できます」、「他県のオンライン講座に参加できるか本部に確認してみます」など、親身に相談に乗ってもらい、大変満足しています。

  • 欠席補講:卒業要件として、各科目の80%以上の出席率が必要、補講は費用がかかります。
  • 自習室:自習室はあったが、座席は少なかったため利用しませんでした。
  • 交流会:ありませんでした。

就職サポート 3.0 ★★★☆☆

資格取得を目標としていたため、就職についての相談はしていませんでした。授業終わりに最新の求人情報などを運営スタッフからの連絡事項として教えてもらう事はありました。

卒業後は、登録してあるメールアドレス宛てに最新の求人が届くようになっています。その他にも校舎ごとの公式LINEアカウントがあり、日本語教師に関する情報や地域の求人情報などの情報が共有されます。

日本語教師にまつわる質問

「養成講座の選び方」はどのようにアドバイスをしますか?

何を目標にするのかによって選ぶ養成講座が変わってくると思います。私のように短期間で、国家資格化を見込んでの受講であれば、文化庁認定講座(+大学卒業)も良いと思います。

日本語教師として働く事が目的なのであれば、どこで、どの教育機関で働きたいのかによっても変わってきますし、検定合格だけが目標なのであれば比較的安い講座もあります。

まずは講座主催校の説明会などに参加される事をおすすめします。勧誘もあるかもしれませんが、分からない事・不安な事を直接聞くことができるので良い機会だと思います。選ぶスクールで迷っている場合も、どの点に着目して選ぶべきなのか徐々に明確になってくるはずです。

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