元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

日本語教師経験談:日本国内の民間日本語学校他・・・

情報公開日:2013/09/06

プロフィール

桃太郎さん(45歳・女性)  *現時点
日本語教師歴 12年 (2002年7月~2013年8月現在)
※現在も日本語教師の職に就いています。
資格・課程 日本語教師養成講座420時間
千駄ヶ谷日本語教育研究所
日本語教育能力検定試験 合格
日本語教師へ転職前の職 Webプロデューサー

民間日本語学校他での経験詳細

期間 2002年7月~2013年8月現在
教育機関 ・民間日本語学校
・グループレッスン(企業)
・プライベートレッスン(個人)
・プライベートレッスン(企業)
求人の見つけ方 民間の日本語学校は、教員養成講座と同系列の学校で、卒業と同時に応募。 そこでは就学生や企業派遣、個人レッスンなどのさまざまな形体を行っており、自分の開いているスケジュールを登録し、仕事をもらう。個人でのプライベートレッスンは、友人からの紹介で行い、その学習者のまた紹介を受け実施。
月収 月13万円
日本語学校5万、企業派遣5万、プライベートレッスン3万
月収 内訳 教育機関カテゴリー名:日本語学校
勤務時間:週 20時間・時給2500円
月収:5万

教育機関カテゴリー名:企業派遣
勤務時間:週 20時間・時給2500円
月収:5万

教育機関カテゴリー名:プライベートレッスン
勤務時間:週 10時間・時給3000円
月収:3万
日々のスケジュール 平日8時から19時または20時半  土・日・祝 休み

日本語教師に関する質問

Q: もともとはどのような経緯で日本語教師を目指しましたか?

国際交流が好きで、趣味としていろいろな国の人と話すパーティー等には行っていました。ある時、誰でもかわりがきく会社の歯車である仕事がいやになり、会社を辞め、海外の山にトレッキングに行きました。

そのとき、道中は辛かったのですが、ネパール人の朗らかで気さくなガイドさんに、気を紛らわすために「アイーン」等、日本のギャグを教える機会があり、とても楽しい時間を過ごしました。

それがきっかけで外国人に日本の文化も伝えることができる、日本語教師を目指そうと思いました。

Q:日本語教師をやってよかった!と、どんな時に実感しますか?

全く日本語がわからなかった学習者がみるみるうちに日本語を習得し、日本での生活を楽しそうに送っている様子が垣間見えたときは、やりがいを感じます。

また、日本語教師としての立場でなければなかなかお会いすることのない方(一国の大使や、大企業の社長等)と、定期的にお会いできて、しかもさまざまな会話もすることができるので、非常に刺激的な毎日を送れます。

さらに、学習者が帰国をしたあとも交流が続き、学習者の家を訪ねて旅行をして家庭訪問をすることもあります。

Q:日本語教師で辛いこと、苦労することはありますか?

企業が授業料を払って学習されている方は、社会的にも偉い方や、会社でのポジションが高い方が多いので、出張や会議が多くあります。予定していたレッスンが突然キャンセルになることも多く、予定だけは拘束されているが全く収入が入らないようなこともタイミングによってはあるので、スケジュールには苦労します。

また、どんなに疲れていたとしても、その時間は学習者によい授業を提供する義務があるので、感情のコントロールは必須です。

Q:仕事の探し方としてどのような方法をおすすめしますか?

日本語学校に所属して、経験を積むことが大切だと思います。日本語学校への求人は、養成講座に通う予定がある場合は、日本語学校を併設して経営している養成講座に行くと、就職を見つけるチャンスが多いと思います。

日本語も流派とまではいきませんが、いろいろな教え方があるので、養成講座で習った方式ですぐデビューできるのは、仕事としてもやりやすいですし、同期入社が一緒に学んだ仲間であると、困った時に心強いです。

また、養成講座も就職実績が社会的評価になるので、積極的に他校への就職情報や面接アドバイス等行ってくれます。廊下にもよく求人広告がはってありました。

1.2年のうちはチャンスがあれば選り好みをせず、スケジュールが合えば、なんでも担当していました。ある程度経験をつみ、学習者への接し方や質問への回答もなんなくこなせるようになれば、どんな学習者を担当することになっても、心配がなくなります。そうすれば、場所や時間等、ある程度仕事が選べるようになってきます。

はじめのうちは修行のつもりで多くの先生の教え方や学習者の多様性にもまれることが必要かと思います。最初の2年が勝負と言われますが、そこで辞めてしまうと実はもったいなく、その壁を乗り越えてこそ見えるものもあります。

Q:これから日本語教師を目指したい方たちに、アドバイスをお願いします。

外国の文化が好き、人に教えることが好きという方にとっては、この上なく楽しい職業だと思います。ただ、安定した収入をえるのはなかなか難しいですが、個人のやり方によって、自由に収入を伸ばすことができるチャンスがあることも事実です。

また、教えること以上に、世界中の人から学ぶことの方がより多い仕事です。個としての成長の機会もたっぷりあります。

「この仕事が好き、やってみたい」と思ったら、楽しそうにこの仕事をしている先輩の真似をしてみてください。そして人としても磨かれて、輝く毎日を送る素敵な日本語教師になってください。

Q:今後どのような日本語教師を目指したいですか?

今までよりもよりパワフルに、さらにいろいろな国の学習者とふれ合い、外国人に日本語と日本の文化を好きになってもらえる授業を展開して行きたいと思います。

将来的には、自分の実体験を元に、どんな外国人も楽しく日本語を習得できるテキストおよび活動集を作成することが目標です

さらに外国でも日本語を教えてみたいです。日本語教師という仕事を通して、毎日毎日の積み重ねを大切に、人生の経験をより豊かにして行きたいと思います。

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