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日本国内 日本語教師経験談

国内 日本語学校 日本語を教え、多文化を学ぶ

れいさん・ 30歳・ 女性 👩 ・ 日本語教師歴 4.3年

総評

  • 国内の日本語学校
  • 雇用形態:非常勤講師
  • 期間: 2年(2018~2020年) 現在も勤務中
  • 月収: 12万円

今働いている学校では、主に大学や専門学校に進学希望の学生に教えています。学生の国籍もバラバラで、中国、ベトナム、ネパール、スリランカ、ミャンマーから来ている学生が多いです。

そんな多文化の環境で教えていると、こちらも勉強になることが多いです。日本語を教えるだけでなく、授業を通して向こうの文化や考え方にも触れることができます。

例えば、学生から「日本人は『ありがとう』とか『ごめんなさい』を言い過ぎです!本当にそう思った時、その気持ちがわかりません!」といったことを言われたことがあります。自分では当たり前すぎて気づけないことを教えてもらうことがあり、それが日本語教師をやっていて楽しいところでもあります。

もちろん多文化だから大変なところもあります。授業というものに対する考え方が日本人とは違うようで、授業中のおしゃべりはすごいです。また学生の母語も様々なので、基本的に日本語を使って日本語を教えるのですが、なかなかうまく説明できなくて悔しい気持ちになることもあります。

それでも日本語教師をしていると、なかなか他の仕事では得られない経験ができるので続けています。

他の教育機関と比較・検討しましたか?

この仕事を始める時、民間の日本語学校以外の教育機関は選択肢にありませんでした。というのも、日本語学校が一番キャリアを始めやすいからです。大学で教えるとなると、修士が必要ですし、募集もそんなに多くありません。日本語学校は人手不足なので、未経験の私でもすんなりと雇ってくれました。

日本語教師として苦労したこと、戸惑ったことはありますか?

日本語教師として一番大変なのは、授業準備です。一コマ45分の授業のために、2、3時間の準備がかかるということもあります。日本語教師になりたての頃は、もっとかかっていたかもしれません。

また授業準備には給与が発生しないため、いい授業を作りたいと思い、時間をかければかけるほど時給が減っていき、やるせない気持ちになることも多いです。

給与

給与: 12万円/月 ・非常勤講師

正直、非常勤講師としてだけで生計を立てるのは難しいと思います。周りを見ても、実家暮らしか、配偶者のいる人が多いです。コマ給も授業準備の時間を考えると、決して高いとは言えません。

また、昇給なども自分から掛け合っていかないと上がらないと思います。学校によってもコマ給が違うので、待遇のいいところへどんどん変わっていく人が多いです。私も今の待遇に満足しているわけではないのですが、学校の雰囲気がいいので残っています。

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月収 12万円

  • 1コマ45分:1,820円

待遇

  • 交通費

勤務時間

  • 1日4コマ 週5日勤務
  • 残業 残業なし

長期休暇中の給与保証

  • 給与保証がない

仕事のかけもち

  • かけもちしていない

授業形態・勤務スケジュール

クラス運営で大変だったことは?

クラス内のレベル格差、もっと言うと個々の学生の得意と苦手に気を配るのが大変です。漢字が嫌いで全くやろうとしない学生、聴解が苦手で遠い目をしている学生など、それぞれの個性を理解しつつ、でも授業に参加させるというのは骨が折れます。

誰にでも苦手はあるものなので、こちらが「絶対にやらせなきゃ」と思わずに、学生にもプレッシャーを与えないように、程よい距離感で接するのがいいと思っています。また苦手なものに学生が取り組んだ時はできるだけ褒めるようにしています。

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主なクラスの授業形態

  • クラス授業  1クラス15人

学習者層

  • 幅広い年齢層

学生の主な出身地

  • 中国
  • ベトナム
  • ネパール
  • スリランカ
  • ミャンマー

スケジュール管理で大変だったことは?

授業準備は大変ですし、プライベートの時間も削らなければならないこともあります。ただ、初めて教科書を使う時というのは時間がかかりますが、何回か使っているうちに慣れてきます。パワーポイントなども使い回しが出来るようになるので、長く続ければ多少は楽になると思ってやっています。

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スケジュール

  • 月~金:13:00~17:00 授業準備と中級クラスを4コマ ※夜に自宅で2〜3時間ほど授業準備
  • 土:自宅で4~5時間ほど授業準備
  • 日:土日のどちらかは休めるようにしています。

教案作りで参考にしているサイトは?

  • いらすとや
    パワーポイントの資料を作る時によく使っています。面白い絵もあります。
  • 絵でわかる日本語
    絵でわかりやすく説明してあって、自分の頭を整理するのに役に立ちます。

教案作りで参考にしている書籍は?

就職活動

この日本語学校で働くきっかけ・決め手を教えて下さい。

最初に授業見学をさせてもらい、学生と教師の距離が近く、アットホームな雰囲気だったので働くことに決めました。

使っている教科書も当時働いていたところと同じだったので、負担も少ないと思いました。交通の便が良かったのも理由の一つでした。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

そんなに形式ばった面接ではありませんでした。希望する曜日や時間帯、学習者のレベルについては聞かれたと思います。

他には雑談といった感じで、その学校の学生についてや日本語教育の難しさなどを話しました。厳しく審査されている、という面接ではありませんでした。

模擬授業ではどのような課題が与えられましたか?

指定された『みんなの日本語』の部分を模擬授業でやりました。先生方が学生役、ということで緊張しましたし、やりにくかったです。

自分の知っている学生を頭に思い浮かべて、彼らに対して授業をしていると一生懸命思い込もうとしました。

この日本語学校で求められる資質や資格、経歴や語学レベルは?

学生の母語がわかると役に立つだろうなと思ったことはあります。日本語教師をやっていると、よく「英語使うの?」と聞かれますが、英語はあまり役に立ちません。

ただ、自分が語学を勉強した経験はあった方がいいと思います。学生の苦労に共感できます。

就職活動で参考にしたウェブサイトは?

  • 公益社団法人 日本語教育学会
    民間の日本語学校の他にも、大学や海外の求人も見かけます。
  • 日本村
    都道府県別に求人を見ることができます。合同説明会などもやっているようです。

就職 教育機関選びで特に重視した点

  • 給与・待遇
  • 通勤時間
  • 授業の雰囲気

応募時に必要とされた資格

  • 日本語教師養成講座420時間修了
  • 日本語教育能力検定試験合格
  • 大学 日本語教育主・副専攻

就職 選考方法

  • 書類
  • 面接

日本語教師全般に関する質問

どうして日本語教師を目指しましたか?

大学でボランティアとして留学生と接しているうちに、日本語を教える楽しさに目覚めました。もともといろんな国の人と友達になりたいと思っていたのですが、日本語教師になればそれができるじゃないかと思い、日本語教育を専攻することにしました。

日本語教師をやってよかった!どんな時に実感?

教師をやっていて良かったと思うのは、違う国の学生同士が覚えた日本語を使って話しているのを見るときです。遊びに誘ったり、冗談を言い合ったり、もし日本語がなかったらこの友情も生まれなかったのかと思うと、日本語教師になって本当に良かったと思います。

日本語教師を辞めたいと思ったことはありますか?

授業がうまくいかなかったときは「向いていないのかな」と思い、辞めようかという考えがちらつきます。また非常勤講師だと、どうしても給与面では厳しいところもあり、授業準備が大変な時期は他にもっと稼げる仕事があるんじゃないかと思ってしまいます。

学生のみなさんへ 進路のアドバイスはありますか?

大学に日本語教育の教授がいたら、どんどん話に行った方がいいです。私自身、学生時代にもっと先生に具体的な話を聞いておけば良かったと後悔しています。

日本語教師になってから、相談できる人がいると心強いと思います。また、先生によっては日本語学校を紹介してくれることもあるようです。

社会人のみなさんへ 進路のアドバイスはありますか?

私の周りにも、一度社会人になってから養成講座に行って日本語教師になった人や大学院に入り直した人がたくさんいます。学習者も社会人や家族に付き添って日本に来た人など様々なバックグラウンドの人がいるので、これまでのキャリアが教師の仕事にも役に立つと思います。

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