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日本語教師養成講座 420時間

ヒューマンアカデミー 口コミ 公式サイト オンラインの授業でも満足なのは、大手ならでは

  • コロナ禍でも大きく滞らず修了できたこと
  • 現実的には就職口はあまりないこと

👩 のまさん・ 46歳・2021年修了

総合評価 4.0 ★★★★☆

コロナが起きた最中に通学が始まり、緊急事態宣言のもと校舎そのものが休校の措置を取らざるを得ないなか、zoom授業の対応などのおかげで大きく遅延することなく修了までたどり着くことができた。

対面の授業もあって欲しかったが、かえってオンラインで模擬授業をする機会も多く持つこととなり、今のご時世今後の経験としても良かった。こういった対応力は大手ならではだと思う。

zoomを用いた授業、パワーポイントを使った授業資料の作成など、初めてのことばかりだったが、周りに追いつくように自分で調べたりする中で使ったことのないツールを使えるようになっていくなど他のスキルまで身についたのは結果的にも良かった。

zoomの授業は他校と合同で行われることもあり、他地域の方とミーティングルームでグループワークするのは、地域性の違いを感じたり意見の広がりもあったり楽しかった。

また、大学を卒業したばかりの人から子育て中の主婦、リタイヤ後の方など幅広い年齢層の方々と同じ題材で話し合いをするのも刺激的だった。

これは模擬授業や教育実習をする段階になって、思い返して鳥肌ものだったのだけれど、zoomでは通信トラブルがつきもので音声が途切れたり聞き取りづらかったりするものを、顔色ひとつ変えずにPCやマイクを切り替えたりしていた。また人数に左右されるところがあるグループワークにおいて急な欠席者で割り振る人数がハンパになってしまってもサラリとやり方を変えて授業を進めていってしまうところなど、さすがだと思った。

自分なら慌てふためいて固まるだけの事態が起きてたのだが、気づかせず授業を進めていったのは見習いたいし、目の当たりにできたのはありがたかった。

それから、ベテラン講師の不出来なところは「ここは直すといいでしょう」という指摘の仕方、どこかしらいいところがあったらストレートに「良かった」というフィードバック。いいところも悪いところも素直に受け入れることができ、次にまたその講師の担当だといいなと期待することがあった。この点も、教師になる身の上としては「指導の仕方」「される側の気持ち」を身をもって知り、貴重なものとなった。

校舎担当スタッフが、問い合わせたいことがあったときにつかまりづらいのが少々難ありだった。対応自体は丁寧でいい人だったので、そこが玉にキズ。

また、最初の申し込み前の説明で、日本語教師について「幾つになっても資格さえあれば仕事ができる」との話だった。しかし、現実の給料の低さや需要の少なさ、コロナの影響の煽りについては触れられておらず(まあ話せば入校を見送る材料にはなりそうだから伏せるのはわからなくもないが)、できれば現実問題も多少話しておいてほしかった。なんとなく騙された感が残る。

この養成講座を選んだ決め手は?

ツタヤのラックで見かけたチラシがヒューマンのもので、通うのにアクセスが良かったから。

他のスクールと比較・検討しましたか?

たまたま目にしたチラシからそのまま申込に至った。他があるのを知らなかった。

講師・カリキュラム 4.0 ★★★★☆

e-ラーニング、通学両方の講師の方々が、実体験(日本語教師として、養成講座の講師として)を織り交ぜながら授業を進められ、退屈することなく授業を受けることができた。気づけば時間が経っている感覚だった。質問にも丁寧に気さくに答えてくださり、聞きづらい、ということはなかった。

模擬授業は20分に短縮したものだった。講師が2校舎掛け持ち(1校は対面、もう1校舎はzoomという形)で人数も多かったからだと思う。よく考えたらこれもすごいと思ったのだが、普通なんだろうか。

実際の授業の半分の時間ではあったが全体の流れはつかむことはできた。

それにそもそも日本語学習者が、留学生でも初級、中級、上級、さらに技能実習生やビジネスパーソンなど多岐に渡り、それらを対象とした授業となると授業内容もそれぞれ違う。コロナ禍で休校の措置まで取られる中、全ての模擬授業をこなすためにこの対応になったのではないかと思うし、短縮版でもそれぞれの模擬授業をできたのは良かったと思う。他はどうなのか知らないが。

教育実習が2回しか機会がなかったのが物足りなかった。

  • 受講した曜日と時間帯: 平日の昼
  • 1クラスの人数:4~7人
  • 重視されていたカリキュラム: 全体的にバランスよく

授業料 4.0 ★★★★☆

合計:約55万円

テキストや授業料込みで60万円台(自分はひとり親割引で50万台)は購入テキストと授業のコマ数、通学可能期間(最長3年間)とzoom対応など含めたら妥当ではないかと思う。

セミナーの案内も数多くあり、おおむね無料のセミナーは有料セミナーの初回お試し版のようなものだが、本当に無料のセミナーも中にはある。多く案内がくるので忘れたが。また、お試しセミナーでも内容は充実していた。

セミナーは、検定試験対策、パワーポイントの作り方、講師としてのコーチングスキルup方法、初級授業の作り方、海外につながる子供の日本語講座などなど、日本教師を目指す立場でもなってからも役立つ内容のものが多い。

受講終了後でも修了生はこれらの情報をメルマガで受け取れるし、興味があるものは修了生価格で少し値引きで受けられたりするものもあった。

教材 4.0 ★★★★☆

テキストは、検定試験対策や教師になってからでも使えるものばかりなのだが、授業でほとんど用いられることがなかったのが、少々どうかなと思う。

全く用いられなかったわけではないが、それにしても使わなすぎだろうと思った。もったいないなと自分でパラパラめくってみて「使えるじゃないか!!」とわかったくらいだった。「いいものを買わせてるんだからもうちょっと紹介くらいしてくれても良かった」んじゃないかと不満が残る。

写真は、通称「赤本」の4版と5版。受講中に5版が出版され、どうしたものかと思ったが結局買った。どちらかで内容が薄くなってる部分が双方にあり補完できたことと、問題が使い回しではないので数をこなせた点で買って損はなかった。

スクールの運営スタッフ・サービス 4.0 ★★★★☆

事務連絡的なものや対応はレスポンスが少々遅い。連休をとられてるときに問い合わせをすると2〜3日待つこともあった。しかし丁寧だし腰も低いし、担当スタッフの勤務状況など考えたら「仕方がないな」で妥協できるレベル。というか言っても仕方がないので受け入れるようになった。

  • 欠席補講:欠席しなかったので詳しくはわからないが、費用がかからないで振替という形を取っていたと思う。
  • 自習室:あったけれど使ったことはない。
  • 交流会:教育実習でのモデル生徒の外国人留学生や生活者と、授業中にフリートークの時間があった程度。
  • 質問システム(通信):そんなに質問しなかったのでわからないが、費用・回数制限はなかったと思う。手段はメール。返事は遅い。1日くらいでくることもあれば数日待つこともあった。

就職サポート 3.0 ★★★☆☆

このご時世だし職種が職種なだけに、求人そのものがホイホイあるわけではないながらも、求人サイトから応募できそうなものをピックアップして掲示板に貼り出してくれていた。

しかし、そういうことをしていると周りに教えておらず、他の受講生から聞くまで知らなかったという状況だった。

就職課もあるにはあるようだったが、校舎にはなかった。多分本校とか都市部の校舎ならあるのかも。面接対策も模擬授業対策も、セミナーならあったのかもしれないけど自分は知らずじまい。

日本語教師にまつわる質問

日本語教師養成講座に通ったきっかけは?

語学が好きだったことと、子供に何かを教える教師的なことをしたいと思っていたところで、チラシが目に入り、そのまま説明を聞きに行き受講することになった。

最近、近所でも外国人やその子供もよく見かけるようになり、語学も好きだし、好きなこととやりたいこととができることが一致してうってつけだと思ったので。

「養成講座の選び方」はどのようにアドバイスをしますか?

420時間準拠のところかどうか、しっかり確認すること。

ヒューマンアカデミーでは、最初に払った以上に追加の料金を取られるようなことはなかったので、大体目安として60万円くらいが妥当だと思う。

eラーニングが半年くらい、模擬授業や教育実習などの通学の期間が半年くらい、トータル一年くらいで修了できる講座だから、その期間でカリキュラムが組まれているかもみたほうがいい。

また、そのくらいの期間で終了するつもりで受講しないとモチベーションが続かない。ヒューマンは仕事の都合などで振替の融通がきいたが、はっきり言って一気に終わらせないとダラダラしてしまうし学ぶ内容も多いので忘れてしまうのがもったいない。

日本語教師に何級とかあるなどという講座もあるようだけど、はっきり言ってそんなのないから気をつけて。

日本語教育能力検定試験 合格者への質問

どのくらい勉強しましたか?どのように時間を捻出しましたか?

検定試験が10月下旬ごろなのに対し、6月末くらいから始めた。もう少し早く始めれば良かったかなと思った。

大体一日2時間程度。直前は、これだけやる、と決めたものが終わるまで、大体3時間程度。
直前は試験を受ける日のリズムに合わせるように、朝早く起きて朝の時間に学習した。

モチベーションが下がったときの対処法は?

仲間が欲しくなったので、Twitterのアカウントを作って、同じく受験する人たちを探して励ましあった。これは大きかった。感謝しかない。

おすすめの勉強方法は?

講座を受けていれば、eラーニングが終わった時点で、実は赤本一冊やったことになっている。自分はeラーニングが終わってから検定試験を受けることにしたので、eラーニングの時にもっと身を入れて視聴しておけばと後悔した。それでも授業内容を全部ノートに取っていたのでそれが助かった。

その後また赤本をやり直したりしたので、自ずと赤本は2周できたことになったのが良かった。つまり赤本は少なくとも2周はしたほうがいい。

教授法は時系列で年表にして覚えるといい。時代の流れで教授法も変わっていて、かつそのころにいろんな仮説があったりするので、自分オリジナルの年表を作っていくといいと思う。

あとは過去問6年分くらいを3周ほど。1回か2回分は手をつけずに取っておいて、直前に全くの休みの日を使って模擬試験をやってみるといい。

過去問の解答は答えしか載ってないけれど、解答と解説を詳しく丁寧にしているサイト
「毎日のんびり日本語教師」https://nihongonosensei.net/?page_id=8874
があり、こちらの解答解説を読むと理解が深まってより良かった。サイト管理者様には足を向けて寝られない。本当に感謝するばかり。

YouTubeにも検定対策チャンネルがいくつかあり、それもとても助かった。
https://www.youtube.com/c/研究日本語教育能力検定試験
https://www.youtube.com/c/日本語教師になる-ももこ
あの動画作った皆様もほんと神様。ぜひ活用してほしい。難関とされる音声の対策にもすっっっっっっごく助かった。

最大手
ヒューマンアカデミー
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