ヒューマンアカデミー 口コミ 公式サイト 働きながらでも通えるがやる気次第

この学校を選んだきっかけは、ネットで養成講座を調べていたとき「働きながらでも通える」システムに魅力を感じたからです。開講日時の少ない日本語学校の養成コースなどは仕事を持っている人には無理ですから。

満足した点は、通いやすさです。京都校は四条駅の近くにありました。そして朝から晩まで開講科目が多いです。たとえば「音声学」を木曜日の朝と金曜日の夜に開講しているといった具合で、働いていても空いた日時に必要な科目を取れるので融通がきき、修了しやすいです。価格は入学金込みで65万円程でした。

検定対策DVDは強く勧められ購入しましたが95,040円と高額でした。大卒ではない私は、検定を取らなければ420時間修了証書を持っていても、就職は難しいと知っていたので検定対策DVDも購入しました。

しかし養成講座がスタートしてから検定など簡単に取れるものではなく、働きながらいちから勉強するのは相当大変だということに気付きました。DVDの内容も非常に高度で専門的なものだったので、勉強しても素養がない初学者の自分のレベルに合わないと感じました。

学習サポート体制は微妙。自習室などはありませんでした。とにかく大人数で沢山授業をして、テストもなく、言い方は悪いですがどんどん420時間修了証書を発行するだけという感じです。もちろんそれでもやる気があれば多くを学べるとは思います。

常勤の仕事を持っていたため、京都市内の日本語学校の養成コース等は開講日時が少なく諦めるしかなかったためです。ワーカーを対象にした日本語教師養成講座は当時京都にヒューマンしかなかったと思います。それが理由です。

比較した講座は京都市内の日本語学校の付属養成コースです。土日は開講がなく平日の決まった時間に通学する必要があり、仕事を辞めないと通うことは不可能でした。

講師とカリキュラムに特に不満はありません。どの先生も現場の話を盛り込んでいたと思います。ベテランの先生は少し分かりにくいところもありましたが、不満はありません。質問にも丁寧に答えてくれました。

模擬授業と実習の数は、他の学校に比べて少ないという噂はありました。確かに少なかったのではないかと思います。実践力を養うカリキュラムになっていたとはあまり思えません。「授業受けっぱなしで何も身についていない」と話す人もいました。元々教職などに就いている人には向いていると思います。

授業料については後悔が少しあります。最初見学に行くと、けっこう強引な営業をされました。担当者が席を外した折、上司が急に出てきて重ねて営業されました。別に違法なことやおかしい点はなかったと思います。ただ、友達にはおすすめしません。

高額DVDも検定対策なので必要だしこんなにお得だという説明をされました。それは虚偽ではありませんでしたが、フタを開けて見るとちょっとイメージと違うということがありました。

海外で華々しく就職している人の紹介や高い就職率のデータを見学の際見せられ、希望を持ったのですが、プロの日本語教師常勤の仕事に就くのは簡単なことではありません。私の同期でも、「やってみてわかった。これを仕事にするのは無理だ」と転職を諦めてボランティアになった人が結構いました。

要は、検定を取って日本語教師就職がかなえば高い授業料とDVD代金の元が取れると思っていたのですが、それが簡単ではなかったということです。

テキストは他の養成講座の物を読んでいないので比べようがありませんが、普通ではないでしょうか。とにかく検定対策の赤本をみんな主にやっていました。

DVDは9万円の値打ちはなかったと個人的には感じます。テキストもDVDも非常に高度で専門的なものです。カルチャー講座のレベルではありません。

高校の非常勤の教師や大学生などが同期にいらっしゃったのですが、そういう人たちならすっと理解できると思います。学習者に教える用テキストは「みんなの日本語」でした。

個人的にはあまり満足できたとは言えません。最初見学に行くとけっこう営業がすごいです。そして実際に入学すると、あまり良心的とは言えません。雰囲気が学校というより、派遣会社のような民間企業という雰囲気だと個人的には感じました。

ただ、振替も無料でできるなど、お金を払った分はきちんとサービスを受けることはできます。

就職サポートは星の評価を３にしましたが、私は途中で常勤の日本語教師就職を諦めたので就職サポート体制について詳しいわけではありません。

履歴書の書き方セミナーとか、面接対策セミナーとかもありましたし、ヒューマンも力を入れていたのではないかと思います。ヒューマン独自の求人などもあり、いつも廊下に張り出されていました。また、就職サポート部門というのがありました。

もともと外国人と話すのが好きで、日本語教師に転職したいと考えたからです。大学や専門学校などに行かなくても420時間で修了できるというのが魅力的でした。

私は大卒ではなく、当時パートで働いていましたが、検定を取れば教師になれるというのは魅力的だと感じました。

日本語教師を目指すなら、個人的には日本語学校の付属養成コースなど現場に近い養成講座を薦めます。また、実際に講座に申し込む前に日本語教師のボランティアから体験してみることを強く薦めます。

私も養成講座を修了後ボランティアを経験したのですが、実際にどんな仕事かがよくわかります。スクール選びに迷うなら、ボランティアで友達を作って、詳しい人に色々訊ねるのが一番ではないでしょうか。そういうボランティアの人は高い確率で日本語教師養成講座を受けていると思うので。