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海外日本語教師経験談

タイ バンコク 大学(2017年) 教えるのは楽しいが事務仕事は大変

👩 ぽんたさん・ 26歳

総評

  • タイ バンコク 大学
  • 雇用形態:専任講師 *正規雇用
  • 期間:1年 (2016~2017年) *現在も勤務中
  • 月収:10万円 (3万2,000バーツ) *現地で生活をするのに十分
  • 勤務時間:1日8時間 週5日勤務   *残業:残業なし

私はタイの私立大学で働いています。

タイの私立大学には入学試験がありません。そのため、いろいろなレベルの学生が一緒に勉強することになります。また、一度も入学試験を経験せずに大学生になった学生が多いので、勉強の仕方がわからない学生や、勉強が嫌いな学生も少なくありません。そんな中で、日本語を教えるには勉強と思わせないように日本語を教える工夫が必要です。これは大変ではありますが、楽しいことでもあります。

純粋に大変だと思うことは、何に関しても大学側の対応が遅いということです。時間外手当を申請してもなかなか返事がもらえないこともありますし、学長のサインがもらえず、企画が進まないことも珍しくありません。これは一つ一つの部署が独立していて、他部署との連携が上手くとれていないことが原因です。

私の勤めている大学に限らず、タイの大学はほとんどこのような仕組みになっているようです。特にお金関係のことは自分でしっかりと管理しなければ、うやむやにさせてしまうこともあるので、そのあたりの管理が難しいところだと思います。

日本語教師として苦労したこと、戸惑ったことはありますか?

一般教養の授業で、ゼロ初級の学生を教えることになり、最初はとても苦労しました。日本で教えると、ゼロ初級のクラスは少人数になることが多いと思いますが、大学の一般教養のクラスなので、60人のクラスを持つことになりました。今までとは違う教え方をしなければならなかったので、慣れるまではとにかく準備が大変でした。

給与

月収:10万円 (3万2,000バーツ)
現地で生活をするのに十分

福利厚生はほぼなしと言っても過言ではありません。大学から一番近くの病院が無料で使える保険に加入しますが、ローカルな病院なので日本人が行くことはほとんどないと思います。

授業が多くて準備が間に合わなくても、会議が長引いても、残業代もありません。有給は年に8日ありますが、申請の際に学長のサインが必要で、承認されないこともあります。

給与の詳細を読む...

給与

  • 月収:10万円

月収の内訳

  • 基本給:10万円

待遇

  • 有給
  • 保険(登録した病院での医療費が無料になります)

雇用形態

  • 専任講師 *正規雇用

勤務時間

  • 1日8時間 週5日勤務   *残業 残業なし

学校が定める学生の長期休暇の有無

  • タイ正月の休み:1週間(4月中旬) 冬休み:1週間(年末年始)

長期休暇中の給与保証

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授業形態・勤務スケジュール

スケジュール管理で大変だったことは?

授業の入り方によってはお昼ごはんを食べる時間がないこともあるので、慣れるまでは大変でした。

授業形態やスケジュールの詳細を読む...

主なクラスの授業形態

  • クラス授業  1クラス20人 ※一般教養は1クラス60人

学習者層

  • 大学生

スケジュール

  • 8:30~10:30  3年生のクラスを1コマ
月、火、木、金
  • 10:30~14:30  翌日の授業準備 ※食事は仕事をしながらとります
  • 授業準備
休日:土日
休日に取り組んだ仕事:基本的には休み。試験期間中は試験監督が入ることもあります

就職活動

この大学で働くきっかけ・決め手は?

日本語を教えるだけでなく、自分の研究を進めたり、学科の活動に関わったり、自分で新しい企画を提案したり、いろいろな仕事ができることを魅力に感じ、勤務することに決めました。ほかにも、市内へのアクセスがよいことも決め手の一つです。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

具体的にどのような授業がしたいのかと、今後の研究方針について詳しく聞かれました。以前、ほかの国で日本語を教えており、その国の言語が得意だったこともあり、なぜその国ではなくタイを選んだのかということも聞かれました。

この大学で求められる資質や資格、経歴や語学レベルは?

タイの大学で仕事をするときは、日本語教育関係の修士号が必要な場合が多いです。日本語学校でも、420時間や、日本語教育能力検定試験合格、大学の日本語教員養成コースなど、何らかの資格が必要です。また、書類など基本英語で書くので、英語ができると便利です。

就職活動で参考にしたウェブサイトは?

就職 教育機関選びで特に重視した点

  • 学習者が学生

応募時に必要とされた資格

  • 日本語教育関連の修士号

就職 選考方法

  • 書類
  • 面接

面接方法

  • 日本国内にて対面で実施

日本語教師全般に関する質問

どのような経緯で日本語教師を目指しましたか?

大学生の頃、留学先で日本語を教えてほしいと言われることが多かったのですが、上手く教えることができず、もどかしく思っていました。

そこで、日本に帰国してから日本語教育の授業をとり、本格的に勉強しはじめました。その後、教育実習を経て、日本語教師という仕事にやりがいを感じ、日本語教師を目指すことにしました。

日本語教師をやってよかった! どんな時に実感しますか?

海外だと学生が日本語を使えるチャンスは限られたもので、ほとんどは日本語を教える教師との会話になります。しかし、授業が終わると、残念ながら大抵の学生はすぐに教室を出てしまいます。そんなときに、ごはんに誘ったり、教師側から話しかけたりすることで、学生が少しずつ自分から話しかけてくれるようになったときは、とてもうれしいものです。

大人しくてほとんど日本語を使うことのなかった学生が楽しそうに話しかけてくれたときは、日本語教師をやってよかったと実感します。

学生のみなさんへ 進路についてアドバイス。

海外で働きたいという思いがあるのでしたら、少なくとも修士課程があった方が良いと思います。特に大学で働きたいのでしたら、修士号があることは必須条件になります。

社会人のみなさんへ 進路についてアドバイス。

海外の大学で働きたい場合は、やはり修士号を取得すべきです。ですが、一般入試だと語学の試験がある大学院が多いので、自信がない方は420時間のコースを受け、資格の要らない場所で何年か働いてから、経験者枠で大学院受験をするのもありです。

タイで日本語教師を目指す方へ心構え・アドバイス。

タイはおおらかな国です。おおらかすぎて日本人には受け入れがたいところもあります。仕事のやり方もまったく違います。日本語教師歴が長く、自分のビリーフが固まっている方には働きにくい国かもしれません。

ですが、タイで働いていると、新たな発見もあります。異文化に柔軟な対応ができる方にとってはおもしろいところだと思います。

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