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海外日本語教師経験談

カナダ カナダ 日本語学校(2017年) 日本語文化へ理解を促すことも役割のひとつ

👩 chocoemasanさん・ 33歳

総評

  • カナダ カナダ 日本語学校
  • 雇用形態:常勤講師 *非正規雇用・フルタイム
  • 期間:2年 (2015~2017年) *現在も勤務中
  • 月収:8,600円 (100ドル) *それだけでは生活は難しい
  • 勤務時間:1日2時間 週1日勤務   *残業:1ヶ月合計6時間: 授業の準備

日本語教師として活動することとなったきっかけは、最初にワーキングホリデーで渡航した街で直接、日本語学校の校長先生とお会いする機会があり、その人柄にひかれたこと、また日本語学校でアシスタント教師を募集していたこと知ったからです。その後、別の街にて日本語学校の教師をする機会を得て今に至ります。

通う生徒は、主に日本語を継承語として学びたい子ども達です。彼らは日常を英語もしくはフランス語の義務教育下にいるため、どうしても日本語を学ぶ機会が家庭中心になりがち、また学年があがるにつれて英語、フランス語の割合が高くなりがちです。

そのため、生徒の日本語を学ぶモチベーションを高め、興味を引き出すと同時に、日本語の文化への理解を促すことも教師の役割の一つだと考えています。

とは言え、生活をこれだけで成り立たせることは不可能で、それ以外の仕事なり収入を得ることは必須です。実際、授業の開講日は週末が中心なので、他に仕事を持つことは難しくありません。

授業の用意に関しては、手に入る教材が限られているため、オリジナル教材を用意したり、また一つのクラスでの能力にばらつきがあるため複数の教材の用意が求められるので、その苦労は少なからずあります。

給与よりも、教師としての経験や、やりがいに価値を見出せる人には向いているかと思います。

文化活動のひとつとして神輿をかつぎました

ひらがなに親しむために作ったオリジナル教材

日本語教師として苦労したこと、戸惑ったことはありますか?

日本語教師として苦労したことは、まず教材が手に入りにくいということです。日本語を継承語として学ぶ生徒を対象としているので、彼ら向きの教科書を探すのは容易ではありません。

日本の書店から取り寄せたり、日本語の教科書から適切なものを探して使用したりしています。

また、無料でインターネットから印刷できるものもありますが、ほとんどは日本に住んでいることを前提に作成されているため、日本の季節、文化などのバックグラウンドがない子ども達にそのまま応用することは難しく、手作りの教材作りに時間がどうしてもかかってしまいます。

給与

月収:8,600円 (100ドル)
それだけでは生活は難しい

非営利団体という位置づけなので、給与や待遇を求めて働くというより継承語として日本語を次の世代に伝えたいと思いながら活動しています。

また、カナダならではなのですが、多くの継承語学校が存在し、それを支える組織があります。その組織を通じて、様々な継承語学校で活躍する講師と情報交換や外部からの講師を招いて教授法を学んだりしています。

給与や待遇を求めるならば、大学などの高等教育機関での講師になる方が需要は少ないですがよいかと思います。

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給与

  • 月収:8,600円

月収の内訳

  • 基本給:8,600円

待遇

  • 継承語学校講師向けのセミナー 年数回

雇用形態

  • 常勤講師 *非正規雇用・フルタイム

勤務時間

  • 1日2時間 週1日勤務   *残業 1ヶ月合計6時間: 授業の準備

学校が定める学生の長期休暇の有無

  • 公立教育機関に準ずる

長期休暇中の給与保証

  • 長期休暇中は仕事をしていない

授業形態・勤務スケジュール

スケジュール管理で大変だったことは?

一週間での授業時間が少なく、限られているため、授業で取り組む課題の取捨選択が大変です。また、詰め込みすぎの授業になると、生徒達は圧迫感を覚え楽しんで通えなくなってしまうことが懸念されます。

そのため、文化継承の時間には、工作を取り入れたりしています。宿題についても、平日の学校生活に影響しない程度に様子を見ながら出しています。

授業形態やスケジュールの詳細を読む...

主なクラスの授業形態

  • クラス授業  1クラス10人

学習者層

  • 小学生

スケジュール

  • 土曜日 9:40~11:45 総合2コマ
  • 日~金:土曜日のみ開校です。

教案作りで参考にしているサイトは?

教案作りで参考にしている書籍は?

就職活動

この日本語学校で働くきっかけ・決め手は?

教師が生徒数に対して、圧倒的に少なく、募集をしていることを知りました。以前いた街での日本語教師としての経験を活かしたいと感じていたこと、教師として、穏やかに子どもの目線で対話ができることが求められていたこともあり、自分に向いていると感じました。

面接ではどのようなことを聞かれましたか?

これまでに似たような経験があったかと、以前の日本語学校での勤務について聞かれました。また、待遇や勤務形態についての確認、日本語学校としての役割、成り立ち、教える生徒の日本語のレベルや使用状況などの話がありました。

この日本語学校で求められる資質や資格、経歴や語学レベルは?

継承語として教える際、生徒はすでに何らかの言語を学び、日常的に使っています。私の場合は英語、フランス語を学ぶ生徒でしたが、年齢が上がるにつれ英語などで理解していきたいと思うようです。そのため、現地の言語がある程度話せ、説明できるレベルだと教える生徒によってはとても役立つと思います。

就職活動で有効な手段は?

  • 『紹介』
    現地の教師を通じて

就職 教育機関選びで特に重視した点

  • 学校の規模
  • 通勤時間

応募時に必要とされた資格

  • なし

就職 選考方法

  • 面接

面接方法

  • 現地にて実施

日本語教師全般に関する質問

どのような経緯で日本語教師を目指しましたか?

海外で働きたいと以前から考えていたのですが、自分のこれまでのスキル以外にも、何か役立つスキルが欲しいと思っていました。

学生時代に塾の講師をしていたこともあり、教えることに対してはとても興味があり、やりがいを感じていました。偶然、日本語教師育成講座の存在を知り、その学費が適当であったこと、学習時間の確保ができることからまずは養成講座で学ぶことから決めました。

日本語を語学として学ぶことは大変面白く、それを人に教えることは大変ですが楽しいのではないかと段々その思いが強くなり、現在の仕事に結びつきました。

日本語教師をやってよかった! どんな時に実感しますか?

生徒とのコミュニケーションで、「あ、わかった」と嬉しそうな顔をした瞬間、生き生きと学んでいる様子を見る瞬間にやりがいを感じます。

また、生徒はカナダの文化、日本の文化の二つを肌で感じながら育っているので、会話の間にその違いを発見し、日本の習慣や文化、日本の良さを改めて発見したり、別の視点を得ることに楽しみを感じています。

学生のみなさんへ 進路についてアドバイス。

もし大学などで資格が取れるのならば、ぜひその授業を受けるべきだと思います。社会人になってから養成講座もありですが、圧倒的に時間が確保でき、就職までの猶予期間があるのでじっくり将来について考えられるからです。大学での日本語教師を視野に入れる場合も、カナダでの日本語教師の需要が少ないこともあり、修士資格以上が就職に有利になるでしょう。

社会人のみなさんへ 進路についてアドバイス。

カナダでは、日本語教師の需要は極めて低いです。そのため、教師以外の生活の糧をまず確保することが大切になってきます。養成講座などで準備をするとともに、現地で就職できるスキルを得ること、現地語を学ぶこと、貯金をすることが大切だと思います。

カナダで日本語教師を目指す方へ心構え・アドバイス。

一定の需要があるものの、なかなか教師としての生活は成り立ちにくいのが現状です。自分の生活をまずは安定させた上で、日本語学校などへ直接問い合わせること、ボランティア、アシスタント講師からスタートできないかぜひ交渉してみてください。

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