掲載日:
アルク 日本語教師養成プログラム 口コミ
公式サイト
説明が充実!読むだけで豊富な知識を簡単獲得
- 日本語教育の基礎的な知識を習得できます
- 試験対策が十分ではありません
Ryukaiさん・ 30歳・ 女性 👩 ・ 購入 2019年
総合評価 4.0 ★★★★☆
満足している点として、教材の内容が非常に充実していることが挙げられます。
日本語教育能力検定試験は出題範囲がとても広く、全ての重要単語を丸暗記するのは非常に難しいです。
しかし、NAFL日本語教師養成プログラムの教材は、重要単語に関する背景や説明が詳しく書かれている為、頭に入りやすく自然に覚えることが出来ます。実際、重要キーワード集を三回程読む程度で重要単語とその説明を暗記することが出来ました。
また、24冊のテキストをすべて読むことで幅広い知識を得ることが出来ます。よって、試験の記述問題では、テキストで得た知識を基に様々な切り口から考察することが出来、内容の充実した記述文を書くことが出来ました。
また、テキストにはカルチャーショックや異文化カウンセリングなどの内容も細かく書かれているため、試験だけでなく日本語教師になってからも役に立つであろう情報も多くあります。
満足出来なかった点として、試験に多く出題される時事問題を扱った教材がなかった点です。試験には時事問題が多数出題されます(私が受験した令和二年度の試験でも時事問題が数題出題されました)。NAFLのプログラムは、時事問題に関する教材がありませんでした。
そのため、自分自身でインターネットで情報を集めましたが、時間がかかり、どの情報が正しいのか分からないこともありました。よって、時事問題を扱った教材があれば役に立つと思います。
アルクの教材を選んだ決め手は?
海外に住んでおり、また自分のペースで勉強を進めたいと思っていたので通信教育の講座を選びました。その中でもアルクを選んだのは、合格率が高く信頼出来ると感じたからです。
また、アルクは期限内に講座を終了出来なかった場合も追加料金を支払えば延長出来ます。その為、万が一仕事や家庭の都合で学習を中断しても再開できるという安心感がありアルクを選びました。
教材 4.0 ★★★★☆
説明は分かりやすく、各章の最後にポイントチェック、各テキストの最後に実力診断テストがあるので各テキストの重要な箇所や内容が分かりやすく復習もしやすいです。
また、様々な教授法や日本語の話し方、聞き方、書き方、読み方それぞれの教え方が記載されており実務で役に立ちます。また、音声に関しても出身国別の日本語の発音の特徴が紹介されているので様々な国籍の学生に対応出来るようになっています。
一方、絵や図、色使いが少なく一ページあたりの文字数は多いので一冊読み終えるのに時間がかかります。
特に、「日本語の音声」のテキストでは、日本語の発音の仕方を表す口腔内の図が載っていますが、日本語教育の経験がない人にとっては分かりづらく私自身理解に時間を要しました。それに関しては、試験対策問題集のテキストに、「日本語の音声」の補足説明が載っているので、そちらを参考にした方が理解しやすいです。
教材の活用方法は?
約3カ月かけてテキスト24冊の重要な箇所にマーカーをひきながら読み通しました。その後、重要キーワード集を3回程読んで単語を暗記しました。そして、試験対策問題集、模擬テストを解き、間違えた問題や重要だと思われる単語などを自分でノートにまとめました。
試験の1ヵ月前に、テキストの最後にある実力診断テストを解き直し、また、優先的に出題される分野のテキストを読み返しました。
各教材についてコメント
- テキスト:24冊あり、タスクを解きながら読み進めていきます。各章の最後に章の重要な内容をまとめたポイントチェックがあり自身で空白欄を埋めるようになっています。 また、各テキストの最後には実力診断テストがあり、テキスト全体の理解度を図ることが出来ます。 紹介した写真でも見られる通り、テキストは絵や図は少なくほとんどが文章で構成されいます。重要な用語は太字で書かれています。
- DVD:教育実習生の日本語クラスの模擬授業を見ることが出来ます。日本語を教える際の重要なポイントが紹介されています。
- CD:聴解問題や出身国別の日本語の発音の特徴が聞けます。
- その他:1回分の模擬試験は本物の試験と同様の問題形式で試験の練習として使えます。試験対策問題集では試験で出る可能性の高い問題、聴解問題の解き方のポイントや記述の書き方が載っていて試験対策として役に立ちます。
試験対策 4.0 ★★★★☆
プログラムをひと通りこなせば基本的な知識を得られ試験対策出来ます。一方で時事問題などは自分で調べて学習する必要があります。
テキストの最後にある実力診断テストは重要な内容がまとめられており試験対策として活用出来ました。
テキスト以外では、重要キーワード集に重要単語とそれに関する説明が詳しく書かれており、試験で出題される用語をスムーズに暗記することが出来ました。また、試験対策問題集と模擬テストは出題方法や問題形式など実際の試験をイメージすることができ試験対策として役に立ちました。
試験対策としてテキスト24冊の使い方は工夫が必要です。テキストは重要な部分は太字で書かれていますが、内容が多いのですべてを暗記することは難しいです。私自身、最初は内容を覚えやすいようにテキストを読みながら大切な箇所をノートに書き写しまとめていました。
しかし、非常に時間がかかり効率が悪いと感じました。その為、重要だと思う箇所にマーカーをひきながら読む方法に変え、その部分を何度か読み返すことで知識として定着していきました。日本語教育能力検定試験は出題範囲が広いので一つ一つに時間をかけるより何度も繰り返す方法のほうが良いと思います。
NAFLのプログラムには時事問題対策が少なかったので自分自身で最近の日本語学習者の動向を調べる必要があります。また、模擬テストも1回分のみだったので、自分自身で過去問を購入し時間感覚を身につけました。そのほかにもアルクから出版されている「合格するための問題集」を解きました。
過去問にも「合格するための問題集」にもNAFLのプログラムには載っていない用語や内容がありました。聴解問題や記述問題はNAFLのプログラムで十分対策出来ますが、そのほかに関してはプラスアルファで自ら学習する必要がありました。
価格 4.0 ★★★★☆
24冊のテキストやその他試験対策の教材の内容は充実しており、日本語教育の基礎や基本的な試験対策が出来るのでこの価格には満足しています。
一方、NAFLのプログラムだけ行えば日本語教育能力検定試験に合格出来るかという確信はありません。聴解問題、記述問題以外の分野に関しては、合格をより確実なものにするためには過去問や他の問題集をこなす必要があると思われます。
私の場合、過去問や他の問題集には5000円程度費やしました。その点では、より試験対策に特化した教材を含めてこの価格であればより満足がいくといえます。
サポート体制 4.0 ★★★★☆
テストコの記述問題に対するフィードバックが非常に丁寧で分かりやすく役に立ちました。一つ一つの文に対して細かく指導してくれたので、どのように表現すればより説得力のある文が書けるようになるかを学ぶことが出来ました。
一方、記述問題を郵送してから採点されるのに一ヵ月時間がかかったのでもう少し早く回答がもらえるとやり直しがしやすいと感じました。
質問はしたことがありませんが、学習相談のページがウェブ上のマイページの見やすい場所にあるので質問はしやすいと思います。
テストコの実力診断テストの解説は若干簡素でしたが、参照にすべき章やページが記載されているので自分で間違った箇所を確認しやすかったです。
利用した学習サポート
- WEB採点サービス:テストコ
当サイト人気スクール 420時間養成講座
- 1位
-
ヒューマンアカデミー
最大手で人気No1!
無料説明会もオンライン対応 講座の40%が実技授業- 北海道から沖縄まで全国23校舎
- 授業は理論科目がオンライン
- 自分のペースでじっくり理論を勉強した後、通学で実践科目が学べる
- 開講3ヶ月前には満席になるクラスも
- ママと学生は最大28,620円割引
→ ヒューマンアカデミーの資料請求はこちら
- 2位
-
KEC日本語学院
1人50回以上の演習が出来る
- 理論より演習に重きを置いた講義
- 教案作成など演習の準備は大変だが指導技術を数多く学べる
- 6教室 新宿1校/他関西5校
- 3位
-
アルファ国際学院
充実の教育実習80時間
- 経験豊富な一流の専門家講師陣
- フレキシブルな受講スタイルで単位取得可
- 5教室 東京/大阪 他