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アルク 日本語教師養成プログラム 口コミ
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充実したテキストで知識のバックボーンを!

  • 試験に対応するバックボーンができる
  • 質問・相談への解答に時間がかかる
日本語教育能力検定試験合証書の写真 ひつじ先生66さん撮影

ひつじ先生66さん・ 66歳・ 男性 🧑 ・ 購入 2020年

総合評価 4.0 ★★★★☆

2019年に初めて日本語教育能力検定試験を受験しましたが、D判定の不合格に終わりました。

この時は過去問3年分と赤本を使用して、準備期間約4カ月の独学での受験でした。これでは合格する訳がないと考え、NAFL日本語教師養成プログラムを履修。2020年2回目にして合格することができましたが、学習時間は9カ月(約1,300時間)ほど費やしました。

このプログラムの良い点は本試験の内容を網羅する24冊の専門書で、特に試験で大きなウエイトを占める「日本語の文法」および「日本語の音声」は、それぞれ2分冊に及ぶ充実した内容で、ここをしっかり学習したことで本試験ではかなり点数を稼げました。

また、「社会言語学」や「日本語史/日本語教育史」は好きな分野で大変興味深く学習することができました。

私はテキストを精読しノートを作成しましたが、テキストにあるタスクを中心にまとめ、理解することと覚えることを分けて、覚えることはカードを作成し繰り返し学習しました。また、テストコを利用した「実力診断テスト」はすべてA評価となるように努めました。

24冊のテキストすべて履修することで試験に対応できるバックボーンを築くことができます。記述式問題は、サブテキスト「合格するための記述式問題40」を主体に学習しましたが、テキストによる知識のバックボーンにより、本試験においては文章を苦労なく作成することができました。

改善希望点としては、学習サポートの「質問・相談」に対する回答が遅いため、もう少し早めの対応を希望します。

NAFL修了証

学習記録

 

アルクの教材を選んだ決め手は?

アルクの「NAFL日本語教師養成プログラム」受講者の合格率が60%以上と高いこと、先にも触れたとおり24冊のテキストが検定試験の試験範囲を網羅し体系的に作られており学習しやすいことが選ぶ決めてとなりました。

このプログラムは通信講座ですが、まずこのテキストをしっかりやれば合格ラインを超えられるんだという手ごたえを感じました。

また、受講料は「合格パック2020」へ1月6日の申込で132,525円と比較的に手頃であり、特約で本講座のプログラムをすべて履修して受験に臨み、万一不合格の場合100,000円の返金保証、合格の場合は5,000円の御祝金があるという点も魅力で、このプログラムを選びました。

教材 4.0 ★★★★☆

24冊のテキストはそれぞれ著者が異なるため、大変分かりやすい解説をされているテキストと、文章が冗長であったり時代的に古い事例を使われているテキストもあったが、全体的には分かりやすいテキストであり満足できました。

試験対策としては重要用語を覚えることが必要ですが、それ以前に理解することが重要であり、このテキストはそれを可能にしています。

残念な点としては「質問・相談」を20回以上したが、解答が1か月ほどと時間がかかるものがありました。また、テキストの誤りを2回ほど指摘しましたが、1回は解答をいただけなかった。

教材の活用方法は?

24冊のテキストは概ね6か月かけ学習しノートを作成しました。覚えるべき項目は重要用語のカードを大判の付箋(75mm:127mm)に約200項目作成しノートに貼付し繰り返し覚えました。

また言語・音声学を学習するうえでは真っ先に調音点・調音法に対応する国際音声記号(IPA)と口腔断面図について、何も見ずにすばやく(30秒以内)書く訓練を毎日行いました。

テキスト履修後本試験の4か月前から、過去問6年分「合格するための本」および「合格するための問題集」を解き時間を計りマークシートへの解答の練習(マークシートは自分で作成)を行いました。

記述式問題の練習は本試験4か月前から週2~3回程度実施しました。。

各教材についてコメント

  • テキスト:24冊のテキストは、それぞれ大学教授などの専門家により書かれたテキストで、アカデミックでレベルは高いが分かりやすい内容となっています。 1冊150頁前後のボリュームで、各章にはそれぞれ問題形式のタスクとポイントチェックがあり理解を深めることができます。さらに、それぞれのテキストの最後に実力診断テストがあり、これを行うことでモチベーションを維持できました。
  • DVD:4巻から構成されるDVDは「音声・聴解」「言語一般」「言語と心理/言語と教育」「社会・分化・地域/言語と社会」について、コンパクトにまとめられた付属テキスト「パワーアップ特講」により理解を深めることができます。
  • CD:CDはテキストに対応する「日本語教授法Ⅰ・Ⅱ」「日本語の音声Ⅰ・Ⅱ」「日英の対照研究」「聞き方、読み方、話し方、書き方の教育」についての7枚のCDから構成され、充実した内容です。さらに「対策問題集」「模擬テスト」の2枚の音声・聴解のCDが付いています。
  • その他:サブテキストの「対策問題集」「合格するための本」「合格するための問題集」「合格するための記述式問題40」および「用語集」は24冊のテキスト履修後、本試験まで繰り返し学習しレベルアップすることができました。

試験対策 4.0 ★★★★☆

先にも触れたとおり検定試験に対応できる網羅的知識のバックボーンを築くことができたこと、サブテキストの「試験対策問題集」や「合格するための本」「合格するための問題集」の解説をよく読むことで何を学習すればよいかというポイントが分かった点は満足できました。

本試験に合格するためには、過去問を繰り返し解くことにより得点力を上げていくことだと思いますが、できれば過去問3年分くらいの問題の解説を教材として備えていただきたいです。

価格 5.0 ★★★★★

購入金額:132,525円(税込)

購入価格は通信講座「合格パック2020」の申込で132,525円と比較的に手頃で満足できる価格だと思います。

テキストも24冊のメインテキストのほか、サブテキストとして「試験対策問題集」、テストコによる「実力診断テスト」24回、「NAFL模擬テスト」、「記述式問題40」のほか、CD9枚・DVD4枚による「パワーアップ特講」など充実しています。

また、サポート面ではテストコを通じての質問・相談に対して丁寧な説明・解説がありました。

さらに、特約で本講座のプログラムをすべて履修して受験に臨み、万一不合格の場合100,000円の返金保証、合格の場合は5,000円の御祝金があるという点も魅力的です。

サポート体制 4.0 ★★★★☆

学習サポートについては概ね満足できるものでした。WEB採点サービス:テストコは解答すると即座に採点され解説も速やかに送られてきた点は満足でき、モチベーションを維持することができました。

質問する手段はテストコを通じて行い、回数などの質問への制限は無く20回以上質問しましたが、質問に対する回答は丁寧でとても参考になり満足できました。ただ、解答までの時間がかかるためモチベーションが落ちることがありました。

日本語教育業界に関する情報はアルクのホームページや「日本語ジャーナル」から最新の情報入手することができてよかったと思います。

利用した学習サポート

  • WEB採点サービス:テストコ
  • 個別質問サービス:NAFL質問ボックス

その他の質問

受験生へアドバイス 勉強方法

私は金融機関に40年勤務し一昨年定年退職しました。

以前から興味のあった日本の古典や日本語史あるいは方言や社会言語学などを学びたいと思い、全く分野の違う日本語教師の試験を受けることにしました。たまたまコロナ禍で、でかけることもなく家で蟄居生活であったので学習時間は十分とることができました。

通信講座は精読してノートを作成し、1月から6月までに24冊を履修、その後4か月は試験対策の学習をしました。興味のある項目は専門書や論文を読みました。

テキストの中では「12日本語史/日本語教育史」は真田奈良大学教授の解説で興味深く読むことができました。また、「10日本語の文法ー基礎」は山内実践女子大学教授の著書で、他の日本語文法の書籍にはないわかりやすさがあります。「13日本語の文字表記」は読み物としてもおもしろかったです。

試験対策は過去問6年分とサブテキストの問題を3回づつ繰り返し解きました。記述式問題は原稿箋に手書きで書く練習と並行し、文章を構成するうえで訂正が容易であることからワードの原稿箋を利用し練習しました。

本試験では「やさしい日本語」のあり方について提示された3つのキーワードを一つ以上使って解答することを求められましたが、キーワードを3つ使い解答することができました。

教材は実践で役に立ったと感じましたか?

日本語教師になって日が浅いですが、地域の日本語講座で週1回ボランティアの日本語講師を行っています。

N2合格を目指すベトナムの技能実習生を教えていますが、日本語がある程度できるので、今のところはさほど苦労はありません。

通信講座で得た知識では特に日本語の文法や漢字の仕組みなどが役に立っていると思います。難しいと感じるのは実習の経験がないため、初めて日本語を習う外国人を教えるという点です。

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