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アルク 日本語教師養成プログラム 口コミ
公式サイト
厳しくも、面倒見の良い講師陣!
- テキスト内容の充実と、面倒見の良さ
- 実践的な日本語教授法が、もっと知りたい
Zoeさん・ 51歳・ 女性 👩 ・ 購入 2017年
総合評価 4.0 ★★★★☆
2017年2月から、アルクのNAFL日本語教師養成プログラムを受講し11月にひと通りの勉強を終えました。2018年の検定試験を受ける予定です。アルクの通信講座は以前にも、ボキャビルマラソンやTOEIC対策などでお世話になっています。
日本語教師に興味を持ったのは、EPA(経済連携協定)の枠組みで、フィリピンやベトナムからやって来る外国人介護士への日本語教育に興味を持ったからです。
仕事をしているため、通信以外の選択肢はなく、以前にTOEIC対策で印象の良かったアルクの、NAFL日本語教師養成プログラムの受講を決めました。
教材の内容は、テキスト24冊、検定試験対策問題集、NAFL模擬テスト、CD9枚、DVD1枚、重要キーワード集です。
アルクを受講して良かった点は、面倒見の良さです。「音声・聴解」の学習で、CDだけではどうしても理解できない部分があり、メールで質問すると、レスポンスも早く丁寧な回答をいただきました。
欲を言えば、教材が検定対策に偏りすぎているというか、現場でどう教えていくかという視点が少なかったような気がします。
この講座は日本語教師を目指す人のためのものですから、当然、実践的な指導法が必要になってきます。せっかく勉強するのであれば、先を見越した実践的な日本語教授法も合わせて学びたいと感じました。その方が長い通信講座の間のモチベーションを保つのにも効果的だと思います。
印象に残るのは、記述式問題の採点の厳しさです。プログラム中、2度の記述式問題の提出があるのですが、これがなかなか厳しい。20点満点で10点以上が合格です。2度とも1回目では合格せず、再提出を求められました。正直それなりに自信があったので、ショックでした。
でも、送られてきた講評には詳しく問題点が指摘されていて、納得できました。結果的には、参考になって良かったです。
アルクの教材を選んだ決め手は?
通学か通信かでいうと、仕事をしているため、通信以外の選択肢はありませんでした。他の通信と比較していませんが、勉強した感覚では、NAFL日本語教師養成プログラムはお手頃価格だと思います。
アルクの通信講座は、以前にボキャビルマラソンやTOEIC対策などで利用したことがあります。その際に、ウェブサイトで講師へ質問するとしっかりサポートしてくれた、という良い印象がありました。それが決め手のひとつです。
合格率は、それほど気にしていません。
教材 4.0 ★★★★☆
テキストは、日本語教師経験のない私でも理解できる平易な言葉で説明されていて、分かりやすかったです。説明と練習問題のセットが繰り返す構成になっています。つまり、説明を読んでその練習問題を解き、それが終わると、また次の説明に進むというかたちです。
取りこぼしのないよう、分からなければそこで立ち止まれるよう、工夫されていると感じました。
写真は、テキスト全24巻分です。
テキストで音声が確認したい部分には、必ず付属のCDが対応しています。発声練習や聴解練習を理解するのに役立ちます。
DVDでは教育実習の様子が見られます。大学院で日本語教育について学ぶ4人の実習生の授業風景です。
教材の活用方法は?
6か月でテキストを一通りこなしました。どこから取り掛かっても良いということだったので、自分の得意分野から進めました。CDはテキストに準拠しているので、テキストを勉強しながら、同時にCDを聞きました。
テキストを一巻終わるごとに実力診断テストを受けます。テストコというWEB採点サービスを利用しました。その場でテスト結果を確認できます。
その他教材に、オンライン提出課題があり、これは提出の時期が決められています。その時期に合わせて、もう一度テキストに戻り必要な箇所を復習しました。
もう一つのその他教材として、記述式問題があります。これも提出の時期が決められていて、テキストに戻り必要な箇所を復習しながら解答しました。
各教材についてコメント
- テキスト:検定試験に対応。24巻あるうち、どの巻から勉強しても良い。 巻末に25問の実力診断テストが付いていて、合格するまで再提出することになっている。
- DVD:教育実習の授業風景。実習生4人がそれぞれ文型練習を教える様子が見られる。
- CD:全9枚。内7枚は、テキストに連動して、音声説明が必要な部分を聞ける。 他の2枚は「音声・聴解」の対策問題と、模擬テストになっている。
- その他:オンライン提出課題4回 問題掲載と提出期間が、決められている。全4回分をそれぞれの期間中に提出しないと合格できない。 問題はテキストで学ぶ内容とリンクしている。 記述式問題2問 検定試験の記述式問題に対応したもの。問題は、2問ともコースの開始時に知らされる。提出時期が決まっていて、それぞれ400文字程度で解答する。合格するまで再提出することになっている。
試験対策 4.0 ★★★★☆
NAFL日本語教師養成プログラムの教材は、日本語教育能力検定試験対策として、十分な学習内容だと感じました。学習量が豊富な分、色々な角度から物事を見られるようになったと思います。検定対策ではあるけれど、それだけにとどまらず、日本語に対する理解が深まりました。
ただその反面、テキストのなかで、どこが検定試験のポイントかというような工夫は、特に見られなかったように思います。また、巻末に25問の問題がありますが、テキスト全体の学びの量と比較して、問題が比較的簡単で、量も少なすぎるように感じました。
結論として、NAFLは通信教育を修了までこなすだけなら、それほど難しくはないかもしれません。検定対策としては、テキストをしっかり読み込んで真面目に勉強しないと、自分のものにはなりません。当たり前のことかもしれませんが、勉強しながらそのように感じました。
価格 3.0 ★★★☆☆
価格については、ほぼ妥当かなと感じています。
今回は、合格パックというものを利用しました。講座を受講し、課題提出を期限内に全て修了し、なおかつその年(2017年)の10月の試験に不合格だった場合、一律10万円を返金するという返金保証のついたものです。
そのため、通常のNAFL日本語教師養成プログラムより、少し高い価格になっていると思います。但し返金してもらうには、教材一式を送り返さなければならない、とか、不合格の結果通知のコピーを送らなければならない、という条件があります。
私の場合、課題は全て修了していたのですが、自分都合で2017年10月の試験を受けることができなかったため、返金の申請はできませんでした。ただ、もし受験して不合格だったとしても、返金申請はしなかったと思います。
というのは、教材は役に立つ内容が豊富で、今後日本語教師をすることになれば、テキストの教則本は利用できると、受講中に感じたからです。今では、不合格時の担保にしようと合格パックを選んだのは、間違いだったと思っています。
日本語教師を目指す方なら、教材は受験後も利用価値があると思います。もし合格パックを考えておられる方があれば、再考されてみてはいかがでしょうか。
サポート体制 5.0 ★★★★★
実力診断テストの提出に、WEB採点サービス「テストコ」を利用しました。診断テストは100点満点で、点数によりAからC、不合格ならDの評価がつきます。問題提出後、すぐに採点され間違えたところが分かるのでとても勉強しやすいです。
テストコでなければ、郵送で提出しなければなりません。郵送だと返信に一週間はかかるようで、不合格時の再提出のことを考えると、テストコを利用する際との手間の差は、かなりのものだと思います。
NAFLには、質問したいことがある場合に、NAFL質問ボックスというものが設けられています。まず、NAFL FAQでよくある質問を確認して、答えが見つからなかったら、質問ボックスへメールする手順になっています。解答までしばらくかかる旨が書いてありましたが、私の場合は、結構早く解答いただきました。
内容も親切で詳しい解説でした。CDだけではどうしても理解できない部分で、ありがたく感じました。
利用した学習サポート
- WEB採点サービス:テストコ
- 個別質問サービス:NAFL質問ボックス
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