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アルク 日本語教師養成プログラム 口コミ
公式サイト
真面目にコツコツ勉強できる人向けの教材
- 検定の小論文の添削が受けられる
- 検定試験合格のみに特化していない
Rosierさん・ 41歳・ 女性 👩 ・ 購入 2016年
総合評価 4.0 ★★★★☆
日本語教師になることを考え始めた当初、日本語教育や、日本語教育能力検定試験のことは何も知らなかった。
時間的に420時間の養成講座に通うことが無理だったこと、また文法、音声学、その他それぞれの分野の本を購入するのが大変だと思ったため、出題分野の広い日本語教育能力検定試験の各分野を網羅しているNAFLで勉強し、検定合格を目指した。
NAFLは分野ごとに分けてテキストが作られており、それを読み進め、また1冊終了する度にネット上で理解度チェックのテストを受けて、客観的に自分の理解度を知ることができる。
最も良かったのは、日本語教育能力検定試験の模擬試験が付属していること。試験に小論文があり、書いたものを郵送し添削してもらうのだが、一度不合格になった。書き直して再提出し、2度目で合格点をもらえた。この経験で、小論文の書き方がわかり、実際の試験の際にも役立った。この小論文の添削はNAFLの良い点だと思う。
また、学習中の疑問は、ネットで出来るようになっているが、やはり通信教育なので、スケジュール管理を自分できちんと計画して学習を進められる人向けの教材。私は独学が好きなタイプなので、NAFLでの勉強は合っていた。
幸いにも、検定に1度で合格することができたが、合格のためには正直、NAFLでの勉強だけでは不十分。試験前には、検定合格に特化した参考書等を使って勉強した。
アルクの教材を選んだ決め手は?
私自身が、教室で学ぶよりも独学の方が慣れているため、通信の方が自分の性質に合っていたことが通信講座を選んだ大きな理由だった。
また、アルクは大手で信頼できるという点もあり、また実際に、この通信講座に申し込む前にはアルク本社に伺い、教材を見せて頂き、内容にも納得した。
さらに、420時間養成講座に通うよりも費用がずっと安く抑えられることは大きな魅力だった。
教材 4.0 ★★★★☆
24冊のテキストはほぼ全て、ですます調で書かれている。特に「日本語の文法」は講師が読み手に話しかけるような文体で書かれており、これを読みやすいと感じるか否かは個人によって違ってくるだろう。
私としては、文法事項は、話し言葉調で説明するよりは、もっと簡潔に、またもう少し図や表(動詞の活用形の作り方などの表)を使って説明してある方がわかりやすかったと思う。
また、教育実習のDVDはだいぶ前に収録されたもののようなので、新版を製作してもいいかもしれない。
教材の活用方法は?
1ヵ月で3冊、つまり24冊のテキストを8か月で終了する計画を立てた。
初めのうちは、テキストを読み、ノートを作っていたが、そのうち忙しくなり、ただテキストを読み、重要なところに線を引くだけになってしまった。
それでも、テキストを1冊終わる度に、ネット上で理解度をチェックするテストを受けるので、自分の理解度を客観的に把握しながら学習を進められ、最初の計画通りに8か月で24冊のテキストを全て終えることが出来た。
CDやDVDは、忙しかったため、該当する分野を勉強する時に視聴する程度だった。
日本語教育能力検定試験の模擬テストもついており(実際の試験よりもレベルがやや易しいと思うが)、それは助かった。
各教材についてコメント
- テキスト:文法、音声、異文化理解など、分野ごとに分かれたテキストが24冊ある。テキストは黒とオレンジ色に近い赤の2色刷り。テキストは横書きで、厚いものは180ページ程度、薄いものは110ページ程度。必要な個所に図、グラフ、写真が掲載されている。本文に特に関係のないイラストは少なめ。どのテキストも基本的に、ですます調で書かれているが、「日本語文法」は、さらに講義を書き下ろしたような、読み手に話しかけるような文章スタイルで書かれている。
- DVD:「日本語教育実習」のDVDで、日本語教師を目指している人たちの実習の様子と、それに対する講評を観ることができる。
- CD:「日本語教授法」で、実際の授業でどのような会話練習をするのかを聞くことができ、実際の教室の様子を想像することができる。また音声関連のCDで、実際の発音を聞けるのが良い。
- その他:日本語教育能力検定試験の模擬試験があり、(公式の過去問題集と違い)解答だけでなく解説もついているので有難かった。
試験対策 3.0 ★★★☆☆
日本語教育能力検定試験にこれだけで合格するのは正直難しいというのが本音である。検定合格だけを目標とするのであれば、むしろ、試験対策の本を1~2冊読み込めば合格できるだろう。
もっともNAFLは、日本語教育能力検定試験に出題される範囲、また実際に日本語教師として働くのに必要な分野を網羅はしている。
ただ、文法、異文化理解など、各分野が奥深く、もしそれらの分野を深めたいと思うなら、専門書を読んだ方がいいだろう。
検定対策としては「帯に短し襷に流し」である。もしお金をかけずに独学での合格を目指すなら、検定合格を銘打った本を1冊、また自分の苦手な分野の本、さらに過去問題集で勉強することを勧める。
価格 3.0 ★★★☆☆
420時間の養成講座に通うよりは費用を安く抑えられる。また420時間の通学講座と違い、通信教育なので、その意味では独学に近くなる。独学と考えるとすれば10万円は高いと思う。
もっとも、ネットで理解度チェックのテストが受けられること、また検定にある小論文の添削指導が受けられるのは良い。
サポート体制 5.0 ★★★★★
NAFLで最も良かったのは、検定模擬試験の小論文の添削を受けられた点。実は一度提出して不合格になり、再提出して合格した経緯があった。この経験から、どのように小論文を書けば良いか方向性がつかめ、検定合格に繋がったと思っている。
論文の書き方はコツがあり、独学で参考書を読んで学ぶことができるが、私は、論文は一度、プロに添削してもらった方がいいと思った。
また検定直前対策セミナーは有料ではあるが、一流講師の授業を受けられ、検定に役立つ情報も聞くことができ、とても役立った。
利用した学習サポート
- WEB採点サービス:テストコ
- セミナー
その他の質問
受験生へアドバイス 勉強方法
NAFLで最も良かったのは、検定模擬試験の小論文の添削を受けられた点。実は一度提出して不合格になり、再提出して合格した経緯があった。この経験から、どのように小論文を書けば良いか方向性がつかめ、検定合格に繋がったと思っている。
論文の書き方はコツがあり、独学で参考書を読んで学ぶことができるが、私は、論文は一度、プロに添削してもらった方がいいと思った。
また検定直前対策セミナーは有料ではあるが、一流講師の授業を受けられ、検定に役立つ情報も聞くことができ、とても役立った。
教材は実践で役に立ったと感じましたか?
NAFL受講後、検定試験には1回で合格することができたが、通信教育では何と言っても実習が学べないので、いきなり教壇に立つことは不可能。
結局、日本語教師養成学校で、420時間ではなく、教育実習のみのコースを受講した。
この秋から日本語教師として働く予定だが、教師になった後に、NAFLのテキストを読み返して役に立つと思うことを願っている。
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