最も現実的で就職に有利な、日本語教師になるための資格

日本の公立中学校で英語を教える場合、大学で教員免許を取得していることが必須条件になりますが、日本語教師の場合、日本語の教え方を勉強せずに教えることは法律上問題ありません。

ただし、法律上問題はなくとも、実際各教育機関にて日本語教師として採用されるには「日本語の知識」と「日本語の教え方」が身に付いているのか、問われることがほとんどです。

具体的には以下の3つの条件のうち、最低1つをクリアしていることが求められることが一般的です。

日本語教師になる主な3つの方法

  • その① 日本語教師養成講座420時間 修了
    養成講座 大手ヒューマンアカデミーなどが実施する民間の養成講座に半年~1年程度通う。費用は全国平均57万円。
  • その② 日本語教育能力検定試験 合格
    1年に1回実施される検定試験。合格率25%前後。
  • その③ 大学・大学院日本語教育課程 主・副専攻修了
    大学に4年間通い、主専攻、もしくは副専攻で学ぶ。大学院は2年。
事実、当サイトで国内の教育機関で教える89名の日本語教師の方に回答いただいたアンケートではいずれの資格がない状態の方は1名だけでした。

6割の方が①の養成講座修了生と断トツに多く、残りの3割の方は③の大学・大学院にて日本語教育を学んでいます。

ただし、現在未経験で日本語教師を目指し、特に国内にて就職に有利な状態にしたいのであれば、①~③のいずれかではなく、①養成講座修了+②検定合格、もしくは③大学+②検定合格のパターンで資格を取得してください。

検定試験は合格率25%と簡単な試験ではありませんが、しっかり勉強することで合格が可能です。

この記事では日本語教師になった89名のアンケート結果の詳細を交えながら、日本語教師になる主な3つの資格・方法とそれぞれの注意点、なぜ養成講座+検定合格を目指すべきなのかをご説明します。

現場の日本語教師の資格取得状況

養成講座修了が6割。最もメジャーな方法

社会人の場合、大学での主専攻・副専攻は学びなおしになる方も多く、大学入学前でない限り、選択肢に入る方は少ないでしょう。

その場合、「養成講座」と「検定」とどちらの方法が良いのか悩まれるかと思いますが、養成講座修了者が全体の6割と多く、最もオーソドックスな方法です。さきほど申し上げた通り、養成講座を修了するだけではなく、検定合格も目指してください。

以下日本語教師歴11年 日本語学校の専任教師で採用も担当していた方(35歳)からのアドバイスです。

私の学校の応募者で一番多いのが養成講座出身者でした。検定試験合格のみ、大学の専攻のみで応募する方は少なかったです。採用決定は主に模擬授業の内容で決めていたのですが、養成講座出身者でさらに検定試験にも合格している方は、結果的にほぼ採用していました。講座も自学も熱心に行ってきた方が多いからかなと思います。

実際、養成講座修了者のうちの6割の方は「且つ検定にも合格」しており、日本語教師になった方法として全体から見ても最も多いパターンです。

日本語教師になった方の中で、実際①養成講座修了+②検定合格のパターンが最も多いということは不可能な話ではなく、現実的でもあるということです。

また、今回アンケートを回答した全89名の日本語教師のうち、日本語教育能力検定試験に合格していたのは約半分の方たちでした。

もちろん当サイトで実施したアンケートのため誤差はあります。また重視する条件は教育機関によって異なりますが、検定に合格することで、特に未経験で就職活動をする場合、検定なしの方より少なくとも書類上は一歩有利に立てることを意味します。

前出の日本語教師兼採用担当者も日本語教育に興味や熱意を持っている証明でもあり、実際模擬授業も良いことが多かったため、検定不合格でもチャレンジしている応募者には注目をしていたようです。

個人的な肌感覚として、養成講座出身者の中でも検定試験も合格していたり、不合格でも採用後に何度も挑戦している方のほうが熱意がある方が多く、模擬授業も良かったので、今後伸びると期待して採用していました。

未経験者が少しでも武器になる現実的な資格です。ぜひ養成講座修了と検定合格両方を目指してください。

※海外の就職の場合、国や教育機関等によってその国の母語が話せるのか、海外での生活に適応できるかなど資格以外が重視されるケースもあります。

尚、有資格の状況は①養成講座+②検定合格 35%のパターンの次は、養成講座のみ24%、検定合格のみ11%でした。

全体の比率

  • 1位:養成講座420時間修了+日本語教育検定試験合格 35%(89人中31人)
  • 2位:養成講座420時間修了のみ  24%(89人中21人)
  • 3位:日本語教育検定試験合格のみ 11%(89人中10人)

※小数点四捨五入

養成講座修了生のうち、37%がヒューマンアカデミー

全体の中でも6割の方が養成講座の修了者でしたが、修了した養成講座で多かったのは以下の学校です。

1位 ヒューマンアカデミー(37%)

養成学校に通った方のうち、37%がヒューマンアカデミーを修了。また、アンケート回答の全日本語教師のうち、21%がヒューマンアカデミー修了生といった結果でした。さすがの最大手です。

所在地:全国23校

→ヒューマンアカデミーの資料請求をする


2位 KEC日本語学院(12%)

養成学校に通った方のうち、1割がKEC日本語学院を修了。東京・関西のみですが、実践に大変力を入れている養成講座です。

所在地:新宿+関西5校


3位 千駄ヶ谷日本語教育研究所(12%)

養成学校に通った方のうち、1割が修了。当サイトの口コミでは投稿が少ないのですが、1976年に設立された歴史のある養成講座です。

所在地:千駄ヶ谷(東京)


4位 アークアカデミー(8%)

以前は池袋・渋谷・横浜にも校舎を構えて実施されていましたが、現在は新宿校メイン

所在地:新宿・認定試験の受験のみ京都・大阪


検定試験合格のみは1割と少数

逆に養成講座などは受けず日本語教育検定試験合格のみの方は1割。養成講座で学ぶような実践的な教え方を学ぶ機会がないため、就職活動の模擬授業で不利になりがちですが、1割の方はこのチャンスをしっかり掴まれたのだと思います。

その他26%は大学・大学院での専攻

その他は大学、大学院での主専攻・副専攻のパターンです。大学での主専攻・副専攻が全体の26%と意外に多く、副専攻の方が数としては多いです。これから大学へ進学される方は参考にしてください。

それでは、日本語教師になる方法について1つ1つ、それぞれのメリット・デメリット・注意点を具体的に見てみましょう。

方法① 日本語教師養成講座420時間 修了

前述の通り、当サイトのアンケートでも89人の日本語教師のうち、約6割が養成講座修了生でした。

養成講座は「日本語の知識」と「日本語の教え方」の両方を学ぶことが出来るカリキュラムです。そのため国内外を問わず、多くの教育機関で応募条件として定められています。

メリット・デメリット・注意点

メリット

  • 受講に必要な、資格や入試がない
  • 演習や教育実習で、教案の作成方法や教え方を学べる
  • 講師から生の指導・アドバイスが貰える
  • 日本語教育能力検定試験の内容もカバーできる
  • 教え方を学んでいる者と評価されるため、就職に評価される
  • 養成講座での求人紹介、面接指導、セミナーなどの就職サポートが受けられる
  • 同じ目標をもつ仲間ができ、人脈が広がる

デメリット

  • 大学を卒業していること前提となる。
  • 受講料として50~60万円以上が必要となる。全国平均で約57万円。
  • 最短3ヶ月~1年以上の通学が必要。期間は講座によって異なるが1年が一般的。

注意点

  • 修了までの期間が短いほど、通い詰める必要が出てくる。最短の3ヶ月は平日は毎日通うことになる。週丸1日通って1年かかる。
  • 校舎が近くになかったり、希望する曜日や時間帯に講座がない場合がある。→最近はe-ラーニングのクラスも増えて選択肢は広がっている。
  • 実習の多さは学校によってバラつきがあるので、学校選びでは実際に教壇に立てる回数を確認しよう。
  • 就職サポートは基本的には自ら動くことが求められるが、内容や手厚さは学校によって異なる。具体的に何をしてもらえるのか確認しよう。
  • 短大卒など学歴が大卒以上ではない場合、日本語教育能力検定試験の合格も求められる。
  • 価格が10万円代の安い100%通信講座は文化庁のカリキュラムで認可が取れていない講座のため、注意。この場合、修了しても告示校で働くことができない。→詳細はこちら

日本語教師養成講座を項目ごとに比較

学びやすさ
  • 受講資格はなく、誰でも入学できる
  • 曜日や時間の選択が出来る学校が多く、働きながら学ぶことも可能
  • 最短3ヶ月~1年以上の通学が必要
費用
  • 50万円以上
実習
  • カリキュラムに演習や教育実習が含まれ、教案の作成方法や教え方を学べる
  • 来日中の日本語学習者に対して実習が出来る学校もある
就職(主に大学院)
  • 知識に加え、教え方も学んでいると評価される
  • 学校によっては就職サポートを受けられる
  • 短大卒など学歴が大卒以上ではない場合、検定合格も求められる

文化庁指針のカリキュラムに対応していますので、学ぶ内容が大きく異なることはありません。ですが、カリキュラムの進め方、演習・実習の回数や時間、開講時期や期間、就職サポートの手厚さなどは学校によって異なり、それぞれに特徴があります。

さきほどもご紹介しましたが、当サイトのアンケートで日本語教師養成講座修了者の中で多かった順が以下の表です。*文化庁カリキュラム認定校以外は告示校で教えることができないため、除いています。

養成講座 修了生が多い順
52人中19人(37%)
ヒューマンアカデミー
全国23校
52人中6人(12%)
KEC日本語学院
東京+関西6校
52人中6人(12%)
千駄ヶ谷日本語教育研究所
東京
52人中4人(8%)
アークアカデミー
東京 認定試験のみ:大阪・京都
52人中1人(2%)
東京中央日本語学院
東京・大阪
52人中1人(2%)
インターカルト
東京・福島・愛知・福岡・沖縄
52人中1人(2%)
アルファ国際学院
東京・横浜・愛知・大阪・福岡
52人中1人(2%)
ECC
名古屋
52人中1人(2%)
IAYインターナショナルアカデミー
札幌

当サイトでは各養成講座の口コミも掲載しているので、こちらも参考にしてください。

方法② 日本語教育能力検定試験

日本語教育能力検定試験は「日本語教師としての専門的な知識が身についているか」を検定する試験です。年に1回実施されます。 →日本語教育能力検定試験の公式サイト

知識が身についていることの証明となるため、採用条件に挙げる教育機関がほとんどです。合格率25%前後と簡単に取得できる資格ではないことから、資格取得者は国内外で評価されます。

ただし、採用試験では模擬授業が重視される傾向にあります。検定で問われる内容はベースとなる日本語教育の知識がメインです。そのため、検定合格のみの場合、教え方についてはあまり学んでいないため、スムーズな模擬授業を行うことが難しいのです。

また日本語教師として就職後、実践や実習の経験がない状態でいきなり教壇に立って、分かりやすく教えることは難しいです。そのため、検定合格のみで採用試験に挑む方は別途教える経験を積む機会を作ることをおすすめします。

前出のアンケート回答結果でも、残りの9割が養成講座、大学主専攻、副専攻などで日本語教育を学んでおり、その半数の方が検定を合格していますが、検定合格のみで日本語教師になった割合は1割と全体から見て少数派です。

別の見方をすれば、少ない割合とは言え1割の方は検定のみで就職をしているため、養成講座に通えない方はボランティアなどで実践の経験を積みながら、検定を目指すといった目標の立て方もありだと思います。

特に未経験なら検定を取って武器にしよう

見方を変えると、養成講座、大学などで日本語教育を学び、範囲も重複している検定もさらに取得し、日本語教育能力をさらに強固なものにしているといったイメージが近いかもしれません。

範囲も重複しているため、養成講座で学んだ内容+独学の試験対策で合格は可能です。何度もお伝えしたとおり、養成講座修了のみではなく、養成講座修了+検定合格、両方が就職はより有利になります。本気で日本語教師になる方は養成講座修了だけではなく検定合格を目指してください。

日本語教育能力検定試験のメリット・デメリット

メリット

  • 受験資格に学歴や年齢の制限がない
  • 独学や通信講座による、自宅学習が可能
  • 難易度はかなり高いが、独学であれば、参考書代と受験料だけの費用ですむ
  • 検定試験対策の通信講座は約10万円。理論のみの学習となるが、420時間養成講座よりは安い →  アルクの通信講座詳細

デメリット

  • 全受験生に対する合格率は2割強。簡単な試験ではない。
  • 試験範囲が広く1年近くの受験準備が必要
  • 試験日は毎年10月。1年に1度のみ
  • 養成講座のように、実際の教え方は学べない
  • 検定合格のみで応募する場合、採用試験で行われる模擬授業が重視されるため、別途対策が必要

日本語教育能力検定試験を項目ごとに比較

学びやすさ
  • 誰でも受験できる
  • 独学や通信講座であれば自宅学習が可能
  • ただし、試験範囲はかなり広く簡単な試験ではない。合格率25%前後。
費用
  • 受験料:14,500円(税込)*2022年
  • 独学の場合、参考書代だけですむ *ただし、難易度は高い
  • 通信講座の場合、受講料は10万円程度
実習
  • 実習や演習の機会はない
就職
  • 日本語教育の知識があると評価される
  • 検定合格のみの場合、採用試験で模擬授業が重視されるため、別途実技の対策が必要。 *養成講座とダブルで取得することでより効果が発揮される。
  • 就職サポートはない

方法③ 大学・大学院を卒業する

大学 主専攻・副専攻

すでに社会人の方には最短で日本語教師になれる養成講座をおすすめしますが、これから大学に行く方には大学の主専攻、もしくは副専攻で日本語教育を学ぶ手段もあります。

前述のアンケートでは89名の日本語教師中、大学は26%、大学院は5%と、特に大学は一定数いる印象です。

公的機関で働きたいなら大学院

大学院は国内の大学、公的機関で日本語教師になりたい、海外の大学で教えたい場合、必要となります。ただし、国によっては大学院を出ても、+αが必要になる場合もあります。例えば韓国の大学で教えたい場合、大学院卒で修士課程は当たり前、最近は博士でなければ大学の就職は難しいとの体験談も寄せられています。

それよりも大学院卒なのかどうかが最も重要というか、最低条件です。修士は必須ですが、最近は博士号がなければ、韓国の大学に就職するのは難しいと思います。(52歳・韓国 釜山 大学 体験談

海外の場合は国によっても状況が異なるので、渡航したい国がある場合は各国の状況を把握しておきましょう。

もし、日本語教師未経験であれば、まずは実践の場に出てから、適正を確かめた上で進学をされることをおすすめします。

大学・大学院のメリット・デメリット

メリット(主に大学院)

  • 通常の講義に加え、研究や論文の作成を通し、理論の知識が深まる
  • 就職の際、日本語教育に関する高い学歴をもっていると評価される
  • 大学や公的機関の講師など、就職先の選択肢が広がる
  • 日本語教師としてのキャリアアップが出来る

デメリット

  • 大学や大学院に入学するために、入試を受ける必要がある
  • 大学院は2年間、大学は4年間の通学が必要
  • 学費が高額。国立でも卒業までに大学院で130万円以上、大学で250万円以上を必要とする
  • 実習の期間、回数は大学によってかなりの差がある。420時間養成講座に比べると少ない事が多い
学びやすさ
  • 入学試験がある
  • 大学院は2年間、大学は4年間の通学が必要
  • 曜日や時間が選べない為、働きながら学ぶことは難しい
費用
  • 大学院は130万円以上
  • 大学は250万円以上
実習
  • 期間、回数は大学によってかなりの差がある
  • 420時間養成講座に比べると少ない事が多い
就職
  • 高い学歴を有すると評価される
  • 大学や公的機関など就職先の選択肢が最も広い
  • キャリアアップも可能
  • 大学によっては就職サポートを受けられる

3つの方法を比較

これら3つの方法はほとんどの求人で応募条件として提示されるため、いずれか1つは満たしておくことをお勧めします。学習に充てられる時間や期間、通学は可能なのか、費用は無理のない範囲なのか等を考慮しながら、どの方法が自分に合った学習スタイルなのか、検討してください。

学びやすさ

スタートのしやすさ、継続のしやすさという点で比較しました。検定試験は自宅学習が可能なため、自分のペースを優先して取り組む事ができます。その点では、社会人でも学びやすいといえるでしょう。

420時間養成講座
  • 受講資格はなく、誰でも入学できる
  • 最短3ヶ月~1年以上の通学が必要
  • 曜日や時間の選択が出来る学校が多く、働きながら学ぶことも可能
日本語教育能力検定試験
  • 誰でも受験できる
  • 独学や通信講座による自宅学習が可能
大学・大学院
  • 入学試験がある
  • 大学院は2年間、大学は4年間の通学が必要
  • 曜日や時間は選べない為、働きながら学ぶことは難しい

費用

費用の面で比べると、独学で受験すれば参考書代と受験料だけですむ検定試験合格が、最も安く抑えられます。もしアルクの通信講座を利用しても、費用は10万円程度です。ただし検定合格のみの場合、教え方を学ぶことができないため、単純に費用だけで決めることはおすすめ出来ません。

420時間養成講座
  • 50万円以上
日本語教育能力検定試験
  • 受験料10,600円
  • 独学の場合、参考書代だけですむ
  • 通信講座の場合、受講料は10万円程度
大学・大学院
  • 大学院は130万円以上
  • 大学は250万円以上

実習

日本語教育に関する知識があっても、教壇に立って分かりやすく教えられるとは限りません。演習・実習を通して「教え方」を身に付ける事をお勧めします。

演習や実習は、養成講座が最も充実しています。学校によって力の入れ具合が異なるので、カリキュラムなどの確認をしておくと良いでしょう。

授業の密度は濃く準備も大変ですが、採用試験では模擬授業を課される場合が多いため、その対策にも繋がりますし、教師として働き始めた時に「演習や実習の経験があって良かった」と感じる瞬間が必ず訪れるはずです。

420時間養成講座
  • カリキュラムに演習や実習が含まれ、教案の作成方法や教え方を学べる
  • 来日中の日本語学習者に対して演習が出来る学校もある
日本語教育能力検定試験
  • 実習や演習の機会はない
大学・大学院
  • 期間、回数は大学によってかなりの差がある
  • 420時間養成講座に比べると少ない事が多い。特に大学の副専攻。

就職

将来的に最もキャリアアップが望めるのは、大学院の日本語教育課程の修了です。特に国際交流基金などの公的機関や大学が出す求人では、日本語教育における博士号の取得が求められます。ただし社会人の方は、いきなり会社を辞めてしまうのではなく、まずは会社に通いながら、420時間養成講座などで適性を見ることをお勧めします。

420時間養成講座
  • 知識に加え、教え方も学んでいると評価される
  • 受講生から動く必要はあるが、学校によってサポートを受けられる
  • 短大卒など学歴が大卒以上ではない場合、検定合格を求められる事がある
日本語教育能力検定試験
  • 日本語教育の知識があると評価される
  • 検定合格のみの場合、採用試験で模擬授業が重視されるため対策が必要
  • 就職サポートはない
大学・大学院(特に大学院の場合)
  • 高い学歴を有すると評価される
  • 大学や公的機関など就職先の選択肢が最も広い
  • キャリアアップも可能
  • 大学によっては就職サポートを受けられる

まとめ

本記事では日本語教師になる3つの方法を89名の日本語教師の方に実施したアンケート結果と共にご紹介しました。

現実的で就職に効果のある日本語教師になる方法のポイントは

①最もメジャーなのは養成講座の修了 ※大卒の必要あり
②日本語教育能力検定試験合格は単独よりも養成講座や大学の専攻と併せたほうがより効果的
③大学での主専攻、副専攻、もしくは大学院卒。就職に特に効果があるのは大学院卒

養成講座修了生のうち6割が検定試験合格者です。就職にも有利になるため、養成講座や大学に通われた方は各コースの修了と併せて、検定合格を目指すことをぜひおすすめします。当編集部の個人的な意見ですが、養成講座の内容+独学の試験対策をしっかり行うことで、検定対策クラスを受けずとも合格可能です。

養成講座、検定試験、大学、大学院さまざまな方法がありますが、先輩たちの選択をヒントにみなさんの生活スタイル、キャリアに最適な方法を選んでください。

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