元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

日本語教師経験談 : 日本国内の日本語学校

情報公開日:2014/12/02

プロフィール

shuteさん(33歳・女性)  *現時点
日本語教師歴 6年
(2004年4月~2005年12月、2010年4月~2014年11月)
※現在も日本語教師の職に就いています。(育休中)
資格・課程 日本語教育能力検定試験合格
日本語教師へ転職前の職 新卒で日本語教師→旅行会社営業職→日本語教師

日本語学校での経験詳細

期間 4年 (2010年1月~2014年3月)
教育機関 日本語学校
求人の見つけ方

「大谷書店」ホームページ:
福岡にある日本語教育関連書籍専門店です。国内求人は福岡県中心、海外の求人も別にあります。
URL http://otanishoten.jp/

その他、
JEGS http://www.jegsi.com/archives/cat_50033042.htm
そうがく社 http://www.sogakusha.co.jp/kyoshi.htmなど。

ハローワークにも意外と募集が出ていて、検索ワードを「日本語」で入力すると出てきます。

月収 月 約18万円 (月変動あり。長期休暇は0になります。)
月収 内訳 ・機関名:日本語学校
・勤務時間:曜日により様々(授業時間が勤務時間です)
・月収:1,800円/1コマ(45分)×22コマ/週、
担任手当 5,000円、交通費(実費)
日々のスケジュール 平日 8:30~16:30の間の授業時間に合わせて出勤(基本30分前)、引き継ぎ終了後退勤
学校なので土日祝日は休みです
その他、夏休みなどの長期休暇があります(公立小学校と同程度の長さ)

日本語教師に関する全般の質問

Q: もともとはどのような経緯で日本語教師を目指しましたか?

小学校の社会の授業で、オーストラリアで日本語が教えられていることを知ったことがきっかけです。当時小学生だった私は外国人が日本語を教えているのが想像できず、当然日本人が現地に赴いて教えているものだと思っていました。

ちょうど英語や海外に興味を持ち始めた頃でもあり、日本語を教えるという仕事に就けば外国に住めるのではと考え、そのころから漠然と日本語教師になりたいと思っていました。

その後、他の職業を目指した時期もありましたが、大学に入る段階で日本語教師になるべく、言語学が学べる学科を選びました。

Q:日本語教師をやってよかった!と、どんな時に実感しますか?

日本語教師の醍醐味は、何と言っても最初はひらがなを読むことさえもおぼつかなかった学生が、どんどん日本語を話せるようになっていくのが目の前で見られることです。

それは、たった今学習した項目だったり、これまでの積み重ねの結果だったり色々ですが、日本語学習の手助けができていることを実感でき、嬉しく感じます。

また、卒業した学生が日本語能力試験の合格証を持って学校に遊びにきてくれるのも嬉しいです。特に初めて担当した学生がそうしてくれた時の感動は今でも覚えています。

Q:日本語教師で辛いこと、苦労することはありますか?

何年やっても授業の準備は大変です。大変ですが、その分学生も応えてくれますので辛いと感じたことはありません。ただ、「なぜ日本語(自分の母語)を教えるのにそんなに準備が必要なのか?」と周囲の人からはなかなか理解してもらえない辛さがありますね。

苦労するのは、思いもよらない質問が出ることです。準備の段階でどのような質問が出そうか予想して対策をたてますが、中には私たち母語話者からは考えもつかない質問もあります。例えば、どうしてカタカナの長音は「ー」で表すのか?など。そのような時は、クラスの学習者を巻き込んで考える時間を取ったり、自分の宿題にしたりしています。

Q:仕事の探し方としてどのような方法をおすすめしますか?

「大谷書店」ホームページ:
福岡にある日本語教育関連書籍専門店です。国内求人は福岡県中心、海外の求人も別にあります。
URL http://otanishoten.jp/

その他、
JEGS http://www.jegsi.com/archives/cat_50033042.htm
そうがく社 http://www.sogakusha.co.jp/kyoshi.htmなど。

ハローワークにも意外と募集が出ていて、検索ワードを「日本語」で入力すると出てきます。

Q:これから日本語教師を目指したい方たちに、アドバイスをお願いします。

日本語教師という仕事は大変だから嫌。というよりも、大変だけど楽しい。という教師の方が多いのではないでしょうか。目の前の人の成長が目に見える感動を毎日味わえ、多彩な価値観も学べる。そんな職業なかなかありません。

ただ、不自由なく使いこなせるはずの日本語ですが、母語だから…と簡単に考えているとどうしても現実とのギャップに諦めてしまいやすいように感じます。新しい言語を一つ学ぶようなスタンスで勉強を始めると日本語教師になるまでの過程も楽しめると思います。頑張ってください。

Q:今後どのような日本語教師を目指したいですか?

経験年数に見合った内容の授業ができるようになりたいです。最初の何年かは教え方が多少まずくても一生懸命に授業をしていれば、学習者も先生頑張っているんだなと感じてくれるでしょうが、いつまでもそれでは通用しません。経験を重ねれば重ねたなりの内容が必要だと思います。

私が目標としているのは、学生時代に研修で授業を見学させていただいた先生の授業。とても余裕のある雰囲気で教えられていました。穏やかで、かといって緊張感がないわけでもなく、学生が安心して授業に参加している様子が伝わってきました。そんな授業がいつかできるようになればいいなと思います。

Q:教案作りで参考にしている、重宝しているサイトや書籍はありますか?

以下の2冊は文型の使い分け、例文を考えるときの参考にしています。
・「日本語文型辞典」グループジャマシイ
・「どんな時どう使う 日本語表現文型辞典」アルク

学習者の母語での意味をチェックするのによく利用しています(各国語バージョンあります)
・「みんなの日本語 翻訳・文法解説」 スリーエーネットワーク

日本語教師なら一度は参考にしたことがあるのではないでしょうか。
・「みんなの日本語 教え方の手引き」 スリーエーネットワーク

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