元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

日本語教師経験談 : 日本国内の私立の外国人学校

情報公開日:2013/12/10

プロフィール

michelinhaさん(30歳・女性)  *現時点
日本語教師歴 6年 (2006年10月~2012年4月)
※現在も日本語教師の職に就いています
資格・課程 ・大学 副専攻
・その他(日本語教師養成講座勉強中)
日本語教師へ転職前の職 日本語教師をしながら企業に勤めていた

私立の外国人学校での経験詳細

期間 6年 (2006年10月~2012年4月)
教育機関 私立の外国人学校
求人の見つけ方 例えば私のように仕事をするために日本に来た外国人が多く住む集住地域なら、郊外であっても日本語を学びたいと思う外国人の方がいます。
直接地域にある外国人学校へ聞いてみたり、市役所や国際交流協会などを訪ねてみると良いと思います。最近ではインターネットでもいろいろと情報が集まりやすいので国際関係のNPOに聞いてみるのも良いと思います。
しかし、一番需要があるのは日本語を勉強するために日本に来た外国人が通う語学学校です。そういった語学学校はやはり都心部に多くあるため郊外では難しいかもしれませんが、直接語学学校に当ると良いと思います。
また最近ではインターネットでオンライン語学学習というシステムもあり、日本のどこにいても世界中の外国人に教えることができます。例えば日本語プロというアメリカにあるオンライン語学学習の企業http://www.nihongo-pro.com/で私もこういったシステムで教える可能性があることを知りました。
月収 月 3万円
月収 内訳 ・勤務時間:15時間
・月収:3万円
日々のスケジュール 平日8:45~12:30(途中休憩があります)/土日祝休み

日本語教師に関する質問

Q: もともとはどのような経緯で日本語教師を目指しましたか?

元々は日本語教師を目指していたわけではありませんが、大学生時代に部活やアルバイトとは違ったことがしたいと思い、ボランティアで日系ブラジル人の子ども達へ宿題や日本語を教えていました。

その流れでブラジル人が経営する学校で日本語や文化を教えてほしいとの依頼があり大学3年の秋から先生として働き始めたのがきっかけです。

それからもう1校からも依頼があったので掛け持ちするようになりました。掛け持ちしていた時は卒業していたので、企業で働きながら日本語教師をやっていました。

正社員ではなかったとはいえ、掛け持ちさせてくれた寛大な企業だったなあと思います。私の場合は目指したというより、ニーズがあったのでそこに自分の可能性と経験のためになると思って始めました。

Q:日本語教師をやってよかった!と、どんな時に実感しますか?

私はこれまで7歳から18歳までいろいろな年代の子ども達に教えてきました。7,8年前は子どもだった子たちが今では大人になっていて、授業でやった日本の歌や手遊びを覚えてくれていたり、母国に帰ってしまって音信普通だった子とFACEBOOKで再会して日本の雑貨を売るお店で働いていると近況を聞いたり、日本の大学に進学したりなど子ども達の成長が見られることが日本語教師として嬉しいことです。

あと、普段の現場では小さい女の子が絵を描いてプレゼントしてくれて、その紙を見て見るとちゃんと日本語で「せんせいだいすき」と書いてくれると幸せな気持ちになります。

Q:日本語教師で辛いこと、苦労することはありますか?

学習者が例えば留学生や大人で目的がはっきりしていたり、日本の学校でしたら全てが日本の教育で行うので学習目的が明確になりますが、私の場合は外国人学校の授業の一つとして日本語を教えているので、子ども達の家庭環境やその子の背景が様々で明確な学習目的が持ちにくいのが大変だというのが1点目です。

2点目は子どもの年齢も日本語レベルもバラバラなのが毎回授業構成に苦労するという点です。
例えば小学校高学年でも日本語は話せるけど読み書きが出来ない子もいれば、日本の公立学校に行っていた経験のある子は漢字まで書けてしまう、ずっとブラジル学校で勉強してきた子は全く日本語が分からないなど、1つの教室でも生徒によってばらつきがあります。

子供向けのテキストもまだ揃っていなかった時は自分で作ることが多かったので、授業の時間よりも授業のための準備時間の方が多くかかってしまって大変でした。

Q:仕事の探し方としてどのような方法をおすすめしますか?

例えば私のように仕事をするために日本に来た外国人が多く住む集住地域なら、郊外であっても日本語を学びたいと思う外国人の方がいます。

直接地域にある外国人学校へ聞いてみたり、市役所や国際交流協会などを訪ねてみると良いと思います。最近ではインターネットでもいろいろと情報が集まりやすいので国際関係のNPOに聞いてみるのも良いと思います。

しかし、一番需要があるのは日本語を勉強するために日本に来た外国人が通う語学学校です。そういった語学学校はやはり都心部に多くあるため郊外では難しいかもしれませんが、直接語学学校に当ると良いと思います。

また最近ではインターネットでオンライン語学学習というシステムもあり、日本のどこにいても世界中の外国人に教えることができます。例えば日本語プロというアメリカにあるオンライン語学学習の企業http://www.nihongo-pro.com/で私もこういったシステムで教える可能性があることを知りました。

Q:これから日本語教師を目指したい方たちに、アドバイスをお願いします。

私の場合は、日本国内にある外国人学校という特殊なところで、日本語教師として日本語や日本の文化を教えてきました。

やはりまだこういうところでは「日本人なら日本語が教えられる」と思われているので、日本語教師の資格なしでも仕事に就くことが多いようです(当初の私のように)。資格がなくても十分出来ますが、やはり外国語として日本語を学習する人達にどうやって教えたらいいのか、より効率的に授業展開ができるためにも日本語教師としての座学は必要だと感じました。

どんな授業をやれば子ども達が楽しく勉強できるのか、どんなことが子ども達にウケるのか、それはやってみないと分からない部分もあり現場での経験しかありませんし、その仕事をやってみて向き不向きもあると思います。ですから地域にあるボランティアや日本語教室でお手伝いして体験してみるのも良いかと思います。

さらに、人によっては苦労することかもしれませんが、意外と日本の文化や習慣を教えてほしいという声は多いです。

和食、日本の行事などだけでなく、箸の使い方やお辞儀の仕方は、私たちが子どもの頃に親から躾られたことが元になっていたりしますし、おりがみや手遊びなど子どもの頃に親しんだことが意外と授業に活かせるので、そういったことについても関心を持つと良いと思います。

Q:今後どのような日本語教師を目指したいですか?

今は縁あってブラジルに来ており、私立学校で日本語教師をしています。生徒のほぼ8割はブラジル人で、2割は日本にルーツのある日系人です。

ブラジルでは日本から移民した日本人が多く住んでいるので、日本の文化に興味を持っていたり、アニメやマンガ、歌などサブカルチャーから日本に関心を持ち始めた人や和食が好きな人が多くいるので、これからももっと日本語教師の需要が高まってくる分野だと思います。

この学校では今年から日本語の授業を初めて開始しました。私はこちらで教えるようになって半年が経ちましたが、やはり現地で外国語の日本語教師としての授業の組み立てかたや教え方にはなんども戸惑いました。

私はこちらでも日本語教師の講習会などがあるので、他地域の先生方の事例を見たり、聞いたりして学びながら日本語の授業の基盤作りをしていきたいです。

そして授業を通してより多くの子ども達が日本や日本人に興味を持ってくれること、今まで日本に興味のなかった日系人の子どもが、おばあちゃんやおじいちゃんと日本語で話す機会が増えるような授業を作っていきたいです。

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