社会人経験は必要?新卒日本語教師ってどう?

今あなたは学生で、大学卒業後新卒で日本語教師になったほうがいいのか、それとも一旦企業に就職したほうがいいのか?悩んでいるのではないでしょうか。

このページでは当サイトに掲載している、国内、また海外の経験を持つ数百人の日本語教師の方々の意見、進路に向けて学生へのアドバイスをベースにし、「日本語教師に社会人経験は必要か?」「新卒で日本語教師として働きたい場合の注意点」をまとめました。

悩んでいるぐらいなら、まずは企業に就職しよう

新卒で日本語教師は「あり」だとは思いますが、もし企業に就職するべきか悩まれているぐらいなら、まずは企業に就職することをおすすめします。

あなたが今すぐにでも日本語教師として働きたい意思があるなら、全力で夢に向かってください。

もし、迷っているなら・・・急いで日本語教師になる必要はありません。

私自身日本語教育業界を離れて久しいですが、たくさんの日本語教師の方に執筆いただいた数百の体験談を読み、さらにコロナ禍を経験し、尚のこと「急ぐ必要はない」と強く感じています。

新卒で会社に就職することをおすすめする4つの理由

理由は主に以下の4つです。

  • そもそも日本語教育業界は新卒が有利な業界ではない
  • 日本語教師をする上で社会人経験が必ず役立つ
  • 社会人経験がないことで、ビジネスマナーやビジネス全般が教えづらい
  • 社会人経験なしの場合、日本語教師を辞め転職したい時に転職先に苦労する

①そもそも日本語教育業界は新卒が有利な業界ではない

日本の社会には、新卒だからこそ未経験でも働き始めることができる業界や会社があります。新卒で入社することで、経験・知識がない状態から働くことができ、ビジネス・業界の仕組み、ビジネスマナーを学ぶことができます。

一方、日本語教師は新卒でなければ入社しづらい業界ではありません。新卒が重宝される業界ではなく、一般企業のように「新卒を採用し、一から育てる」文化がある世界でもありません。

もちろん、若手を歓迎する、新人を育てることにも注力した教育機関はありますが、一般企業のように新卒であることが有利になることは少なく、重要視されません。

日本語教師は何歳からでも目指せる職業と言われます。企業で一度働いてからでも遅くありませんし、社会人経験は必ず自分自身の幅を広げるプラスの経験になるでしょう。

なので、焦らずじっくり考えてみてください。

日本語教師の方のコメントをピックアップしました。

新卒でなければなりにくい職業ではないので、一度一般企業へ就職してから日本語教師を目指すのも、ビジネスシーンにも対応できる教師を目指すことができるので良いと思います。(27歳・ 日本語教師歴 3.8年

全く異業種で社会人としての経験を数年間積んでから、足を踏み入れても遅くない業界なので、焦らずに自分の進路を考えてみてはいかがでしょうか。(20代・ 日本語教師歴 4年

日本語教師はいくつになってからでも始められる仕事だと思うので、まずは他の職種を経験し、一般社会人経験を積むのもいいかもしれません。(43歳・ 日本語教師歴 11.7年

何歳からでも目指せる仕事ですので、若いうちは一般企業で勤めるなどの社会人経験を積んだほうが良いです。(34歳・ 日本語教師歴 7.7年

ただし、ワーホリなど年齢制限のある案件にトライしたい方は条件を調べて、いつまでにどのように行動に移すのか計画しておきましょう。

②日本語教師に社会人経験が必ず役立つ

日本語学習者の中には日本企業と関わりのある方、将来的に日本企業で働きたい留学生が多くいます。学習者は日本企業のビジネス全般、ビジネスマナー、必要とされるスキルについても教える必要があります。就職希望者から進路についての相談もあります。

実際に社会人経験がなくとも、自分も知識を得ることで教えることができるかもしれません。ですが、自分の真の経験談を語ることはできません。当サイトの体験談にて多くの日本語教師の方々からも「自分自身の幅を広げるためにも社会人経験を積んだほうがよい」とアドバイスをいただいています。

日本語教師を目指すのは、一度社会に出てからでもいいかと思います。ビジネス場面での日本語や就職指導をする機会も必ずあるので、実際に経験していた方が説得力のある指導ができると考えるからです。

また、歳を取っているとそれだけで説得力があるので、教師として有利だと思います。大学生の方なら、在学中に資格だけ取っておいて社会人経験を積んでから、日本語教師に挑戦するのがベストではないでしょうか。(28歳・ 日本語教師歴 2年

まず社会人経験を2~3年経て、日本語教師になるのがおすすめです。組織の中で働くというのは教師になるとできないことです。

教えている生徒の中に将来仕事で日本語を使いたい、または今まさに仕事で日本人と接点があるという人がかなりいると思うので、ビジネスマナーや様々な場面の対処方法を教えることができ、授業に深みが出ます。(28歳・ 日本語教師歴 1年

まずは一般企業への就職をお勧めします。というのも、日本語教師の仕事というのは、単純に日本語を教えるだけではないからです。

学生たちは最終的に日本での就職を目標としている場合が多いので、日本語と同時に日本の企業で働く上で必要なスキルも紹介していく必要があります。

また、日本語教育業界はほとんどの場合が非常勤講師からのスタートになります。

その場合、新人教育などはほぼ無いに等しいため、社会人としての基礎知識が身につかないまま仕事をしていくことになってしまいます。

大きな問題だと思いますがこれが現実ですので、まずは他業種で働いてみて、それから日本語教師を目指されることをお勧めします。どんな仕事でも日本語教師をしていく上では必ず糧となると思います。(32歳・ 日本語教師歴 6.2年

大変ではありましたが、私自身も民間企業に勤めながら養成講座に通っていたので、今すぐにと焦る必要はないと思います。学習者には日本の会社で働いている人も多いので、日本語教師になるまえに、社会について知っておくことも大切だと私は感じています。(27歳・ 日本語教師歴 2年

日本語教師は日本企業での経験が非常に重宝されるため、大学時代に日本語教師の資格を取り、その後企業で勤務した後で日本語教師に転職することも一つの道だと思います。(27歳・ 日本語教師歴 6.1年

大学卒業後すぐに日本語教師になる道もあると思いますが、会社に就職し社会経験を積んでから、日本語教師を目指しても決して遅くはないと思います。会社員の方への授業など、社会人としての経験が役に立ちます。(39歳・ 日本語教師歴 2.8年

民間の日本語学校で働きたい方は新卒でいきなり日本語教師になるよりは会社に一度入って社会人経験を積んだ方がいい気がします。日本語学校では日本語を教えるだけではなく日本のビジネスマナーを教える機会も多いからです。(36歳・ 日本語教師歴 3年

社会に出てからの経験が絶対に日本語教育の現場でも役に経つときがきます。
会社でのビジネスマナー、パソコン技術、それらは私も海外の教育現場で大変役に立ちました。日本語教師になるまえに、一人の社会人になることが後々役に立ちますよ。(28歳・ 日本語教師歴 3年

③社会人経験がないとビジネスマナーやビジネス全般が教えづらい

②「社会人経験が絶対的に役立つ」の逆です。社会人経験が必ず役立つ業界なので、ない場合、その分苦労する方も多いようです。

具体的に社会人経験を持たずに日本語教師になり、苦労したという方々のコメントをピックアップしました。

私自身が社会人経験がなかったことで、進路指導や、ビジネス日本語が教えられないという壁にぶつかり、日本語教師としての幅の狭さを痛感したことがあります。2~3年でもいいので他の職種で社会人経験をしてから日本語教師になっても遅くはないと思います。(29歳・ 日本語教師歴 5年

私は、大学を出てからすぐに、日本語教師として働き始めました。しかし、日本の社会経験が少ない人間が、1か月後にはすぐに日本の会社で働くという技能実習生を教えるには、あまりにも知らないことが多すぎました。(20代・ 日本語教師歴 4年

4年生大学に通っている学生の方は、できれば一度企業に就職をしてから日本語教師を目指したほうがいいと思います。新卒の権利を捨てるのはもったいないですし、企業での勤務経験はビジネス日本語を教える際に本当に役に立ちます。

私自身、日本語学校が初めての職場だったので、ビジネス日本語やマナーを学生に教える際に苦労しました。日本語教師の同僚は、主婦の方や定年退職した方などが多いので、始めるのは焦らなくてもいいと思います。(25歳・ 日本語教師歴 2年

まずは社会人経験を積んでからでもいいと思います。わたしは奨学金の返済がかなりあり、当時かなり薄給だった日本語教師にはなれず、先輩の先生に相談したところ、社会人経験は必要だと。

その先輩は大卒後すぐに海外で教壇にたち、基本的な事務や常識を知らずに日本へ帰国。日本語学校の常勤になったものの、電話の取り方1つ、名刺の渡し方1つできず、いい年をして恥をかいたそうです。わたしはその先輩のアドバイスで慌てずに奨学金を返してから再チャレンジしようと決断できました。

まだ若いですから、慌てずに。でも、JICAやワーホリを目指しているときは、お早めに。(40歳・ 日本語教師歴 7.5年

こちら↓の方はご自身は新卒の日本語教師ではなかったようですが、「社会人経験がない=日本語教師として少し足りない部分」と感じたそうです。そのためにも、新卒ですぐ日本語教師になる方は自身で知識を補うよう、アドバイスをされています。

日本での社会人経験がないというのは、のちに日本語教師として少し足りない部分になってしまいます。ビジネス日本語の授業では、日本のビジネスマナーや敬語、ビジネス用語などを教えなければならないからです。

大学卒業後すぐに日本語教師になるためには、日本語だけでなく、日本の常識や慣習、ビジネスなど多岐に渡る知識を得られるよう心がけてください。(35歳・日本語教師歴 1.5年

④日本語教師以外に転職したい時に転職先に苦労する

日本語教師は少し特殊な職業です。社会人経験がなく、日本語教師を辞めるとなった際に仕事探しに苦労するかもしれません。日本語教師の職歴が直結する職業が他に少ないからです。

特に給与が安く、講師のほとんどが非常勤という不安定な業界です。故に「社会人経験を積める時に積んだほうがいい」とのコメントも寄せられています。

私がお伝えしたいことは、すぐに日本語教師にならなくても良い、ということです。私は卒業後にすぐに日本語教師になりましたが、一度専門職につくと、他の職種に転職することが難しくなる場合があります。(27歳・ 日本語教師歴 6.1年

今学生の方には正直卒業後すぐに日本語教師になる、という道はおすすめできません。

それ以外の道もまずは検討していただきたいと思います。まず非常に不安定な業界です。国の政策次第で日本語教師の資格自体もこの先どのようなものになるかわかりませんし、留学生の数はこの先増えるとも減るとも何とも言えませんし、とにかく給与水準も低いです。(46歳・ 日本語教師歴 4.1年

民間の日本語学校で働きたい方は新卒でいきなり日本語教師になるよりは会社に一度入って社会人経験を積んだ方がいい気がします。日本語学校では日本語を教えるだけではなく日本のビジネスマナーを教える機会も多いからです。

また、いきなり日本語教師になってしまうと他業種への転職が難しくなる気がします。社会人経験を経た上で養成講座に通うか日本語教育能力検定に合格するのが良いのではないでしょうか。(36歳・ 日本語教師歴 3年

大学を卒業した後、そのまま日本語教師になると、その後のキャリアの幅が狭くなる恐れがあります。長い目で考えた場合は、すぐに日本語教師を目指すのではなく、企業などでしっかり働いてから、改めてチャレンジしたほうがいいと思います。(40歳・ 日本語教師歴 1.5年

将来、日本語教師になりたいと明確に決めている人は、大学の日本語教育主・副専攻でもいいと思います。他の選択肢も候補にある場合は、日本語教師は卒業後、就職後いつでも資格が取れるので、大学の4年間を日本語教育だけに費やすのは将来を狭めてしまう危険性があります。

日本語教師は言語を教えるだけでなく、様々な分野の知識も必要になってきますし、社会人経験もとても役に立ちます。私自身も日本語教師という夢を持ちつつも、大学は他の学部を選びました。そして社会人経験を経て、それでも日本語教師がしたいと思ったので、養成講座に通いました。日本語を教えられる以外の強みがあった方が、教師としても幅があっていいかなと思います。(33歳・ 日本語教師歴 2年

日本語教師は社会人経験を積んでからでも遅くないです。私の場合は卒業後早い段階で日本語教育の道に入ったのですが、正直この先どうステップアップして行けばよいのか迷うこともありました。

周りには、人生経験豊富な教師がたくさんいたので、自分もある程度他の業界を知っておけば、学生にリアルな情報を与えられるのにと思ったことがあります。(30歳・ 日本語教師歴 6年

転職が楽か、つぶしが効くかどうかで、仕事を選びましょうと言っているのではありません。あの時どうして挑戦しなかったのか、後悔する人生ほど悲しいものはありません。新卒で日本語教師という天職と出逢い、大変充実した毎日を過ごしている方も多くいます。

ですが、日本語教師を取り巻く状況をしっかり認識する必要はあります。現在2022年コロナ禍で留学生が来日しづらい現状を考えると、より慎重に考える必要が以前より確実に増したとは思います。

大学生は学生時代に資格取得やボランティア経験を積もう

では今進路に迷われている大学生は日本語教師を目指すにはどうすればよいのか、日本語教師のみなさんの体験談、アドバイスを読み考えてみました。*すでに現在の大学へ入学済みであることを前提とします。

学生時代

  • 4年制大学を卒業する
  • ボランティア等で日本語を教え、日本語を教える体験、経験を積む
  • 時間に余裕がある学生時代に日本語教師養成講座を受講、日本語教育能力検定試験に合格する
  • 好きなこと、興味のあることにどんどんチャレンジする

①4年制大学を卒業する

4年制大学を卒業していない場合、職探しにかなり難航します。国内はもちろん、海外はより学歴にシビアな国もあります。

特に海外を目指したい方は注意してください。4年制大学ではなければ、ビザが取れない国が多くあります。体験談には短大卒の日本語教師の方が通信制の4年制に編入し直すケースもありました。

まず、4年生大学卒業というのが一つの最低条件になっているところがほとんどなので、大学を卒業することと、日本語教師養成講座420時間を終えることです。(39歳・ 日本語教師歴 1年

専門学校、短大の方は、4年制大学の卒業(学部は問わず)をお勧めします。求人募集は圧倒的に「4大卒」条件を課しているところが多いからです。(42歳・ 日本語教師歴 3年

海外の日本語学校は、ビザ発行の関係上、「4年制大学を卒業していること」が応募条件となっている所がほとんどです。なので、海外で日本語教師として働きたいと思っている方は、4年制大学を卒業されることをお勧めします。(26歳・ 日本語教師歴 1年

どこの日本語学校も最低限4年制大学卒業が必須条件にあるので必ず4年制の大学を卒業するのをオススメします。ベトナムはまだ短大でもVisa申請が通りましたが、ほとんどの国は厳しいです。(22歳・ 日本語教師歴 2年

日本語教師の高学歴化が進んでいます。韓国で日本語教師をされている方の体験談によると、最近は韓国の大学で教える場合、修士では難しく博士号が求められるそうです。

4大卒は最低限と考えてください。

②ボランティア等で日本語を教え、日本語を教える体験、経験を積む

日本語を教えるということがどういったことか生の現場を経験し、知見を深めてください。ボランティアは実務経験にはカウントされませんが、経験がない中アピールする材料になります。

経験が重視されますので、学生のうちにボランティアでも何でもいいので、履歴書に書けるような経験を積んでおいてください。(36歳・ 日本語教師歴 14年

大学生であれば、ぜひ日本語教育主専攻か副専攻で教師の資格を満たして下さい。可能であれば、その勉強と並行してオンラインで日本語を教えたり、ボランティアで日本語を教えるなどの経験を積んだりすると、教壇に立つ上で自信につながると思います。(34歳・ 日本語教師歴 4年

まずは近くのボランティア日本語教室などに行ってみることをおすすめします。私も養成講座に通っていた頃に地元の日本語教室に何回か参加させていただきましたが、日本語のどういうところが難しいのかなど学習者と話したり、教え方をいろいろ考えるようになったり、とてもいい機会をもらいました。(29歳

時間がある人は地域の日本語教室にボランティアとして参加するのもおすすめです。どんな人が日本語教育を必要としているのか、自分の目で見て知見を深めるのもいいと思います。(26歳・ 日本語教師歴 2.3年

また、実際に日本語学習者に教える中で、自分が本当に日本語を教えたいか、職業にしたいか、心に問いかけてください。

得手不得手がある職業だと思います。教える技術よりも、コミュニケーション能力が高いほうがうまくやれると思いますし、他文化への理解も必要だと思います。まずはボランティアなどでもいいので、教えることや外国の方との関わりに対して、自分がどのように感じるのか体験することをお勧めします。(46歳・ 日本語教師歴 7.2年

最初はボランティアでもいいので、実際に日本語を教えてみて、できるだけ長く続けてみてほしいと思います。理論だけではわからないことが学べるはずです。加えて、実際に働いている人の話は必ず聞いてください。その上で日本語教師として生きていくのか、よく考えられるとよいかと思います。(31歳・ 日本語教師歴 3.8年

大学生の場合、自分たちの大学に留学との交流もおすすめされている方も多いです。自分の身近に日本語学習者がいるのであれば、まずは交流してみましょう。

大学に日本語を教える機関(留学生センター、留学生別科など)があれば、そこで会話ボランティアを募集している場合もあります。実際の日本語の授業を見る機会にもなるので、探してみてください。(34歳・ 日本語教師歴 7年

大学在学中に留学生と交流を持つことも良いと思います。個人的に日本語を教えてみたり、留学生のメンター・メンティープログラムに応募してみたり、また大学によっては日本語クラスの会話ボランティアもあるのでそれを通して実際の日本語の授業を体験することもできます。(32歳・ 日本語教師歴 2年

③時間に余裕がある学生時代に日本語教師養成講座を受講、日本語教育能力検定試験に合格する

日本語教師養成講座、大学に関連するカリキュラムがあれば受講しましょう。養成講座の場合、超集中でも最短3ヶ月、6カ月、通常1年以上かかる講座なので、やはり時間がある学生の時に受講できたほうが楽だと思います。

検定試験にしっかり取り組める時間を持てるのも、圧倒的に時間のある学生時代の特権だと思います。この間に、日本語教育能力検定試験にも合格しましょう。

学校に行っている間に、養成講座に通うべきだと思います。特に社会人になってからは、時間がなくなります。私は、1年間、仕事のあとに養成講座に通っていましたが、あまりの忙しさに、その両方がおろそかになってしまう時期があり、今思えば、残念だったと思うことがありました。ですから、時間がある今、養成講座に通うべきだと思います。(30歳・ 日本語教師歴 3.8年

学生さんだと比較的時間があるので、日本語教育能力試験に合格したほうが早いと思います。(40歳・ 日本語教師歴 10.4年

時間があれば、学校の勉強と同時並行で日本語能力検定試験で合格を目指すのもいいと思います。この知識は教える時に必ず役に立ちます。(38歳・ 日本語教師歴 3.5年

まず日本語教育の知識をしっかり頭に入れ、チャンスがあれば日本語ボランティアなどに参加してイメージをつかむ。日本語教育能力試験の勉強をできれば尚良い。(社会人になると勉強する時間がほとんど作れないため。)(32歳・ 日本語教師歴 5年

④好きなこと、興味のあることにどんどんチャレンジする

勉強だけでなく、好きなことにたくさんチャレンジしてくださいといったメッセージも大変多かったです。学生時代だからできること、好奇心を旺盛になんでもトライしてみてください。

日本語教師の方からのアドバイスです。

マニュアルに沿った教科書の日本語文法だけを淡々と教える先生よりも、人間性が豊かで面白い先生、情熱を持った先生こそが、本来の教育のあり方だと考えます。

自分自身がそういう引き出しをどのくらい持っていられるか、そのためには、日本を旅行する、趣味を楽しむ、読書をする、自分を揺るがすような事を体験してみること、学生時代だからこそ、様々なことに挑戦すること、それが大切だと私は思います。(48歳・ 日本語教師歴 7年

自分も外国語をマスターするために努力した経験は必須だと思います。
学習者が外国語学習においてどんな点で苦労するかなどが実感できるからです。また、日本の歴史、文化に関する知識も必要です。また、芸能情報にも詳しい方が学生達と仲良くなれます。(52歳・ 日本語教師歴 21年

日本語教育について勉強することも大切ですが、好きなことや興味のあることにたくさん挑戦してみてください。必ず日本語教師としての幅を広げてくれます。(26歳・ 日本語教師歴 2.5年

沢山の良い日本語を聞いて、日本の文化を知る機会や、外国人の集まりなどに参加してみてください。(30代・ 日本語教師歴 1.8年

働きたい国への観光旅行などで、現地の生活レベルを体感しておくことも、学生のうちにできる時間の有効活用です。(51歳・ 日本語教師歴 2.1年

自分の経験から、その他の知識や経験は多ければ多いほどいいと思っていますし、アルバイトやインターンでもいいので、企業で働いた経験もあると、もっといいと思います。(45歳・ 日本語教師歴 9.5年

卒業後

  • 迷いがあるようであれば、新卒で社会人経験を積む。社会人生活に余裕が出てきたら、プライベートレッスンやボランティア活動で日本語教育に少しでも関わり続けることができればベストだと思います。
  • やっぱり「日本語教師になりたい!」のであれば、日本語教師として転職活動を行いましょう。未経験の頃は非常勤で始まることがほとんどです。金銭的に厳しくなると思うので、社会人時代にしっかり貯金することをおすすめします。

強い意思を持っている方は全力で挑戦してください

何度も言いますが、「もし悩むぐらいなら」です。日本語教師にすぐにでもなりたいと強い意思を持っている方は全力で挑戦してください。新卒故に悩むことも多いと思いますが、試行錯誤しその壁を乗り越えることも社会人経験同様その人の幅を広げてくれることだと思います。

日本語教師として大事なことは「より良い教え方を学ぶ探求心・好奇心」「異なる文化、他者への理解・関心・相手を慮る心」「謙虚な姿勢」です。ビジネス経験は教師にとって+αとなる部分です。

その点は誤解なさらないようお願いします。

数は少数派ではありましたが、新卒についても肯定的な意見もありました。

社会人経験のないまま日本語教師になってもいいのか不安に思う人がいるかもしれませんが、日本語教師も立派な社会人です。今は新卒を積極的に受け入れている学校などもあります。若いあなたを待っています。応援しています。(28歳・ 日本語教師歴 3.5年

大学卒業して、すぐ日本語教師になるのもいいと思います。若い頃から日本語教師の経験を積んでいるとキャリアがそれだけあるので、日本語教育のいろいろな場所で若さで重宝されます。

ただきちんと将来プランを考えたほうがいいと思います。海外に行くのか、日本で非常勤になるのか、常勤になるのか。働き方が全然ちがうので、これからどうなりたいか長い計画を立てたうえで今どうすべきかを考えたほうがいいと思います。(28歳・ 日本語教師歴 6年

将来の不安を持つ方がいれば、急ぐ必要はないと伝えたいです。さきほど述べたように、特に日本語教師の場合、新卒が有利な業界でもなく、社会人経験が必ず役立つからです。

「日本語教師はやりがいがある」、これはほとんどの日本語教師の方がおっしゃることではあるのですが、同時に給与が安く、不安定な職業故にやめる人が多いのも事実です。

それらを知った上で、日本語教師へのロードマップをイメージするのが、日本語教師を目指す一つの方法だと思います。

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