元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

SMI言語教育学院
420時間養成講座 口コミ

2018/05/24

総合評価  4.0

短期集中3ヶ月!模擬授業で自信がつく

最も満足した点 模擬授業など実践力が身につく指導
最も不満な点 寮が不衛生
T.SHIN(女性・32歳・東京都)
年齢 ※当時 30歳
スクール名 SMI言語教育学院
養成講座名称 日本語教師養成講座
学習形態 通学
期間 2016年4月~2016年6月 *3ヶ月
受講料 合計 58万円
資格・課程 日本語教師養成講座420時間修了
講座選びに重視したこと 立地・短期間で修了可能であること

420時間の日本語教師養成講座の中では、おそらく最短の3ヶ月コースであること、また、寮が完備されていることが決め手になりました。大手の養成講座ではないことや、あまりにタイトなスケジュールであることなど、当初は不安もありましたが、結果的に、こちらの養成講座を選んで良かったと感じています。

3ヶ月ということで、理論の授業はやや駆け足でしたが、各理論科目の要点を整理することができました。より深い知識が必要となった時、何をどのように補えばいいか、自分で判断して学習できる程度の基礎は身についたという意味で、十分な内容だったように感じています。

そして、こちらの養成講座で最もよかった点は、二回行われる模擬授業をはじめ、より実践的な経験を何度も積めたことです。模擬授業では、併設の日本語学校で実際のクラス授業を担当しました。教案作成から教材や教具の用意まで、現役の日本語教師と同じ要領で授業の準備を行いました。リハーサルで講師からアドバイス(ダメ出し?!)を受け、さらにリハーサルを重ね、いざ本番の模擬授業へ・・・。

実際のクラス授業を受け持つというプレッシャーを乗り越えることで、明日から現場で活躍できるかもしれない!と感じられるくらいの度胸と、少しばかりの自信がつきました。実際に、講座修了後、就職サポート制度を利用して、併設の日本語学校で日本語教師デビューを飾った同期の受講生もいます。

3ヶ月間で420時間の規定をこなすことは体力的、時に精神的にも厳しく感じることもありましたが、短期集中コースであったからこそ、より研ぎ澄まされた感覚を持って日々の授業に取り組むことができたように感じます。

Q:この養成講座を選んだ決め手は?

短期間で修了可能な養成講座を探していました。420時間の養成講座の中では、おそらく最短の3ヶ月コースであること、また寮が完備されている点も都合が良かったため、こちらの養成講座を選びました。

Q:他のスクールと比較・検討しましたか?

他社の養成講座は検討しませんでした。最短の3ヶ月コースの養成講座で、寮完備という条件に当てはまる養成講座は、他に見つけられませんでした。

講師・カリキュラム  4.0

受講した曜日と時間帯 平日の昼
1クラスの人数 6人
重視されていたカリキュラム 実践・教育実習

少人数でアットホームな雰囲気の養成講座のため、講師ともコミュニケーションが取りやすかったです。一部講師の授業は、わかりにくい・つまらない・準備不足だと感じることもありましたが、質問があれば、いずれの講師も丁寧にお答えくださいました。独特で、個性的な講師の方が多く、人によっては、合う・合わないなどの印象の差が大きいかもしれません。

カリキュラムとしては、理論の授業は駆け足で進みますが、特に現場で必要となる理論科目については、現場の話を盛り込んだ実践的な解説がありました。こちらの養成講座は、模擬授業や実践力を養うことに力を注いでおり、現場力を重視した内容で構成されていると思います。

授業料  3.0

合計 58万円
内訳
  • 入学金:54,000円
  • 授業料:58万円
  • テキスト代:0円
  • その他:0円

他社と比較をした訳ではありませんが、妥当な金額ではないかと思います。交通費支給制度があったり、新卒者や退職者、遠隔地からの受講生に対する授業料の割引制度もありました。

あまり積極的な営業活動はしていない養成講座のように感じたので、疑問点や各種制度を利用したい場合は、自分から積極的に交渉していく必要があると思いました。

教材  3.0

理論の授業は、アルクのテキスト、実技の授業は「みんなの日本語」を基に、講義が行われました。講師から適宜オリジナル教材や別のテキストのコピーなどが配布されました。

理論・実技の授業とも、講師が用意するオリジナル教材は有効なものが揃っていましたが、講師ごとに、内容の充実度にバラつきがありました。授業中に解説される実例やコツなどをノートに書き写したものが、最も重宝する教科書です。

スクールの運営スタッフ・サービス  2.0

欠席補講 3ヶ月コースは欠席補講なし。ただし、修了生は養成講座の授業を無料で再受講可能。
自習室 独立した自習室はなし。授業後に教室で自習可能。
交流会 留学生のイベントに参加する機会があった。(遠足、スピーチ大会など)

こちらの養成講座は、営業活動を積極的に行っていないように感じます。問い合わせに対する回答が極端に遅かったり、電話に出ないなど、開講当日までは少し不安な気持ちで過ごしました。

また、寮完備とありますが、衛生的な部屋ではありません。エアコンはカビだらけでしたし、カーテンやテーブル、イスなど、あまりにボロボロで驚きました。一応、冷蔵庫や電子レンジなどの家電は一通り揃っていました。家賃として月額5万円を支払っていますので、それなりの設備と衛生状態で提供して頂きたいと思いました。

養成講座の内容自体は充実したスクールなだけに、運営や寮の管理体制は非常に残念に思いました。

模擬授業は二回行

就職サポート  4.0

われるのですが、その様子をビデオ録画し、データを頂くことができます。就職活動の際、模擬授業の様子を公開することで、未経験であっても実践力をアピールできるという優れものです。また、客観的に自分の授業を見られるので、基本的な立ち振る舞いや声の大きさなど、修正点も見つけられました。転載写真は、その動画の一場面です。

また、養成講座の修了生は、一定の要件を満たせば、併設の日本語学校で講師として採用・勤務が可能です。

その他の質問

Q:どのようなきっかけで日本語教師養成講座に通おうとしましたか?

海外で何か仕事をしてみたいと考えた時に、手っ取り早いのが日本語教師だと思いました。特別な情熱を持って日本語教師を目指したわけではありませんが、自分も英語以外の外国語を一から学んだ経験があり、学習者に寄り添った教え方ができたらいいなと感じていました。

Q:日本語教師養成講座を今検討している人に「養成講座の選び方」としてどのようなアドバイスをしますか?

模擬授業など、実践的な授業に力を注いでいる養成講座をおすすめします。特に、実際の学生の前で、授業を行う機会があればいいと思います。学生役の講師や受講生を前にした模擬授業と、実際の学生を前にした模擬授業とでは、プレッシャーの度合いが全く違うことはもちろん、実際の学生からは想定外の反応も返ってくるので、度胸とアドリブ力が身につくと思います。

より現場に近い「訓練」のような授業を提供してくれる養成講座が、日本語教師への近道ではないかと思います。

↑ ホームへ戻る

P C S P