元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

SMI言語教育学院
420時間養成講座 口コミ

2016/03/02

総合評価  5.0

手厚いフォローと実践を重視した講義

最も満足した点 実践を重視した授業
最も不満な点 ある先生が教える非常に眠い授業
バンコウ(男性・22歳・千葉県)
年齢・職業 ※当時 21歳
スクール名 SMI言語教育学院(千葉県船橋市)
期間 2014年10月~2015年3月 *6ヶ月
受講料 合計 48万5,000円
資格・課程 日本語教師養成講座420時間修了
講座を選びに重視したこと 価格・立地

総合的に大変満足しているため、評価は5としました。理由としては、様々ありますが、順番に挙げさせていただくと、まず交通の便が非常によかったという点です。

私は千葉県の船橋市に住んでいて、電車で、約30分で通うことができました。また、こちらの学校は電車費を一万円上限として支給してくれたため、非常に助かりました。

次に、授業料が他校と比べて非常に安いという点です。私はその当時大学4年生で、アルゼンチンからの交換留学から帰って、就職活動をしていました。

スペイン語を生かした仕事を見つけたいと思っていましたが自分が希望していた仕事を見つけられず、イライラしていました。その時に「卒業後スペイン語圏に直接行って働けばいいじゃないか!」と思い立ち、その日から向こうに行ってから生きていけるような仕事を見つけはじました。

その時、たまたま当校の養成講座を拝見し、日本語教師なら海外で求人が多いのではないかと感じ、連絡を取ったのが初めです。

話を聞きに伺ったところ、就職活動などでこの講座を受ける方は割引になるとのこと。結果として、正規の授業料よりも10万円安く済みました。

最後に、授業内容と対応が非常によかったという点です。当学校は、実践を重視していて、日本語教師になるための420時間の講義の内、半分が実習の授業です。

こちらの授業では「みんなの日本語<1><2>」の文法項目を網羅し、さらに間に教育実習が二回あります。教育実習が二回ある学校は珍しく、日本語教育を実際に受けている生徒に教えるため、相当緊張しました。


一文字も間違えないで授業を展開しなければいけません。

この間、スタッフがビデオ撮影をしてくれ、撮った映像は加工してYoutubeにアップしてくれます。

この動画を教案と一緒に就職活動のときに見せると、反応が非常によく、私が受講していたときの生徒は皆無事に日本語教師として舵を切っていきました。

Q:この養成講座を選んだ決め手は?

ヒューマンアカデミーなどの大手は、校舎が講義によって変わるのに対して、「船橋」という6ヶ月間同じ場所で、同じ仲間と一緒に切磋琢磨できることが大きな決め手でした。

また、大学に通いながらの受講で何とか3月までに修了したかったところ、それを実現してくれる場所は当校のみだったことも大きいです。

たとえば、私が見学に行った「ヒューマンアカデミー」では、校舎が講義によってあちこち変わり、3月までに終わらせられる見込みがなさそうに感じました。

その他の学校も大学卒業後、学校に通うのに際して交通の便が悪いのであきらめました。

Q:他のスクールと比較・検討しましたか?

ヒューマンアカデミーの日本語教師養成講座420時間コースの説明を聞きに伺いましたが、先程も申し上げたとおり、講義によって校舎が変わり、様々なところに行かなければいけないので、お断りしました。

講師・カリキュラム  4.0

受講した曜日と時間帯 月~金曜日の09:00~12:15
1日に受ける回数 1講座 45分×3回/日
1クラスの人数 11人
重視されていたカリキュラム 教育実習

実践の授業はサポートや質問などにもすばやく対応してくれて満足しています。

「みんなの日本語<1><2>」の文法項目を教えるときに、具体的に何を注意しなければいけないのか、また他の文法項目との違いを懇切丁寧に説明してくれて、それぞれの違いがはっきり分かりました。

理論の授業は先生によって教え方の質にばらつきがあり、たとえば「音声学」や「文法」は非常に詳しい先生が受け持っているため、自分の中に吸収できたと思います。

しかし、「歴史」や「外国人留学生の背景」の授業は先生がテキストを棒読みしている感があり、生徒たちは眠るのを我慢しようと必死でした。

授業料  5.0

合計 48万5,000円
内訳
  • 入学金:0円
  • 授業料:48万
  • テキスト代:5,000円「みんなの日本語」二冊

当校は「新卒者サポート割引」なるものが存在し、大学生で就職活動をしている人で、この講座を受けたい場合は、正規の授業料よりも10万円割引いてくれます。

また、電車で学校に来る人は、月1万円を上限に、電車代を請求することができ、遠くから来る人は格安の学校運営のアパートを紹介してくれます。そのため、中には福井から来ている人もいました。

なお、アルクのテキストは授業料に含まれていました。

教材  4.0

実践の授業に関しては教授が適宜追加のプリントを配ってくれ、内容も非常に素晴らしく、卒業後に必ず役に立つ場面が来るほど、ポイントをついたものでした。

たとえば、外国人が必ずつまずく自動詞と他動詞の部分(「切れます」「切ります」の違いなど)について、他動詞と自動詞をA4の紙一枚を縦に分けて、どう違うのか誰もが分かるようなプリントを配布していました。

実践のプリントをすべてまとめると、クリアファイル3枚分ぐらい必要になります。

理論の授業に関しても、追加プリントは豊富です。基本的にアルクの通信講座のテキストに沿った内容に少しプラスした内容のプリントです。

しかし、追加プリントも教授によってばらつきがあり、先程申し上げた「歴史」や「外国人留学生の背景」を扱っている教授はひたすら口頭で説明するため、理解するのに時間がかかりました。

スクールの運営スタッフ・サービス  5.0

欠席補講 欠席補講はありませんでした。他の生徒に聞いて、先生にプリントをもらって、質問する以外何もできませんでした。
自習室 席数も十分にあり、パソコン完備でした。
交流会 ありませんでした。

欠席補講はありませんでしたが、先生に常に質問できる環境があり、プリントをもらって分からない場合もスムーズに対応してくれました。

特に一番よかった点は「受講中に学校にあるテキストのモノクロコピーをとれる」ことです。

このサービスのおかげで、「みんなの日本語」の教え方の手引きの本を教育実習の前にコピーして家に持ち帰ってじっくり考えることができました。

その他の場面でも、「みんなの日本語」と他の教科書の違いを研究する時にコピーして持ち帰ることがありました。教科書は中級・上級のものもあり、合計すると150冊は越えていたと思います。

また、「みんなの日本語」の単語カードなども完備されていて、快適に自分の使いたい教材を選び出すことができました。

就職サポート  4.0

求人情報の量 学校からの提示はなし。講師の好意により、ネット上の情報を教えてくれる。
進路相談 二回目の教育実習が終わり、養成講座が終わる2週間ぐらいに日程が組まれ、先生との個人面談があり、その時により詳しく聞くタイミングがあります。就職活動は個人が好きなタイミングではじめていました。

教授陣の一人が、日本語教師の求人事情に非常に詳しく、何かと相談に乗ってくれる気さくな人で、安心して相談することができました。

応募するときに推薦状も進んで書いてくれ、ある一人は現在、フィリピンで国際交流基金のプロジェクトに参加しています。

先生がその都度インターネットに掲示されているお勧めの求人情報を持って来ていました。

ただ、インターネットだけの求人だけではなく、学校で個人的に扱っている求人も提供してくれたら、もう少し求人に幅が広がったかなと思っています。

その他の質問

Q:どのようなきっかけで日本語教師養成講座に通おうとしましたか?

大学4年生の時に、就職活動でスペイン語を生かした職がまったく見つからず、悩んでいた時に日本語教師養成講座の紹介を見て、「日本でスペイン語を深めるのではなく、外国で日本語を教えながら、スペイン語を深める方法もあるじゃないか!」と思い、当学校に連絡を取ったのが始まりです。

無事に卒業後、スペイン語圏に渡航し、現在日系の子どもたちに日本語を教えています。

Q:日本語教師養成講座を今検討している人に「養成講座の選び方」としてどのようなアドバイスをしますか?

日本語教師は「人の前で教えること」を重視した仕事ですので、できるだけ実践を重視している学校を選ぶようにした方がいいと思います。

日本語教育検定試験に受かった人は資格があるので、就職しやすいかと言われると、そうではありません。

実際、採用される方は養成講座を卒業した人が多く、面接の際も模擬授業を頼まれるケースがほとんどです。

その時に、検定試験に合格した人は模擬授業の試験を突破することができません。

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