元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

KEC日本語学院
420時間養成講座 口コミ

2016/06/13

総合評価  5.0

経験豊かな講師陣と少人数制のクラス

最も満足した点 素晴らしい講師と他の受講者との出会い
最も不満な点 他の養成講座と比べて少しだけ割高
リコリス(女性・37歳・兵庫)
年齢・職業 ※当時 35歳
スクール名 KEC日本語学院 神戸校
期間 2014年1月~2014年9月 *9ヶ月
受講料 合計 58万1,001円
資格・課程 日本語教師養成講座420時間修了
講座を選びに重視したこと 立地・欠席の振替しやすさ

私が修了したKEC日本語学院の「日本語教師養成420時間コース」は、大阪に2校、神戸・京都・新宿に1校と関西圏に校舎が多くあるのが特徴です。

昨今、日本語教師養成講座を開講するスクールの数が減った中、このように手広く養成講座を開講しているところはそうないと思います。

KEC日本語学院神戸校で学んだ9ヶ月間はあっという間でした。最初から最後まで、ただただ目の前の課題をこなしていくだけで精一杯。でも途中で諦めようという気持ちにはなりませんでした。

なぜなら私たち受講生のことを真剣に考えて、指導してくださる講師の方々がいたからです。

また、学校のシステムとして非常に助かったのが、仕事や用事などで授業が取れない場合、他校舎での受講も可能だったことです。仕事をしながら、子育てをしながら、色々な方が受講していますので、自分の予定やペースに合わせて勉強を進められるのはとても便利だと感じました。

また、他校舎で受講できるメリットに、いつもと違う講師から学べるということがあります。

もちろんどの講師も非常に熱心で頼れる方々でしたが、やはり教え方には個性がでるものなので、同じ文法でなっても十人十色、様々な教え方がありました。

今後日本語教師を目指して420時間コースを取られる方には、教え方のテクニック、またそれぞれの講師の考え方などを「盗む」ため、他校舎での受講もされることを是非お勧めします。

また、共に学びあった他の受講生とのふれ合いも非常に自分の糧になるものだったと感じています。前述した通り、色々な方が受講されているので、日本語教授に関することだけでなく、様々な話を皆でできたことで視野が広がったように思います。

神戸校は受講生の数がそれほど多くなかったので、余計に人と人との繋がりが構築できたのだと思います。

Q:この養成講座を選んだ決め手は?

私が養成講座を選ぶ時に重視したことは、「通いやすさ」でした。

まずは養成校のホームページをチェック、そして資料を取り寄せ、それから実際の授業見学とお話を聞きに行きました。

対応してくださった先生は授業内容・振替受講がフレキシブルに出来ること、そして修了生が国内・国外で活躍されていることなど、大変丁寧に説明してくださいました。

仕事をしながらでも続けられるかという不安はありましたが、大阪や他の校舎でも受講でき、また受講期間を自由に変更できるということで、「頑張ってみよう!」という気持ちになりKECを選びました。

Q:他のスクールと比較・検討しましたか?

養成講座を選ぶ時に迷ったのが「通学」か「通信」か、ということでした。しかし通信はよほどの精神力がない限り、途中でダラケてしまうと思い、近県で通える養成講座「ヒューマンアカデミー」「YWCA」そして「KEC」を検討しました。

講師陣が素晴らしいと話を聞いていたYWCAを受講したいと最初は考えていたのですが、自宅から通うには少し
遠いこと、また、受講期間が思ったより長くなるので断念。

ヒューマンアカデミーは最後に資料請求をしましたが、すでにKECに決めていたのでお電話をいただいた時にお断りをしました。

講師・カリキュラム  5.0

受講した曜日と時間帯
  • 基礎理論:月・金曜日の10:30~13:30/土曜日の10:00〜17:00
  • 初・中級演習:火・金曜日の10:30~13:00
  • 実習:土曜日17:00~19:30
1日に受ける回数
  • 基礎理論:180分×1回/週3日
  • 初級・中級演習:150分×1回/週2日
  • 実習:150分×1回/週1日
1クラスの人数 5~6人
重視されていたカリキュラム 実践/教育実習

座学の「基礎理論」は最初に学ぶカリキュラムで、日本語教授の基礎となる知識を学ぶものです。

ともすれば学生時代にあったような「ただ教師の話を聞く」だけの時間になりそうなところを、経験豊かな講師が日本語教育の現場の話も交えて解説・説明をしてくださり楽しく学べました。

また前回の授業の小テストもあったので、自宅学習の時間を意識して取るようになったのも良かったと思います。

受講生の質問への対応も良く、説明の時間がなかった時などは次の授業時にプリントにまとめて持ってきてくださるなど、講師の方から「良い教師を育てたい」という気持ちが伝わってきました。

また、KECは実践力をつけることを重視しているので、「初級演習」「中級/上級演習」そして「実習」(実際に外国人学生に受講生が教える)に多く時間を取っています。

私の場合は9ヶ月で終わるコースで、基礎理論は週に3回、演習は週に2回、実習は週に1回と養成校に通っていました。

仕事をしながら学んでいたので、毎日とにかく時間に追われていましたが、1年や2年のゆっくりコースにしなかったことで集中的に学んで修了できたのは良かったと感じます。

もちろん目標がしっかりあって、モチベーションを維持できる方は、無理ないペースで受講し、休みの時は日本語ボランティアで知識と腕を磨くのも良いと思います。ご自身の生活や勉強法にあったコースを選ばれると良いと思います。

授業料  4.0

合計 58万1,001円
内訳
  • 入学金:0円
  • 授業料:55万7,500円
  • テキスト代:23,501万円

授業料は少しお高めかな…という印象は受けましたが、大阪・神戸で受講が出来るスクールを比較して、受講期間・立地などを考えたらKECにして正解だったと思います。

教材  5.0

テキストは国内・国外でシェアNo.1の「みんなの日本語」を初級演習で使用していました。この教科書をしっかりと理解すれば、たいていの日本語学校の初級クラスでもやっていけると思います。

中級のテキストも書く・話す・聞く・読むの4技能をしっかりと伸ばすことを目的としたのもので、それぞれの
項目がどのような意図を持って設問されているのか学べたと思います。

学校で使用したテキストや配布物は、実際に現場デビューをしてからも使えるものばかりですので、非常にありがたいです。

スクールの運営スタッフ・サービス  5.0

欠席補講 DVD受講、もしくは次タームで欠席した分のクラスを受講
自習室 自習室はありませんでした。
交流会 特になし。

欠席や補講の連絡等は全てメールでやり取りをしていましたが、いつも丁寧なお返事をいただいていました。

台風で次の日が休講となった時は、メールのみならずお電話でも連絡をいただき、その時たまたまメールの確認が出来ない状況だったので非常に助かった覚えがあります。

学習環境は他の養成校を知らないので比較はできませんが、ホワイトボードやペンなの備品、参考書の類いなどきちんと揃っていたので不満に感じることはありませんでした。

就職サポート  5.0

求人情報の量 新着の求人はすぐにメールで知らせてもらえます。いつも求人は10件以上事務室に掲示されており、それ以外にも就職につながるような冊子や案内なども自由に閲覧できるようになっていました。
進路相談 初級の演習が終わり、中級に入る頃から就職を意識するようにと講師から指導がありました。講師が特定の学校を斡旋することもありますし、自分で気になる学校の求人情報を探してくる場合もありました。

現在教壇に立っている修了生、また、海外で教えてらした修了生を招いたセミナーなどを定期的に開催しています。

私も受講前に一度参加して、日本語教師という仕事について色々とお話を聞けたのは、自分のモチベーションアップにもつながり大変良かったと思っています。

求人情報は学校事務所に掲載されていますので学校へ行く度にチェックをして、その場で講師に質問もできます。実際の学校の話なども色々としてもらえたので、こちらも質問がしやすかったです。

また、メールで新着情報を配信もしてくれるので非常に便利で、今もかかさず読んでいます。就職についても、面接や模擬授業も講師が親身になって一緒に対策を考えてくれたのは心強かったです。

その他の質問

Q:どのようなきっかけで日本語教師養成講座420時間に通おうとしましたか?

昔から外国の文化に非常に興味があり、語学を勉強していました。しかし、ただその国の言葉が話せるだけでなく、自国の言葉を教えることができたらどれだけ有意義だろうかと思うようになり養成校へ通うことを決めました。

外国の方と触れ合うと、やはり日本のことを質問される機会もあります。その時にうまく答えることができずに歯がゆい思いをした経験があったことも、理由のひとつだと思います。

Q:日本語教師養成講座420時間を今検討している人に「養成講座の選び方」として どのようなアドバイスをしますか?

どこの養成講座もプライベートと両立させながらフレキシブルに学べるシステムを取っているかと思いますが、選ぶ時にしっかりと考えるべきところは、続けて通える場所かどうか、費用は適当か、授業見学に行った時の雰囲気が自分に合っているかどうか、だと思います。

私は総合的に考えて、上記のいずれも不安に思うことはなかったので、納得をして勉強を始めました。

420時間養成講座を始めようか悩んでいる方には、私はまず「どうして学びたいか」を何度も自分に問いかけて、それから上の3つをひとつひとつ検討していくことをアドバイスすると思います。

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