元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

養成講座420時間のスクールを選ぶポイント

実際に数あるスクールの中からどのように選んだらよいのか私なりの考えをまとめました。

首都圏であれば、2校ぐらいは見学をしてみよう

地方で養成講座が地域に1校しかないのであれば別ですが、首都圏で養成講座が複数あれば、1校だけではなく2校ぐらい授業見学や説明会に参加するのが良いでしょう。

複数の養成講座を比較してこそ違いが見えてきますし、また「こちらの学校の雰囲気が好き」といった感想も出てくるでしょう。

その上で、以下の点について気を付けると良いでしょう。

<1> 講師陣のクオリティ

私も養成講座で「講師の教え方によって、随分理解度が違う」と感じました。

〇〇大学で教えている・・・といった肩書きも大事かもしれませんが、やはり現場での話を盛り込んで話してくれる先生だと、より理論の授業でも理解が進みますし、後々役に立つと思います。

また、通う曜日と時間によって講師が異なることが多いです。「もし通うならこの曜日のこの時間」というのがあれば、同じ曜日・時間帯で授業見学することをおすすめします。

もし、授業の枠に選択肢があるのであれば、特におすすめ(人気)な先生を養成講座の事務局の人に聞いてみるのも良いでしょう。

<2> 授業の進め方・カリキュラム

何度も前述していることですが、私が通っていた養成講座は実技においても、講義形式が中心でした。模擬授業も実技の授業なのに1回。 グループでのワークなども全くありませんでした。

が、今回見学&取材したヒューマンアカデミーの実践授業では、随分違いました。グループになって意見を出し合う、授業を組み立てる、自分たちで考えることが中心。

これは現場でも対応できるように考える力を持った教師に育成するためのカリキュラムだそうです。そして、模擬授業の回数も2週に1回ぐらいの割合で全員が行っているようでした。

今回、初めて他の養成講座を見学させてもらい、養成講座によって、とっぴょうしもなく内容が異なることはありませんが、結構進め方等違うものだと少し驚きました。

<3> 通いやすさ

420時間コース、短期でなければ、通常1年~1年3ヶ月で修了です。これだけ長期間通うことになるので、通いやすさも重要です。※学校によっては、2年・3年コースもあるようです。

1:立地面

自宅から通いやすいか。 毎週通うことができるか。

2:補講制度の充実

特に社会人・学生・子育てをしながら、養成講座に通われる方が多いと思いますので、以下を確認すると良いでしょう。

  • 欠席した授業の振替授業ができるか。
  • 一度出席した授業にもう一度出れるか。
  • 欠席補講をDVD視聴でできるか。

私は時間があったこともあり、極力授業には出席しましたが、一度で理解が深められなかった講座は2回授業を受けました。

この制度のおかげで日本語教育能力検定試験も一発合格できたと思います。 時間に少し余裕がある方向けですが、一度出た授業にもう一度出席することができるかも確認すると良いでしょう。

<4> 金額

安いに越したことはありませんが、安かろう悪かろうにならないように安さだけに飛びつかないようにしましょう。

他より半額ぐらい安いとなると、なぜ安いのかも確認すると良いでしょう。

また、各養成講座で、受講料の割引システムや入学金免除のセミナー特典など用意されている場合もありますので、受講料が安くなるシステムがないか、確認しましょう。

ヒューマンアカデミー ・学生割引・ママ割引:5%割 割引制度
・ペア割:
紹介者へ最大3万円
相当商品券+申込者 最大3万円 入学金がOFF → 詳細
KEC日本語学院 特定のセミナー参加者は入学金21,600円免除
→ 詳細
大原簿記専門学校 特定のセミナー参加者は入学金6,000円免除
→ 詳細
多くの420時間養成講座 受講料が20%戻る(最大10万円)教育訓練給付金を利用できる講座が多数あり。
→ 詳細

→各養成講座420時間の受講料一覧はこちら。

※教育訓練給付金とは雇用保険を一定期間入っていた方の場合、指定の授業数を出席すれば、受講料が最大10万円(受講料の20%)修了後返却されるシステムです。

<おまけ>検定対策用クラスを受講するべきか?

スクールによっては、日本語教育能力検定試験対策用クラスを420時間コースとは別に設けているケースがあります。

もしくは420時間+検定対策用クラスが一緒になった別のコースが用意されています。

検定クラスを受講するか迷われる方もいらっしゃるようなので、ご参考まで。私は「検定対策用クラス」は私自身受けませんでした。理由は以下です。

※日本語教育能力検定試験は一度目の受験で合格しました。

  • 合格率20%の検定試験は通常の授業を受けて、しっかりと復習・自分で問題集を別途解くことで合格できる難易度だと思った。
  • 検定クラスを受講しても自分で勉強する量は大幅に減ることはないと思った。
  • 検定クラスに出席することで自分のペースで勉強できない。私自身、自分のペースでゆっくり勉強したいタイプなので向かなかった。
  • 検定クラスを受けてもその授業でやったことを消化できるか不安だった。
  • 当然ながら、受講料はさらに高額に。ただでさえ420時間のみでも高額なのに・・・

受講することで効率よく学習したい人には良かったと思いますが、私自身の学習スタイルと照らし合わせたときに、必要ないと感じました。あとは学習時間もその頃はたっぷり取れたという理由もあります。

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