元日本語教師による
日本語教師の実態レポート

日本語教師になるにはどうすればいいの?資格はいるの?どんな風に教えるの?
具体的な経験を交えながら、教師の仕事について
"元教師"が実態をお伝えします。

学校の授業で試行錯誤の日々

試行錯誤の日々

私が働いていた日本語学校は、就学生を対象とした学校だったので、生徒のほとんどが中国や韓国から来た学生たちでした。

授業は基本的に朝9時から12時ぐらいで、午前の部の初級クラスを受け持ちました。最初のクラスは、生徒さんたちの雰囲気もよく、仲も良かったので、とても救われました。

授業の準備は本当大変でした。確か、その時使っていた教科書は[新日本語の基礎]。 学校には教科書に即したピクチャーカードがあったのですが、それだけでは足りないこともあったりしたので、イラストを用意したり、カードを用意したり・・・ 授業の組み立てを考える以外にも、小道具のようなものの準備だったり、本当に授業の前日は、いつも夜中まで準備をしていました。

あと、教案を書くのも大変でしたね。

「教案ってなに?」と一般の方にはなじみがない言葉かもしれませんが、 教案とは授業をどのように進めるか書いた原稿のようなものです。

特に、新米の教師ほど、細かくこれを書かないと、絶対授業で失敗します(笑)! なので、いつも学校に向かうとき「教案は絶対に忘れないように」といつもカバンをチェックしたものでした(笑)。

大変な日々の中にも喜び

バタバタと忙しい日々でしたが、もちろん私を支えてくれたのは、教室やプライベートレッスンでの嬉しい出来事。

「先生のおかげで、日本語うまくなりました」
「先生はいい先生です」
本当に「いえいえ、みなさんが勉強したから・・」って思うんですが、
そんな風に言ってもらえると、誰だって嬉しいですよね!

それに、みんなの「あっ、わかった」という時のあの瞬間やみんなが楽しそうに授業に参加しているのを実感したとき、たまらないのです。

あと、課外授業で行った横浜の遠足なんかもとても印象的でした。みんなでお弁当を持ち寄って食べたんですが、男の子もみんな各国の料理を作ってきてくれて 「先生!これ食べて!」ってみんな勧めてくれるんです。食べきれないぐらいでした。どの料理も本当おいしかったです。

もちろん、全部が全部楽しいことばかりではありません。一方、質問にうまく答えられず、イライラっとされたり・・つらい出来事も多々あったのも事実。仕事は楽しいことばっかりじゃないですからね。つらいこともあって当たり前。

しかし、それを乗り越えるのは経験つけて、勉強して、自分に知識を付けていくしかないんです。でも、そんなに簡単に知識が付いてくるわけでもなく、生徒さんからの質問に答えられない度に、本当もどかしい気持ちでいっぱいでした。

※ もちろん質問は持ち帰り、後日答えていました。

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